✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■5/3(金) 断酒914日目(130503)

時間を間違えて深夜起床。ごみ捨て後気づいて寝直し、起きたのが9時過ぎ。

ゆっくりと洗い物。シャワー。

加賀棒茶だけ買いに行こうかと思ったが、やはり出足が遅かった。また明日以降にしておこう。

今日からまた少し多めの執筆にするのに、いちばん書ける時間帯を買い物に費やしてしまってはもったいない。

もう少ししたら先日買っておいた鶏肉の味噌漬けを焼いて昼食の準備を。

 

■「食品の冷凍」というワザをようやく使いこなせるようになったので、しばらくの間だけ、冷凍庫の中身を使ったカンタン料理をクッキングブックからピックアップしておこうと思っている。これは買い物に使ったお金を含めて。

例えば部分別の豚や牛肉(バラ肉とか薄切りとか生姜焼き用の厚めの肉とか)、鶏、白身魚などそれぞれ考えずに作れるようにしておけば、逆に毎回料理に使う労力を減らせるんだとわかってきたし、主治医の先生のいうところの食事のバランスを前もって組み立てておけるし。

そして一回分の料理に豚のバラ肉だったらバラ肉でそれぞれ何グラムぐらいを使うかメモしておいて、次回はほぼその分量でラップで小分けしておくとか。

食事は大切だが、それは執筆と切っても切れない相互関係があるわけだから、同じ要素として考えた方がいいかも知れないと、料理へ費やすエネルギーの質を少し上げようかと思ったわけ。

これもまた、病気にならなかったらやろうとすら思わなかったことだし、病気イコーールすべて悪いこととは限らない。

 

■娘からメール。

朝起きたら、長年飼っていたセキセイインコのピッピが、止まり木から落ちて死んでいたという。

14年……長生きだった。

そして実に良くなれてくれて、肩から手のひらから飛んできては遊んでいた。

 

幼稚園の卒業だったか小学校に入ったばかりだったか、上の息子が元妻に

「犬が欲しい」

と言ったところ、実は僕もそのぐらいの年で飼っていたこともあって、いっしょに飼おうかと思っていたのだが、下の娘(という言い方はおかしいのだが)が生まれて間もないということもあって、

「小学校3年生になったら」

飼ってもいいと約束していたのだ。

人の言うことを素直に聞く子だったから、どうやら指折り数えて待っていたらしい。うこっちが忘れた頃になって、

「3年生になったから、犬を買って欲しい」

と言い出した。

僕はオーケーと言ったのだが、元妻は、

「結局散歩させるようになるのはこっちなんだから」

と不機嫌になり、

「貴方だって仕事で朝帰って来て寝てるだけじゃないのよ。誰が世話するかってなったら、つまりあたしじゃない」

とケンカになってしまった。

しかしそこを突かれれば、確かに昼夜逆転の生活を送っていた僕がそれ以上は強く言えない。

しかも子どもたちを見ていれば(自分が子どもだった時代も含めて)、きちんと最後まで世話をする子どもなど指折り数えるほどしかおらず、ほとんどの家庭で母親が世話をしていたのは確かだった。

 

その時息子がみせた寂しそうな横顔。

彼にとっては、親がウソをついたとしか思えなかったに違いない。

悔しそうだが、文句も言えず、ただうつむいて涙をガマンしている姿を見て、その日の夕方子どもたちを車に乗せて、大きなペットショップにまで行って、

「これでガマンしな」

と買い与えたのがそのピッピというインコだった。

何十羽かいるインコの中で、逃げるものが多かったのに、そのインコだけはなぜかタタタタッと走り寄ってきて鳴いたので、すぐさま

「これにしよう」

と選んだのである。

カゴからえさ入れ、水差しなどを一式買って家へ戻った。

インコならば……と思ったのだろう、元妻も文句は言わなかった。

あのとき、だいじに運んで来た紙箱をテーブルの上に置いてそっとフタを開ける時の息子の顔が忘れられない。

名前は彼が決めたもので、以来家に住んでいたのだから、今月が15年目の春に入った時ということになる。

まる14年。

人間の年齢に換算すると、112歳ということになり、かなりの長寿だった。

去年の冬まで元気だったらしいから、この数ヶ月で弱ってしまったということになる。

ついこの前までカゴから出せと騒いで、部屋を2~3周飛んでは自分からカゴに戻っていったらしいから、カゴの下に置いてある暖房と、カゴのした3分の1ほどを折って囲むようにしたお手製の透明なプラスチック板が、かなり暖かかったんだろうと思う。

それがこのところ、カゴを開けても出て来なくなっていたらしく、娘はそろそろさようならかも……と予感はしていたそうだ。

 

■夕食終える。

赤魚の粕漬け。新タマネギの味噌汁。目玉焼き。

今日は仕事の出だしに苦労してページ数はほとんど稼げず。

出だしというのは、仕事のパターン化。

言わば鋳物の型。

これを作って、ほぼマシンのように書いている小説家の話を聞いてから、僕もやってみようと実現に苦労しているところ。

というのは、鋳物の型が悪ければ、売れない作品の量産という結果となってしまうサイアクのケースもあり得るから。

このパターン化については以前も触れたはずだけれども、もういちど書いておこうと思う。

明日以降かな。

今日はちょっとノート片手にだらだらしながら考えたい。

 

■考えながら寝ていた(-◇ー;)。

この睡魔もだんだん感覚が開き始めているから、これが治ってくると体にエネルギーが出来はじめてくるような気がするんだが――また先生に聞いてみなくちゃ。

 

■結局今日はあれからちょこっと進んだだけ。

明日のメニューを考えながら、肉をひとつ冷凍庫から冷蔵庫におろして解凍中。

Amazonの順位も、14万位に限りなく近づいており、あと一度浮上するかどうかで今回も終わるだろう。

とにかく無理をしないで、料理とクスリと食後の昇降運動と執筆を繰り返すのみ。

また明日がんばろう。