✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ 30年も続いた悪癖は、なかなか直るもんじゃない (-ω-;)

退社を機にして、めちゃくちゃだった生活リズムを戻そうと努力を始めたのがもう十年もむかしのことになる。

ところがしみついた悪癖というのはなかなか直らないもの。

なにしろ宵っ張りのクセは、中学のときに初めて買ってもらったラヂオで、当時の学生のほとんどが聞いていたんじゃないかと思われる深夜番組を聴き始めたときからだから根が深い(セイヤングとか、そういうやつですね(^◇^;)。

大学に入ってからは朝まで放蕩。勉強などほとんどしないで、好き勝手なことをやっていた。

会社に勤めたら勤めたで、先ほど書いたように自由な社風。そのうえ“ドラクエ”が大ブレイクした時代だったからたまらない。会社の先輩も後輩も関係なく、夜中テレビのあるコーナーに陣取り、いわゆるゲームライターと呼ばれる人間を仕事でもないのに呼びつけ、

「おおうなるほど。そこで宝の箱が出るわけね」

「あ、そういう順番じゃないと、鍵が開かないのか」

などとやっていたのだから始末に負えない。

もちろん目の前にはウイスキーから日本酒までいただき物の酒瓶が山と積まれ、近所の居酒屋だのスナックだのから電話で取り寄せて食べ放題飲み放題(取りに行くのは若い僕らのような人間)。

ゲームをやっている間に、筆の遅いライターやアンカーマンの仕事を待っているのだから、仕方がないと言えば仕方がない仕事だったのだが……そうした遅筆のライターを担当してしまうと、原稿が上がるのと陽が昇るのがほぼ同時。

それから原稿をチェックし、修正部分やルビに朱入れをし、ひどい部分は自分で直した方が早いからライターにタクシーを呼んでやってから自分で原稿を切り貼りし(ワープロ時代の直前は、そんなことを実際にやってた……ホントに原稿を切って、別の場所に糊づけしたりしていたのである (-ω-;)。しかしふり返ってみれば、その時代にそうした作業をしたからこそ、ほとんど見直しをしないで500枚近くの原稿を構成を破綻させることなく仕上げられるように鍛えられたのだけれど……)、自宅に戻るのが朝の9時10時なんてことはめずらしくもなんともなかった。

つまりは中学入学以来30年近く、もう寝ないと死ぬというところまで起きていたわけだから、その悪い生活パターンは、なにかの拍子に今でもヒョイと頭をもたげてくる。

さて、そろそろまた寝直さなきゃ……