✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

《結婚なんぞしちゃあなんねえ!》⑨

「専業主婦」という日本独特の化け物(1)

問題を複雑にしているのは「専業主婦」の存在である。

戦前日本では主婦といえば専業主婦を意味していたが、昭和、平成、令和と時代が進むとともに、共働きをする主婦の方が多くなって来た。

この専業主婦というのは、間違いなく江戸時代以前から自然発生的に出て来た階級で、農村から街に出たときに、男は外で仕事、女は家の仕事と子育て、みたいな分業制度の原型が出来上がって大東亜戦争(太平洋戦争とも)前まで続き、大政翼賛会の右腕である大日本婦人会として、

「学徒出陣」

の演出までしてたという完全に体制に組み込まれてしまった婦人団体であったわけだけれども、まあ、これはどこの国でも同じだっただろうが。アメリカなんかキリスト教の裏付けがあるから、我が子を神の国を救えとばかりに戦場に送り出したのだから日本以上である。

(こうした歴史的背景もあって、二度と連邦政府の言うことにはだまされまいと、アメリカの分離独立主義者の思想はますます先鋭化しているのであり、これは実はトランプ大統領になぜか強烈な支持者が多いというバックボーンにもなっているのではないだろうか。

それにしても噴飯ものであったのは、池上彰らを中心とする大評論家の面々。ニューヨークタイムスとか、いわゆるアメリカの先進思想を取り入れているマスコミの論調ばかりをニュースソースにしているから、ヒラリーが勝つとおっしゃっていたが、そこにはアメリカの中西部などの古き良きアメリカ人たちの意見がまったく参考にされていなかったことがバレた)。

 

ところが戦後、民主主義という思想が駐日米軍によってもたらされ、なんの教育も説明も受けないところに強制注入された。

これが日本特有の「専業主婦」という化け物を作り出した発端なのではと、僕は理解している。

すなわち、自然発生的に町民文化とともに生まれてきた専業主婦たちが、明治政府に取り込まれ組織化されて、完全な体制側の組織として育てられていった。

そうして日清戦争日露戦争をへて大東亜戦争へとなだれ込んでんいったのである。

その思想というか精神というものは、そう簡単に無くなるものではなかった(徳川幕府の下では男女比という人口問題もあったけれども、それなりに自立して独自の精神を育てていたにもかかわらず、幕府が日本の百姓たちの中から出てきた明治政府によっていったんつぶされ、解体された上で、政府に都合のいいように作り替えられた上で100年もの歴史を背負った。

そこにいきなり民主主義の嵐が怒濤(ドトウ)のように押し寄せてきたのである。

つまり、主婦は家庭で働き、子育てをし、夫を陰で支えるものだったはずのところに、西洋型の自立した女の思想がある日突然スコーンと打ち込まれた。

 

ここに、現在の欧米の主婦のように、いったん大学をやめながらも、結婚あるいは同棲生活をし、子供がある程度大きくなってから再び、かつて自分が「こう生きたい」と思っていた職業に就くための勉強を再開するのではなく、

「結婚は永久就職」

という特殊で甘えた思想を構築したのである。

専業主婦として家庭を握り、他方でみ経済的に自立することなく男に寄生するという奇妙な独特の階層が作られることとなったのだ。

 

この日本で、誰が好き好んでみずから働きに出るなどといういばらの道を歩くだろうか。

それよりも、子供を盾にし、旦那を支配して働かせ、財布の紐は自分だけがしっかりと握るという、まさにいいとこ取りの階層を構築していったのである。

そしてこれは、真に西洋型の「自己理想の実現」を図ることなく、みごとに社会に寄生するという世界でも類型を見ない階層を作り上げる結果となった。

 

もう少し平たくいえば、

「男女の差なく自分の夢を実現するために努力していこう」

とする共働き家庭の主婦の思想と、江戸時代から発達してきた町民文化との都合のいい融合が起こったのだ。

 

だからこの日本においては、本来、「専業主婦」と「共働き家庭の主婦」とははっきりわけて論じなければならないのに、新階層の主婦たちは、都合のいいいところでは、

「家庭を維持していくには、男女同権できちんと役割分担してやっていくべきでしょう?」

という反論しにくい理論を前面に押し出しながら、逆に都合の悪い

「専業主婦はもう勉強も努力もせず、生きるための金は男に貢がせたらいい」

という暗黒面は、同性である「自立した女性」たちの陰にうまく隠してしまったのである。

 

そして男が少しでも文句を言おうものなら、目をつり上げてあからさまな敵意を見せながら男と戦うのは、「自立した女性階層」であり、寄生するネオ専業主婦たちは、彼ら彼女らよりもはるかに頭が良くて、議論の渦の中には巻き込まれないで遠くからほくそ笑んでいるだけなのである(意識はしていないだろうが)。

 

ここに、僕が結婚などしたらその女たち(ネオ専業主婦)の罠に自分から飛び込んでゆくだけなのだから、大変なことになるぞと警告を鳴らす理由があるのである。