■11/8(金) 断酒1102日目 痛みに対する“シロウト”の見解。
■昨日は、日中長時間にわたって発作が続いたせいか、夜のうめくような疼痛は発生せず、ぐっすり眠る。
が、なにを考えてたんだか、朝方、無意識のうちに風呂に入っていた。
お湯の調節のパネル表示を見ると、4時38分。
うーん……と思いながら、しっかり全身を洗う。
たぶん、横浜の治療室で2日間お風呂禁止を言い渡され、今日神経ブロックの麻酔注射をしに行くので、またお風呂禁止になってしまうので、こころのどこかで体をキレイにしたい! という叫び声が上がったのかも。
風呂から上がってストーブをつけ、髪の毛を乾かし、ヨガの音楽を聴きながら、ラベンダーの精油をほんの1滴だけ垂らしたホホバオイルを手にとって、ずうっと痛かったスネに擦り込んでやっているうちに、そのまま横に倒れた姿勢で爆睡(^◇^;)。
起床10時半。
なにやってんだか……
■11時半、遅くなってしまったが、なんとか朝食を口に押し込んでアミノレバンで流し込み、リハビリ内科へ出発。
待合室の日めくりカレンダーを見ているうちに、あれ? 1日間違えていたことに気がつく。
今日はまだ木曜だと思っていた。
どうするんだ生ゴミ……
帰りにセブンイレブンに寄って、Amazonの支払いをしようと思ったら、御支払番号をメモした紙を持ってくるのを忘れていたことに気がつく(-◇ー;)。
■再度家を出て、Amazonの支払いをし、オーケーストアでピーマンとキャベツ1/2を買って帰宅。
まるで痛みを感じない状態になったので、階段をすたすた上って帰宅。
痛みがないと、急に体が軽くなり、家事などにやる気も出る。
ニセ回鍋肉を作り(クックドゥーや味の素、ハウスなど、惣菜作りの“素”を使って作る料理は、手抜きだぞという自分への叱責の意味あいを込めてそう呼んでいる)、この前の「鶏ハム」を作った際に、胸肉を茹でた尾ぬを捨てずに冷蔵庫でとっておいたものに、塩コショウで味を調え、中華味の素をちょっぴりに溶き卵、火を止めてからレタスの葉をちぎって投入してスープを作り、発芽玄米をチンして遅い夕食を。
体が自然に動くし、なにしろ食欲が出るのが嬉しい。
麻酔注射、今日はうまく効いてくれたかな?
ところが、食後の休憩をし、少し眠気を感じているうちに、やや腰が痛くなり始め、下肢の疼痛もむこうずねを中心に立ち上がって来た……
今日から朝晩定期的に飲むこととなった「リリカ」75㎎錠を服用したのだがまだ効き目が来ないからだすを。
麻酔注射が下肢全体に下りてくる(正確には交感神経が落ち着いてくる)のは明日ぐらいだろうから、しばらくはしょうがないのかな。
今日の夜、発作が起こるかどうかで、今後1週間の痛みの度合いが決まってくるだろう。
ともかく、これなら1ページでも原稿が書けるかも知れないと思ったのだが、とんでもなかった。
またしばらく横になって丸まる。
■夕方からの疼痛が、そのまま本格的な発作に。
座っていると腰が痛いし、歩いていると少しラクなのだが、室内でずっとそんなことしているわけにもいかないし、かといって横になるといちばんツライかも……
これ、酒をいっぱい飲んでるころだったら、焼酎でもなんでもラッパ飲みしていただろうな……
ちょっとブログも、まともなことは、今日だけじゃなくて当分書けそうにない……痛いから思考力もゼロ……
■痛みが引きつつある――ハリー・ポッターのおかげか(-◇ー;)。
■ああ、今のところ完全に痛みゼロ。
痛みのタネも、膝の関節炎の部分にわずかに残っているぐらい。
そろそろ歯を磨いて寝なければ。
■ブログには書かなかったが、7月ごろ、悲しいことがふたつあった。
