✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ 7/11(水) ①こんなバカなことがあるかいッ!

アンケートは2回、葬式ごっこも 大津市長「和解したい」

2012年7月11日 00時37分

 記者会見で謝罪する大津市教育委員会の関係者ら=10日夜、大津市役所

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 大津市で昨年10月、公立中2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、市教育委員会は10日、生徒を対象にしたアンケートを2回実施していたと明らかにし、2回目の回答に「自殺の練習と言って首を絞める」「葬式ごっこ」との記述があったと発表した。

 市教委によると、2回目のアンケートは昨年11月上旬に実施。結果について学校から昨年12月に文書で報告を受けていたが、これらの記述を「見落としていた」と説明。十分な調査をしていなかったと認め、謝罪した。

 

「見落としていた」

こんなバカなことがあるかいッ!

この言い訳が通って、事件が終わりになったら、もうこの日本もオシマイだ!

 

教育委員会は当初、

「アンケートの回答はすべて伝聞で、直接見た者はおらず、確認できなかったので公表しなかった」

と言っていた。

ではどんな確認作業をしたかというと、なにもしていなかったことが判明。

翌日にはこれだ。

 

だいたい、バレたら関係者が記者会見場で立ち上がって深々とお辞儀するなんてパフォーマンス、全面的に禁止しなきゃダメだ。

まずそこから始めて欲しい。

謝罪まで日本全国横並びってなんだよ。

このポーズのそろいっぷりを見てくれ。まちがいなく頭を下げる練習してるぞ。

 

もしこれで終わったら、日本中の子どもたちが、学校や教師だけじゃなく、日本という社会そのものを信じなくなる。

 

都合の悪いことは隠し、バレたらあやまればいい。

でもそれは「運が悪かった」だけのことであって、しばらく時が過ぎるのを待っていれば、誰も責任をとらずに忘れ去られる……。

これが教育委員会だけじゃなく日本という立ち腐れつつある官僚社会の末端だ。

 

涙を流して記者会見したパフォーマンス市長は(それはそれなりに勇気ある行動だったと認めた上で)、この「ことなかれ謝罪」にもめげず、その発言どおり第三者委員会を作って事の経緯を明らかにし、この問題に携わった教育委員会のメンバー全員を

「ひとりひとり」

追求し、それらを包み隠さず世間に公表して欲しい。

 

個人の責任追及――もはやそれしかないというのに、これでもまだ進歩主義者、学者たちは、

「犯人さがしをするのではなく、今後その事件をどのように社会に活かしていくかが大切」

なんていかにも人ごとのような空論を吐き続けるのか。

学校に爆発物をしかけたという人間が出て来ても、僕は正直、とてもよく理解出来る。少なくとも教育委員会のこの腐った人間たちよりも、むしろ人間性があると思う。

 

前にも言ったが、官僚がいちばん怖がるのは、自分の姓名や顔写真、履歴などが白日の下にさらされることである。

組織全体の中に雲隠れして、全員で全員をかばい会う構図――これを崩すには、個人個人の追求しかありえないのだ。

 

ああ、朝から不愉快!