✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ 7/5(木) ②誕生日前日、ひとり鎌倉を歩く。

昨日すでに書き始めた新プロット&本文、調べ物をするうちに、まだ誰もやったことのない大きなテーマが含まれていたことに気がつく。

同じジャンルの中の、そのまた書き下ろし文庫という世界で、新機軸が打ち出せるかどうか。

果たして結果がどうなるかは実際に書店の店頭に並んでみなければわからないけれども、まだ誰もやったことのない設定を見つけ出したことだけは事実。

予想もしていなかったのに、偶然金鉱脈をみつけたようで、まさに小躍りしたいような気分だった。

思索を深めたいと、ひとり鎌倉へ。

どこでも良かったのだが、なるべく近場で、適度な人混みと適度な静けさを兼ね備えたところとして、鎌倉を選んだ。

明日はぼくの誕生日。

人生の思索をも兼ねる地として、なんだか鎌倉こそふさわしい気がしたのだ。

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八幡宮の池では、蓮が夏の予感に勢いをつけ、中には白い花やつぼみをつけている姿もあった。

圧倒的な緑が、池を埋め尽くして、向こう岸まで歩いて渡れそうな錯覚におちいる。

平家池の北に建つ県立近代美術館へ。ここに入るのは初めて。

「鯰絵」を鑑賞し、人のあまりいない館内をゆっくりと見てまわり、敷地内から平家池を初めて北側から眺める。

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カップルが、モネの世界そのままだと話していたが、まさにその通りの幻想的な光の風景だった。

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その後、フレンチでランチ。

小型ノートに思いついたことを書き、書いては歩き、なけなしの金を払って(予想だにしなかったダメ出しを食らってしまったため、いきなり窮地におちいってしまった……)、豚バラ肉の煮込みなどを食す。

開放的なイタリアンとは違った、一種閉鎖的とも表現できるフレンチは胃の腑と表現したくなるような重厚さで内臓にエネルギーを与えてくれる。

その後散策と思索を続け、テラスモールにて夕食をすませて、夜8時に帰宅。