✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ 若いときはホント、大変だったけど……

『Tarzan』のパックナンバーを見ているとき、読んでいなかった記事の中に、アーティストで画家のGOMAさんの記事が載っていた。

 

GOMAさんは3年前、追突事故で記憶の一部が消え、新しいことを覚えにくくなったりする高次脳機能障害に悩まされるようになったという。

そこで運動で脳を活性化させようと、ウォーキングから始め、ランニングへと移行し、その後ヨガスタジオに通い始めたら大きな変化があったと。

 

「ヨガを毎朝2時間、ランを週3日続けることで、バラバラになった断片がつながるようにいろいろな記憶が甦ってきました」

 

という。

オーバーワークを懸念して、週2回のジョギングにしてるけど、朝の体操で1時間半、プラスピラティスだのヨガだのやっているから、およそ3時間強は身体を鍛えたりメンテナンスをやっていることになって、なんだか偶然だけど、GOMAさんと同じような生活形態になってると驚いた。

 

その他手持ちの本を読んでいても、完全な夜型人間がムリに朝方にするとモチベーションが落ちてしまうけれども、そうでないなら、誰にも邪魔されない朝にトレーニングをする方がいいと書いてある本が複数あった。

 

もちろん会社勤めをして、夜も残業が多ければなかなかそうは行かないだろうけれども、僕のように若いピークの段階を過ぎてみると時間に余裕ができるようになっていたし、組織の中では自分で自分のスケジュールを組み立てやすくなっていたことは事実。若くて、子どもが小さいころは、これはもう家族を養うためにしかたのない時期だと思ってがんばるしかないと思うけど、朝1時間でもなにか運動することは、人間のリズムにもあっているらしい。

 

これは最近流行の「裸足感覚のラン」として、各メーカーがさまざまなシューズを出すようになっているけれども、それを特集した記事の中にも、人間は本来起きたらすぐに走り始めるような生活をしてきたとあって、それが実はふつうなのだそうだ。

勤め人の中にも、自転車通勤をする人間が増えているし(それを容認する企業がやっと増えてきたということも大きいだろうけど)、ひと駅ふた駅歩く人間もけっこう周囲に存在していた。

僕自身も現役の勤め人だった時代は、9階にあるフロアまでのなんどもの往復に、すべて階段を使っていたなど、人それぞれやろうと思えばやれることはあると思う。

 

こうしたことに若いうちから気づいていれば、今ごろはノーベル文学賞を取れていたと思うと、重ね重ね残念でならない(とれねーよ)。

若い人、結婚して15年ぐらいがいちばん大変な時期だろうけど、がんばってください。人生の後半に入ったときに、好きなことにチャレンジできるエネルギーを残しておくためにも……

と、しみじみ思ってしまいました。いろんな意味で。

(説教ではありません)