✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

《結婚なんかしちゃあなんねえ!》⑤

ミトコンドリアによってもたらされた

《カスケード現象》って何だ?

前回、

ミトコンドリアは、狙った相手の細胞レベルにまで侵入して、内部からその細胞を支配してしまう」

ということについて述べたが、その時細胞内で起こる化学変化のことを「カスケード現象(効果)」と呼ぼうじゃないかと日本カスケード会議(主催;我が輩、メンバー;メル友2人)が決定した(^◇^;)。

本来カスケード現象というのは、少し違った使い方をするものらしいが、たとえば“意志決定”におけるカスケード現象というのは、どの会社の株を買おうか決める時などに直面する問題である。

当初A君はレンタルオフィスの株を買おうと思っていたのだが、アメリカではその親会社の業績がどんどん落ちているという衝撃的なニュース耳にした。

そこでA君は急遽証券会社に連絡してレンタルオフィスを取り扱う会社の株をやめ、ウイルスの検査機器を作っている会社の株を買うことにした。

しかし冷静になって考えてみると、レンタルオフィスの会社は株価を下げているにもかかわらず、新規参入の業者が次々と出てきたのである。そうするともしかしたらレンタルオフィスの会社の株かは底値を打っており、しかももしかしたら業種自体が悪いのではなく、買おうとしていた会社が買収していた他の業種の会社がコケたからではないかという気がしてきた。

果たして自分の選択は正しかったのかどうか、もうどうしようもない状態とはいえ、くよくよと過去を思い返して悩んでいる今日この頃である――つまりA君の知り得ないところで、誰かがこっちがいい、いやあっちがいいと情報を流し、たまたま数の多いウイルスの検査機器の株を買っておいた方がよかったかも知れないのだ。

そうした情報が、数え切れないぐらい集まっていくつかある選択肢に優劣をつけただけに過ぎないかも知れないし、あるいは10日後に調べてみたら、結論は真逆になっていたかも知れないのだ。

これが意志決定におけるカスケード現象(効果)というが、カスケード(cascade)とは、「階段状に連続する滝」を意味する。

ある情報Xが流れているところに別の情報Yが加わると、滝の流れが変わってZという新しい滝となって流れ始めるのである。

これはよく医学の方面で使われる概念であるが、これについてはまた次回。

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