✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

断酒855日目(1300305)

断酒855日目。

昨夜23時前就寝。

4時5時と目が覚めて7時覚醒。

起き上がる前にこれだけはやりましょう、という膝の関節運動というより腰をひねる運動を30往復ほどやるが、やはり疲れている。

それ以上まったくやる気起こらず。

7時半起床。

ろくな料理をつくってないから、生ゴミもほとんどなし。よってごみ捨て無し。

石の造詣が深いフリーライターのSさんからいただいた「釜煎り茶」を丁寧に淹れて飲んだら、少しく人心地がつく。

このお茶は、熊本県八代市で作られている大変貴重なお茶のようで、甘みがあって美味しい。

(Sさんに教えていただいたのだが、船本繁男さん(69歳)が山間部で作られているのだが、青柳製釜煎り茶を今に伝えているのは、県下に2人しかいないのだそう。

参照サイト→http://www.tkfd.or.jp/research/project/sub1.php?id=148

 

そういえば僕は、静岡のお茶とか狭山のお茶とかよりも、福岡の八女茶が好きだったりするし、焼酎だの鶏の新鮮な臓物の刺身だの、柚子胡椒だの、けっこう九州の味が舌になじむようだ(お醤油のぞく。関東の僕には甘すぎる)。

 

Sさんは石への造詣が深く、たとえばこの本を読むと、京都の石灯籠についてがとてもよくわかる。

f:id:blueseashell:20130305103339j:plain『京石工芸 石大工の手仕事』現代書林

 

とても丁寧な取材をして書かれた名著で、西村さんの肉声が聞ける貴重な本。

鎌倉は極楽寺の忍性の墓は、4月8日の花祭りの日にしか公開されないのだが、彼女の説明を受けて見学に行ったのは、いつのことだったか……。

 

 

そんなこんなを考えながらぼうっとしてたら、もう8時過ぎ。

急いで着替えて近くのオーケーストアまで。

外税で1パック95円の卵、11時にはもうたいてい売り切れちゃうから。

とにかく茅ヶ崎市役所のおかげで来週月曜日まで金欠もいいとこ。

明日は東京に出て打ち合わせをしなきゃならないので、2500円はどうしても取っておかなくちゃならないし……

 

開店と同時に入ったら、落花生をくれた(^◇^;)。

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「熱烈なオーケーファンの2013年のお幸せを願って」

……。

まあ熱烈なファンなのかもな、おいら。

それにしてもピーナツじゃなくて皮付きの落花生なんか食べるの、何年ぶりだろう。

千葉に住んでいたときは、落花生が特産だった八街市の隣りだったから、よく食べていたんだけど。

あれは商品として出来上がったときがほんとに美味しい。お米も蕎麦もそうだけど、農業製品もやっぱり出来たてが美味しいんだよなあ。

 

カナダドライクラブソーダを1本買って、落花生片手に海浜公園へ。

何気ない風景に幸せを感じるのは、年をとった証拠なんだろうな。

退屈な風景と退屈な人々と退屈な自分。

陽射しが暖かくて、ジーパンを通り抜けてくる太陽が熱いぐらい。

f:id:blueseashell:20130305084532j:plain

 

落花生と炭酸水の朝食か……。

 

 

 

そのまま海辺へ。

波がなくて青いパレットのよう。

江の島の真上に太陽があって、なんだかカメラもまぶしいのか、ぼやけて写る。

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暖かい日でよかった。

昨日の今日、もしどんよりとした曇りの日だったら、気分は爽快どころか陰鬱だったと思う。

なぜかわからないけど、過去のように、原稿を仕上げたという喜びがまったくなかったのだ。

ただひたすら、疲れた、終わったという感じ……

 

ブランクが長すぎたから?

長かったのにこのレベルしか書けなかったという自己嫌悪?

茅ヶ崎市役所とのケンカや佐倉市役所との会話?

明後日娘が高校を卒業するというのに、出席できない寂しさ?

今年やりたかったことが、ぜんぶ娘の定期代に消えてしまいそうだから?

いやきっと、娘が感じるであろう惜別の情が、遠くここまで伝わってきたのだろう。

あの、娘が小学校を卒業する間際に家を出て行った時の感覚が、甦ったのかもしれない。

 

だから、今朝は、太陽が助けてくれたんだと思う。

いつも誰か、何かが救いの手を差し伸べてくれる。

僕はラッキー。