✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ 8/25(土) ①なんだか気温は変わらないのに、涼しい。

断酒629日目。

6時過ぎ起床いつものように寝床でだらだらと体操。

起きてからも体操。

熱いシャワーを浴び、洗い終わった洗濯物を干し、いつもの朝食もどきを食べて休息後、また体操。

わずか1週間で、膝がよくなってる実感。

 

長時間書店やビデオ屋で同じ姿勢で突っ立ってたりすると、膝がこわばる。

昨日も落としたミニノート(欲しい本のタイトルだけメモしている)を拾うのに、

「んっ、うっ、む、うむむ……」

とちっちゃな声を出しながらゆっくり膝を曲げないとツライ。しかも完全には曲げられない。

しかしそれ以外は階段の上がり下り、歩行や自転車など、痛みをまったく感じなくなってきている。

こうなるとやる気も増してくるから、少しずつ種目を増やしている。

ヨガだのリンパだのは、膝がもっと好転し、かつ涼しくなってからの再開だな。

 

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こうしたリハビリとか体操とかは、最低でも1カ月、ふつうは2~3カ月たたないと判断がつかない。

でも、その時間がガマンできなくて、途中でやめちゃう人が信じられないほど多い。

これはクスリとかサプリにも言えてて、即効性がないものはすぐに

「效かない」

という結論を出してしまう。

 

花粉症の薬に「アレグラ」という抗アレルギーの薬があるが、市販の薬なんかよりずっと良く效くし(抗アレルギー剤というのがもともと、臓器移植の際などにアレルギーを起こさないために使うものとして開発された経緯があるから、眠くなるなどの軽い副作用以外に、病状が悪化するなどの重度の副作用はありえない)、しかも服用後眠くならないゆいいつの抗アレルギー剤なんだけど、服用してから効果が出てくるまでに、最低でも2週間かかる。

 

ところがこの2週間がガマンできずに、

「先生、あの薬ぜんぜん效きませんよ」

ということになり、医者の方だってただの標榜医で、アレルギーだの皮膚科の専門医じゃないから知識がなくて、

「じゃあもっと強くて即効性のある薬だしましょう」

と、抗ヒスタミン剤とか、かえって原始的な開発初期の薬に戻したり、あるいはよほどのことがない限り内服をひかえなければならないステロイド入りの抗アレルギー剤を出してしまう。

 

ところがアレグラをはじめとする第3世代の抗アレルギー剤は、カスケード現象といって、Aという物質ができるとA'という物質ができ、それがBという物質と化学反応を起こしてB'という物質を作り出し……という「滝の流れのような化学反応の連鎖」を、薬によって場所が違うが、数カ所で断ち切ってしまうから、市販の対処療法の薬と違って、効き目が比べものにならないほど強力だし、内部から治療しているために、服用をつづけていれば、鼻水だの喉の腫れだのがピタッと止まってしまう(だからこそ、アトピー性皮膚炎に用いられている)。

 

そうしたことはけっこう例が多くて、どうも日本人の患者というのは、即効性ばかりを求めて困るんだよねと、ある有名な皮膚科の先生のゴーストライターをやったときに先生がグチっていた。

(そうなると、せっかくの第3世代の薬が売れない→製薬会社が作るのをやめたり、第4世代の研究をやめてしまうということらしい)

 

確かに日本人は、せめて2カ月3カ月のスパンでさえ、長すぎて辛抱できないっていうせわしないところがあるような気がする。