✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ 7/7(土) ⑨人口減の先にこそ幸せが待っているような……

あっという間に今日という日もオシマイ。

ひさしぶりにシャワーじゃなくて湯船にゆっくりつかったら、かえって疲れが出ちゃったみたいで、夕食前からいままでなんとなくぼんやりと……

結局執筆ゼロで本を読み進んだだけ。

明日からは付箋を貼った部分をノートしなくちゃ。

 

こうやってこの年齢も、あっという間に過ぎ去って、来年の誕生日を迎えているんだろうなあ。

寿命を仮に15年と決めてみたけど、そしたらあと14年というわけか……

うーん、この大の子ども好きの僕は、孫に会うなんてことはたぶんないんだろうな。

会えるとしても、この晩婚の時代、きっと病床でまだ小さい孫たちの手を握るぐらいしかできないだろう。

僕がおじいちゃんにいろんなことを教わったように、僕も孫にいろんなことを伝えてやりたかった。

それは出来ない可能性があるから、子どもたちになるべく伝えておいて、それを僕の死後、孫に伝えて欲しい気もあるんだけど、子どもたちは子どもたちで必死にこの日本という没落しつつある国で働いていかなくちゃならないわけだし、ひとりはとっくに、もうひとりも親離れしつつあるから、そんなチャンスも少ないだろう。

 

まあでも、東京に直下型の大地震が起きたり、東海や南海で大地震が起きたり、そうした影響でまたどこかの原発がとんでもない事故を起こすかも知れないんだから、孫たちも生まれてこない方が幸せかも知れない。

 

僕の世代からちょっと下ぐらいまでは、まだ生きるのが面白い時代だったけど、これからは世界的な競争が始まって、とても面白いなんて言っていられない時代がやってくるだろう。

 

人口が減るということで、官僚や経済界、大多数の学者たちが危機感を表明しているけど、いまのこの日本じゃ、なるべくしてなったということだろうな。

この日本には、もうそれほどたくさんの日本人はいなくてもいいような気がする。

それが、明治維新で生まれて立ち腐れしつつある国家官僚以下の支配階級が導いてきた結果だもの。

今さら子ども手当なんかで人口が増えるはずもないし。

 

これからの時代は、相性のあったカップル同士が一緒に暮らし、子どもなど作らないで互いをいたわりあって生きていくという“超個人主義”とでも言うべき社会へと移行していくような気がする。

そして日本という国土に身の丈のあった人口数にまで減った時、すなわち国家が縮小して名実ともに世界の三流国となったとき、ようやく人々は安息の地を見いだし、日々の生活にこそ幸せがあるんだということを噛みしめることになるような気がする。

 

これが明治政府の富国強兵という膨張政策の結末であるとしたら、なんという皮肉だろう。