断酒855日目(1300305)
断酒855日目。
昨夜23時前就寝。
4時5時と目が覚めて7時覚醒。
起き上がる前にこれだけはやりましょう、という膝の関節運動というより腰をひねる運動を30往復ほどやるが、やはり疲れている。
それ以上まったくやる気起こらず。
7時半起床。
ろくな料理をつくってないから、生ゴミもほとんどなし。よってごみ捨て無し。
石の造詣が深いフリーライターのSさんからいただいた「釜煎り茶」を丁寧に淹れて飲んだら、少しく人心地がつく。
このお茶は、熊本県八代市で作られている大変貴重なお茶のようで、甘みがあって美味しい。
(Sさんに教えていただいたのだが、船本繁男さん(69歳)が山間部で作られているのだが、青柳製釜煎り茶を今に伝えているのは、県下に2人しかいないのだそう。
参照サイト→http://www.tkfd.or.jp/research/project/sub1.php?id=148)
そういえば僕は、静岡のお茶とか狭山のお茶とかよりも、福岡の八女茶が好きだったりするし、焼酎だの鶏の新鮮な臓物の刺身だの、柚子胡椒だの、けっこう九州の味が舌になじむようだ(お醤油のぞく。関東の僕には甘すぎる)。
Sさんは石への造詣が深く、たとえばこの本を読むと、京都の石灯籠についてがとてもよくわかる。
『京石工芸 石大工の手仕事』現代書林
とても丁寧な取材をして書かれた名著で、西村さんの肉声が聞ける貴重な本。
鎌倉は極楽寺の忍性の墓は、4月8日の花祭りの日にしか公開されないのだが、彼女の説明を受けて見学に行ったのは、いつのことだったか……。
そんなこんなを考えながらぼうっとしてたら、もう8時過ぎ。
急いで着替えて近くのオーケーストアまで。
外税で1パック95円の卵、11時にはもうたいてい売り切れちゃうから。
とにかく茅ヶ崎市役所のおかげで来週月曜日まで金欠もいいとこ。
明日は東京に出て打ち合わせをしなきゃならないので、2500円はどうしても取っておかなくちゃならないし……
開店と同時に入ったら、落花生をくれた(^◇^;)。
「熱烈なオーケーファンの2013年のお幸せを願って」
……。
まあ熱烈なファンなのかもな、おいら。
それにしてもピーナツじゃなくて皮付きの落花生なんか食べるの、何年ぶりだろう。
千葉に住んでいたときは、落花生が特産だった八街市の隣りだったから、よく食べていたんだけど。
あれは商品として出来上がったときがほんとに美味しい。お米も蕎麦もそうだけど、農業製品もやっぱり出来たてが美味しいんだよなあ。
カナダドライクラブソーダを1本買って、落花生片手に海浜公園へ。
何気ない風景に幸せを感じるのは、年をとった証拠なんだろうな。
退屈な風景と退屈な人々と退屈な自分。
陽射しが暖かくて、ジーパンを通り抜けてくる太陽が熱いぐらい。
落花生と炭酸水の朝食か……。
そのまま海辺へ。
波がなくて青いパレットのよう。
江の島の真上に太陽があって、なんだかカメラもまぶしいのか、ぼやけて写る。
暖かい日でよかった。
昨日の今日、もしどんよりとした曇りの日だったら、気分は爽快どころか陰鬱だったと思う。
なぜかわからないけど、過去のように、原稿を仕上げたという喜びがまったくなかったのだ。
ただひたすら、疲れた、終わったという感じ……
ブランクが長すぎたから?
長かったのにこのレベルしか書けなかったという自己嫌悪?
茅ヶ崎市役所とのケンカや佐倉市役所との会話?
明後日娘が高校を卒業するというのに、出席できない寂しさ?
今年やりたかったことが、ぜんぶ娘の定期代に消えてしまいそうだから?
いやきっと、娘が感じるであろう惜別の情が、遠くここまで伝わってきたのだろう。
あの、娘が小学校を卒業する間際に家を出て行った時の感覚が、甦ったのかもしれない。
だから、今朝は、太陽が助けてくれたんだと思う。
いつも誰か、何かが救いの手を差し伸べてくれる。
僕はラッキー。