痛み、すなわち神経痛の原因となる大きな要素のひとつが、「ストレス」にあるということは、どんなサイトにもブログにも書いてあるけれども、過去帳として独立させている大判のスケジュール帳などをめくってみると、この7月にこうむったストレスと、神経痛が次第に悪化して、発作が起きるとウンウンうなって寝ることができなくなっていったのと、ちょうど時期的に重なることがわかって、ちょっと驚いた。
自分では多少ストレスを受けたなとは思っていたが、そこはもう長年生きてきた人間であるからして、意外と簡単に心の処理ができたなと、かなり大きな原因であったにもかかわらず、
(我が輩も耐性がついたというか、懐の深い人間に成長したものよ。ふっふっふっ……)
とかおバカなことを考えていたのだが、まったく違っていたのだ。
たぶん心の表面から、脳が自覚できる深さまでは、異常はなかったのだろうと思う。だから、自分の意識では気がつかなかった。
ところが、脳が意識できない、さらに奥深い深淵に、そのストレス――大きな傷がふたつと、それに付随する残骸が、横たわっていたのである。
これはもう、間違いない。
あまりにも時期的に一致し過ぎる。
おそらくは肝臓のアルブミン値が低下して、下肢に浮腫が出始めて、それが原因となって膝関節炎まで再発してしまい、それをキャッチした交感神経が、炎症に対して防衛態勢をとっているような状況下で、そのストレスが神経痛のトリガーを引いたのではないだろうか。
だから、レントゲンをとっても膝に異常はないし、現在通っているリハビリ内科の先生は、
「アルコール性の神経障害でしょう」
と当初から言っていたのだ。
こんなサイトがあった。
1)中枢神経障害 中枢神経系の障害とは、脳の障害のことを指している。アルコールによる中枢神経系の障害は、脳の神経細胞の再生ができないことより、他の臓器の障害より治療が難しい。以下の図のように、4つの原因がさまざまに組み合わされて中枢神経の障害を生じます。障害の前に、予防が何をさておいても重要ですね。 |
(中略)
これによって、僕は以下の「肝性脳症」を引き起こし、4月の頭に意識混濁(昏睡に近かったと思う)になったのである。
痛みの遠因は、まさにここにあったのだ。
③肝性脳症 【症状】もうろう状態から昏睡にいたる意識障害や、各種の神経症状を認める。 |
さらには中枢神経だけでなく、末梢神経もやられてしまったのだと思われる。
2)末梢神経障害 飲酒によって末梢神経障害の単独の発現は少なく、中枢神経障害を伴うことが普通です。 ①アルコ-ル性多発神経炎 アルコ-ルが原因の栄養障害によるビタミンB群とニコチン酸の欠乏による。 【症状】初発症状→足の先のビリビリ、ジンジンなどの異常感覚や痛み、感覚鈍麻や疼痛(不眠の原因にもなる)、手足の筋肉の脱力、深部反射消失。 |
もうイヤになるぐらい、ぴったりではないか……。
だから肝臓の主治医が簡単に、
「それは加齢による『腰部脊柱管狭窄症』だよ」
と言ったのは、たぶん、おそらく、間違いじゃないかと思う。
僕のシロウトとしての考えでは、
1)アルブミン値が正常値の範囲内に入ってきた頃のタンパク質摂取量が多過ぎて、肝性脳症となった。
2)タンパク質の摂取量を制限することを命じられたが、今度は足りなすぎてアルブミン値が減ってしまい、下肢に浮腫が出て来た。
3)この浮腫が交感神経を興奮させて、それが血管を収縮させ、膝の関節炎から腰痛の記憶まで次々と呼び覚まし、下肢の疼痛を出現させた。
4)その直接の引き金となったのが、7月に受けた大きなストレスだった。
と思うのだが……
なんとなくそう思うけど、意外とペインクリニックに行くと、そうでしょうねと言われる気がしてるんだけど(-`ω´-;)。
まあ、もう少し様子を見るしかない。
しかし痛みが遠のくと、家事炊事のやる気や、思考力とか、すうっと入れ替わりに戻って来るのが面白いな。