✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ 8/3(金) ⑦これでもまだ国民をだましつづけようとしている経産省の役人って……

次々とボロが出てくるなあ……

というより、もう隠しようがなくなってるんだろうな。

 

 

エネ庁の圧力で脱原発検討先送り 原子力委、文書の影響認める

2012年8月3日 19時11分

 経済産業省資源エネルギー庁の原子力政策課長が、国の原子力委員会に脱原発の検討をしないよう文書で圧力をかけていた問題で、原子力委がエネ庁の意向を受けて検討を先送りしていたことが3日、関係者の話で分かった。

 原子力委関係者は、課長の文書や、その後のエネ庁とのやりとりが原子力委の議論の進め方に影響したことを認めた上で「経産省の審議会で進んでいた原発比率の議論を邪魔しないようにしようとの結論になった」と明かした。

(共同)

 

 

原子力ムラの中にも、原子力は夢のエネルギーだと純粋に信じ込んでいた学者などから、

「もうこれはいかん」

という反省が出て来てるんだと思う。

(頭のいい科学者や研究者の中には、一般人だったら通用する常識がまったく欠落している人間がいる。これは理系の大学の附属中学高校に通っていた僕が、理系クラスの人間を見てときどき感じていたこと。勉強はできるけど、なにかが欠けているのだ。こいつにだけは手術して欲しくないという人間がたくさんいた)

経産省の中にも当然派閥争いがあるだろうし、ムラはもう決してもう一枚岩ではなく、細かい亀裂がいっぱい走ってるんだろうと思う。

 

繰り返すけれども、僕はお金をもうける行為を否定的に考えなどしていない。

商売というものがなくては、人間の社会は成り立っていかないのだし、儲けたいと思う人間はどんどん儲ければいいと思う。

ただしそれが、周囲の人間を不幸にしたり、社会的な害悪をまき散らすとなれば、これは重大なルール違反だ。

むかしで言えば、

「商人道にもとる」

というやつである。

原発はその「周囲の人間を不幸にする」可能性を秘めた最大の暴力だと思う。

お金はなくてもいいから、毎日を、その瞬間を、家族とともに大事に生きていきたいと思っていた人間は、原発被災者の中にも大勢いるだろう。

停電があったら入院患者が困るとか、商売ができなくなるとか、そんなものは人の命や人生に比べたら屁のようなものだ。

 

国に無駄金を使う余裕があるのならば、たとえ広域で停電になっても、入院患者のいる病院だけは電気が優先的に流れるような配線をすることなんてさほどむずかしくはないだろうし、変電所が電気を止めるケーブルの順番を決めておけばいいではないか。工場の密集地の地下にでも、数日間供給可能な巨大蓄電装置を作っておくなんて、すぐにでもできる技術じゃないんだろうか。

 

毎日のように腹立たしいニュースが続くけれども、こうした内部リークのようなものが出始めていることだけは、少し明るいニュースだと思う。

 

※しかしなんだって、この課長の個人名を伏せるんだろう(もちろん関係者の名前もだが、しかしこちらは名前を伏せるならという条件で情報提供をおこなっているだろうから仕方がないと思う)。こうした自主規制がいったいなんの意味を持つのか、海外の新聞だったらあり得ないだろうと思う。