✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ また人生の一区切り。

4時40分に目が覚めるものの、おとといまでの疲れがまだとれていないのと、昨日の朝数日ぶりにスロートレーニングをみっちり(といっても15分ぐらい。本を見ないでもできるきようになれば、10分だと思う。でもキク……)やったせいで、(うーん)とうなりながら、肩が痛い、腹筋が痛いとのたうち回りながらようやく5時過ぎに起床(-◇ー;)。朝から病人か、俺は……。

今日は忙しい。なにしろひさしぶりの晴れだし、明後日はまた傘マークがついてるし、洗濯をするのは今日と明日しかない!

しかもお昼には編集者と打ち合わせに出なければならぬ!

いつもジャージかジーパンで過ごしているので、着るモノをどうしたらいいかわからん! コーディネートってどうすんだっけ??

ごみも出さなければならないし、布団も干さなければならないし、スロージョギングもしなけばならぬ(だからあわただしいんだってば……)。

 

というわけで、いつもの体操もはしょり、ヨガも2日目にしてすでにお休みして、走りに出る。

今日は38分走れた! 惜しいところで40分だったんだけど、ちょうど水飲み場が目に入ったもんで根性が一気に消え去ってしまった。

しかし、ひさしぶりに気持ちいい朝だったなあ。

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ちょっと風は強かったけど、これぞ4月下旬本来の天気。今年はというより今年も、なんだか天候不順で、洗濯するにも洗濯できない日なんて、この時期なかったように思うけどなあ。

体にはちとこたえたけど、陽は暖かかったし、林を吹き抜ける風はちょうどいい涼しさ。

我が輩は今日もまたあたらしく生まれて来られたぞ!

 

風呂に入ってかたまった筋肉をほぐして11時のバスで出発。ジャケットにスラックスなんて何年ぶりだろう。

この2年間お世話になったHさんにご挨拶し、今回異動となってしまったAさんというとても温厚で気が利いて正確のいい美人ママ編集者とも最後のご挨拶(この女嫌い――というのは実は正確ではなく、過去の度重なる経験から、女性に対する警戒心が強い――の僕が安心して胸襟を開ける数少ない女性のひとり)。

新編集長ともご挨拶。

連載は、とりあえず年内は確実に続くということで、あと3回。どの出版社のどの雑誌でも、新しく編集長になった人は雑誌を全面リニューアルしたいのはしごく当然のことだろうから、2年ちょっと続いた連載も、丸3年で収束ということになるだろうな。

自分が創り出したキャラクターたちとはいえ、何作か書くうちに、魂が吹き込まれてゆく。不思議なことなんだけど、最初はモノクロで、顔の輪郭もぼやけていた登場人物たちが、表情も豊かに、色彩を帯びて、自由に動き回るようになる。

それが、シリーズが打ち切りになった瞬間、また色が褪せて行って、鉛筆のデッサン画のように茫漠とした輪郭となり、やがてどこかへ消えていってしまう。その瞬間が、いつもとても悲しい。まるで自分の良き理解者であった友人がこの世からいなくなってしまったかのように寂しい。

あっという間だなあ、3年なんて。

息をして吐いたら、それだけで時間がたってしまう感じ。

実際の僕の生活にも大きな変化がたくさん起こった。肝臓の病気のこともそう。真夏の引っ越しもそう。娘が中学を卒業して高校に入ったのもそう(元妻に会いたくないので、式には出られなかったな……)。息子が留年してもういちど大学3年生をやり直すことになったり、あれほど恐がりだったくせにボランティアでネパールに行って悪戦苦闘したこともあった。

そうした人生の悲喜こもごもを味わいながら、同時並行で、僕はまったく違う人生を原稿に紡ぎ出している。

あと5回息をして吐く間に、なにが起こるんだろう。

 

編集者の方々と改札口で別れ、ひとりそんなことを考えながら、テラスモールをぶらぶら。有隣堂でぶらぶら。

カード会社に委託された弁護士から電話でお話ししたいという封書も届いていたし、chigasaki市役所の問題が解決したと思ったらすぐさま次の懸案。まだまだ続くんだよな、闘いは……