✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ 7/9(月) ④落胆のあとに朗報来たり。でもまた落胆するのがこの仕事。

髪の毛を乾かして少し休憩したのが12時過ぎ。

なんだかとっても天気がいいから、海岸に椅子持って読書しに行こうかなと思ったけど、ようやく仕事に本格復帰したというのに、雑誌の連載以外、まだ文庫の書き下ろしという大きな仕事が決まっていないから、これはガマンしようと、家でもそもそやっていたら、夕方になって電話。

この前僕のプロットにボツ出しをした編集者。

 

この人は頭脳明晰で、物腰も柔らかく、編集者にはめずらしく理知的なタイプ。

(多くは、たとえ理知的であっても、アニマルが多い(^◇^;)。

しかし物腰も口調も柔らかいけど、ビシリときついことを本音で言っちゃう人。

でも、あやふやな態度をとってほんとの気持ちを出さないタイプより、はるかに気持ちいい。

 

僕が

(え、なんだろう……)

と思っていると、その僕の連載していた作品、あさっての会議に出してみますよとのことだった。

えっ……

もうてっきりダメだと思っていたから、急きょ新しいプロットを立て始めていたのだ。朝からずっと本を読んでるのは、その資料本に目を通すため。

 

いやあ、ほんとに零合星人だよなあ。細木数子さんの言うところの。それだけは信じちゃってるんだけど。

(ここを見ると、自分の星座と性格や運命の一部がわかります。http://www.plus-a.net/uranai/?y=1957&m=7&d=6)

 

もちろんこれが通るかどうかはまったく未知数。

ふだんだって未知数なのに、これは雑誌の連載という性格上、短い枚数で1話完結してるから、それを文庫化すると、20話ぐらい必要ということになる。

書き下ろし文庫というのは、人によるけど、たいていは3章(話)立て~5章立てが多く、せいぜい7章立てが最大限度ぐらいだから、20話なんていうものは前代未聞だろうと思われる。

 

はたしてその特異性が、出版社に受け入れられるかどうか、まったく読めない。

これまでになかった形態の小説だから、まずダメだと考えておいた方がいいと思っている。

だって零合星人って、彼女と初デートの約束をとりつけた直後に財布をなくし、青ざめた顔で学校や会社に行ったら、いきなりプロジェクトチームをひとつ任されることになり、小躍りしてチームのみんなと一杯飲みに行ってるところに、警察から電話があって「財布が出て来ました」と知らせを受け、なんて今日はついてるんだろうと家に帰ってみると、留守電に「やっぱり貴方とは相性が合わないと思うの」と彼女からお断りの留守電が入っていた……

なんて運命なんだもの(説明長いよ……)。

 

まあでも、たとえそうであったとしても、興味を示してもらっただけでも嬉しいこと。

なにも引っかかるところのない作家だったら、電話を切ったとたんすぐさま忘れ去られてしまうだろうから。

 

あとは天命を待つばかり。

もちろんやり始めたプロットも進めるし、他社に約束していた別ジャンルの第1章は、すでに話が無くなってるかも知れないけど約束したことだから書き終えて提出するし、文学賞に応募する作品のプロットと本文には着手したし、このうちひとつ終わったら、さらにまた別の出版社に作品を持って行かなくちゃならない。

 

人事を尽くして天命を待つのではなく、人事を尽くして天命なんか忘れてた、ぐらいじゃないといけないと思ってる。