✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

究極の寄生生物。

男とは、栄養分を吸いとる対象物。

本当にごく少数ではあるが、〝恐るべき寄生〟をおこなっているオンナが、僕のまわりだけで3人存在する。

その究極の生き方とは、

「気に入った男に子供をはらませる」

という驚くべきものなのだ。

元元オンナはオトコを選んで、その庇護のもとに生きてゆくというのがパターンであるが、それはあくまで「家庭を一にする」という前提がある。

 

ところが新種の寄生生物(〇〇女などとカンムリをつけるより、寄生生物と呼ぶべきだろう)は、まったく違う。

優秀な男の遺伝子を自分の子供に伝えることが、究極の目的であるのだ。

しかもそれは結婚という社会制度をぶっ飛ばし、直接卵子精子を取り入れるという非常に乱暴なやり方だ。

しかし「乱暴」という印象は、あくまでオトコ側の反応であって、当の寄生生物にとってはなんの意味もない。

それどころか、寄生生物の色香に迷ったのか言葉に幻惑されたのか、その子供が大学に入るぐらいまでは、金銭的な面倒を見続けなければならないという事実をすっかり忘れている。

子どもさえできてしまえば、子供好きの男にとっては、地団駄踏んで悔しがろうが口を極めて罵ろうが、結局は生活費を出す、最低でも補填してしまうものなのである。

そんな寄生生物にとっての遺伝子獲得の基準は、あらためて書けば以下のごとくである。

 ・高学歴・高収入であること。

  これに比べれば、顔や体形の美醜はさほど意味を持たないし、運動神経もあるていどあれば問題とはならない。

 ・おだてたり自尊心をくすぐったりすると、すぐにいい気持ちとなり、「わかった」と男気を見せようとするタイプであること。

 ・子供好きであること。

  高学歴・高収入のオトコの中には、時おり非常にストイックすぎるほどストイックな人物もいて、少しおだてたぐらいではまったく心を動かされない。一生涯子供の面倒をみさせようと画策している寄生生物にとって、これは場合によっては本妻によって慰謝料を払わされるか、涙ばかりの手切れ金で別れざるを得なくなるという、とても危険な存在である。

 そうしたストイックな男が選んだ本妻は、夫を責めるよりも「新たなライバル」である寄生生物に敵愾心を抱いてこれを駆逐ないし殲滅しようと図るため、夫婦喧嘩をするどころか夫婦一体となって結託するからだ。

 (一般家庭と同様、妻と2号さんとの違いは、どちらが早く付き合ったか、結婚という法的な契約を結んだかの差異に過ぎない。

「この女こそ俺が待ち望んでいた女だ」

と確信していたにもかかわらず、数年後にそれに勝る女性があらわれたって何もおかしくはないのである。ただ先に出会ったか後に出会ったかだけで、「本気」なのか「浮気」なのか、世間の評価が決まってしまう。

果たしてそちらの方がかえって「不純」であり、神への冒涜ではあるような気がしないでもないのだが)

 

 子供が好きかどうかがどのように大事な要素であるかは前述した通り。また顔というものは、その人間がいかに覚悟を持って生きているか、努力をして生きてきたかによって、年を取れば取るほど変わってくるものであって、きちんとした生き様を見せるオトコがモテるのは、我々が想像している以上である。

 つまり寄生生物にとっては取るに足らない要素に過ぎない。

こうして冷静にみてゆくと、やはり東大卒、あるいは京大卒で、有名省庁、あるいは誰もがうらやむような大手企業に勤めているオトコ以上にモテるオトコは存在しないのでる。

 

その上、顔も良く、スタイルも良く、運動神経に優れ、ユーモアがあり、世間のことにも興味があって、一般的な話ができたりと来ればば、これはもう鬼に金棒であろう。

 

しかも結婚に焦ることなく、理想のオトコが現れるまでじっと待つことのできるオンナというのは、誰もが振り返るような並外れた美人であると考えていいだろう。

場合によっては最強のライバルである本妻の裏をかきながら、そのオトコを籠絡してしまうのであるから。

 

そんないいオンナに

「あなたのためだったら何でもする」

「あなたの子供が欲しい」

「お金なんかいらないし、絶対に奥さんにはバレないようにする」

「私が好きになっちゃったんだから、迷惑をかけないように、自分でこっそりと育てる」

「貴方の優秀な血を受け継いだ子孫を、もうひとり増やすだけの価値が貴方にはある」

「明治の宰相だって、維新の英雄だって、お妾さんがいない方が珍しいじゃ無い。坂本龍馬だろうが佐藤栄作だろうが知らないけど、お妾さんは一人や二人じゃなかったはずよ」

などと濃密なセックスをするたびに耳元で囁かれて、「バカを言うな」

とはねつけられる東大卒の社会的成功者が果たしているだろうか。

いなかったら出てくるまで待つだけの女性は、同性のそれをはるかに上回る「女性力」を持っているのだから、あわてる必要はない。

オンナに磨きをかけるために、待っている間にジムに通ったり、ヨガで汗を流したり、大学の社会人講座で中断していた勉強を再開したり、右から左までほとんどの新聞を読んで世間の論調を頭に入れたり、料理教室に通ったりと、努力し続けているのである。

そんな生き物にかなうはずがないではないか……

 彼女たちが婚活パーティーなどに参加するのは、世の一般女性とは端から目的が違う。彼女たちが求めているのは、なんども繰り返すが、あくまで「優秀な遺伝子」なのである。

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僕の知り合いの女性は元キャビンアテンダントで、射止めた相手は子持ちの某有名官僚で、時間レースにも加わったぐらいだから、退官した後も高給が保証されている。

本妻に対するウソさえうまければ、子供の1人ぐらい増えても痛痒を感じないレベルのオトコなのだ。

もう一人は少しレベルが下がるが、某大手出版社の役員までやった人。すでに子会社の役員もやめ悠々自適の暮らしをしているが、このオトコは本妻にバレても慌てず騒がず、すぐさま2号宅で暮らし始めた剛の者である。

それだけにとどまらず、すでに本妻との間は冷え切っていたので、本妻の方がもらえるものさえもらえれば文句はないという立場に出たため、本妻と2号さんの立場が逆転してしまっているという珍しいケースで、これは例外。

もうひとりは又聞きなので良くは知らないが、ハンコで押したように、相手は売れっ子の医者。

東京の一等地に豪邸を建て、某女優とも付き合っていたという派手な生活ぶりだったそうだ。

そしてこの3者に共通しているのは、みなただの美人というだけでなく、才色兼備というのがふさわしい知的女性であるということだ。

この現実を見たときに、僕がまず感じたのは恐怖心であり、もしこのパラサイト的生き方というのが何百年も前から起こっていたのならば(平安貴族の歌などを詠めば、そうであるに違いないだろう)、決してここ最近起こったことではないと言うならば、これは誠に僕の認識不足であって、数百年いや千数百年も昔から、オンナという生物はその本能として、オトコを捕食して生きるクリーチャーだったということになる。

それが今や形を変えて、静かに拡大しつつあるのだ。

我々は細胞内のミトコンドリアというレベルだけではなく、現実の、目の前にいるオンナによって、実行支配されているのである。

嫌気細胞は好気細胞の塊であるオンナという別種の生き物によって、生きながらにして捕食され、絶命するまでそれが続くあわれな生物なのである。

 

この怖ろしい運命を回避する方法はただひとつ。

ゆめゆめオンナと結婚するなかれ。

なのである。

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★この項はいったん(?)ここで終了します(二度とないかも)。

次回からは、男の武器となり得る

「僕なりの文章修行術」

を始めるつもりです。

乞うご期待。