■ 8/10 ①朝からジャンクフードを食べてしまった……
断酒614日目。
6時半覚醒。そのまま布団で股関節のみストレッチ。
洗濯機をまわして食材を買いに。ところが急にマックを食べたくなって、コーヒーと一緒に9カ月ぶり以上のジャンク・フード(朝から食べたのは何年ぶりかわかない)。
これを朝から毎日のように食べて、昼はとんかつ定食だの鶏の唐揚げ定食だの、夜はビールに焼き鳥やってたら、半年もたたないうちに確実にデブるだろうなあ……と考えながら自分の腹の脂肪をつまむ。
2年以上前、まったく油物を受けつけなくなり、みるみるうちにやせていった。
70キロ後半ぐらいだったはずの体重が、もっともひどい時には60キロ前半にまで落ちてしまったから、体力も激減してしまった。
なにしろ魚の脂でさえ戻していたんだから、今から考えたら信じられない。
で、体力を取り戻すために、油物が少しずつ食べられるようになって来てから、サラダ油は極力摂らないようにするかわりに、オリーブ・オイルを積極的に摂るようにした。
ところが人間の体というのは、どこかで長年のバランスを摂ろうとするものらしく、酒を完全にシャットアウトしたと思ったら、急激に甘い物が欲しくなるようになってしまって、この糖分とオリーブ・オイルとで、体重がもとに戻ったのはいいけれど、コントロールというのは難しいもので、こんどはベスト体重を超えて、82キロほどになってしまった(僕の場合、体がベストだと感じるのは75キロぐらい。これ以上だとどんどん重く感じてくる。水泳を始めたら体重増は止まってくれて助かってる)。
BMI指数でいくと、「肥満度1」に足の指先が入った程度。
まあ、筋肉があるから肥満体ではないんだけど(このBMI指数とか標準体重とか理想体重でいくと、ジムに通って筋肉をつけた人間は、全員デブということになってしまう。筋肉というのは実は脂肪より質量があるため、こうした計算方法はあくまで目安にしかならない。だから、短期間で体重が1キロ増えたとか減ったとか、一喜一憂するのはあまり意味がない。ちなみに筋肉は脂肪の1.2倍の質量あると考えればいい)、そろそろ体重を刈り込み始めないとならない。
そうじゃないと、肉体も精神も同じように、いったんある方向に進み始めると急ブレーキがきかず、徐々にじゃないと止まれなくなるから(あくまで僕の実感)、さらにデブ方向に進んでしまうおそれがある。
僕の場合はさっき書いたように、脂質より糖質を抑えないとならないようで、なぜかというと、体がいまだに酒の代替物を要求しているのは間違いないから。
と、原因はわかっているのに、やめられないんだよなあ……なかなか。
で、この「わかちっゃいるけどやめられない」という気持ち、欲求が、お酒に対する物と同じだということに気づくと、人間の欲望というものがいかに根深いものか、ちょっと怖くなってくる。
この欲望を甘やかして、
「小腹が空いたから、寝る前だけどおにぎり1個ならいっか」
なんてことしてると、必ずエスカレートして、やがておにぎりが焼きそばになったりラーメンになったりしていくことは、周囲を見ていてもまず間違いない。
ちょっと要注意だなあ。