✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ 7/6(金) ⑤今日という日に決心したこと(1)

畳の上に寝転がって、今朝図書館から借りてきた資料の読書。

時おりうとうと。

お茶を淹れてまた読書。

時おりうとうと。

 

天井を見上げながら考えた。

二重人格になろう。いや三重人格でも四重人格でもいい。

必要な人数分だけ、脳内に別人を作ろうと思った。

 

今ののペンネームは、あくまで生活費を稼ぎ出すための方便として、版元の要求通りの作品を仕上げる名前に徹してしまおう。

 

このことについては以前から漠然と考えていたことだったけれども、病気の療養が順調に進むようになったこの晩春ぐらいから、その思いがますます強くなっていった。

 

雑誌の連載以外、この1年半、ほとんど休業状態であったこともあり、新たなペンネームを使って再スタートを切りたいと思っていた。

そこに今回のボツ宣告である。

(ああ……自分のやりたいことと、生活費をかせぐこととを、ごっちゃにしちゃいけないな)

と、ようやく気がついたのである。

 

このジャンルの既成概念を打ち破る作品を書きたいとは前々から思っていたのだが、それには別ネームにした方がなにかと都合がいいだろうという技術的な側面もある。

そしてまた、さっきまでAという原稿を書いていた自分と、今Bという原稿を書いている自分、そして寝る前にCというプロットを考えている自分、翌早朝ヨガでもやりながらこれまたDというプロットをぼんやりと思い浮かべている人は、すべて別人なのだと思い込んだ方が、この僕の非論理的な頭脳には整理のしやすいやり方ではないかと思ったのだ。

 

現在別の出版社への根回しをしてもらっている段階なのだが、実はそこに持ち込もうと思っていた作品は、もともとこれをボツ出しした出版社に持って行こうと思っていたものだった。

しかしこれはさすがにその社の路線からは逸脱してしまうだろうと、みずから提出をやめて別の出版社に持って行くことにしたものだったのである。

 

しかしボツを食らっても、この作品が面白いという自信に揺らぎはない。

自分ももと編集者であったから、自分の作品を客観的に眺めるだけの目は持っているつもりだか

ただ、たまたまその社の路線や読者層に合わなかっただけなんだと、これはまた別の出版社に持ち込むことにした。

これでひとつ解決。

 

しかしみずから提出をやめた最初の方のプロット。これを根回ししてもらっている別の出版社に提出するのもやめようかと、ふと思ったのである。

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それはそれとして、みずから提出をやめた方のプロット、これについては1年近く構想を練った作品なので、これは

 

今回のプロットでさえも既製路線と違うという