✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■10/14(月) 断酒1077日目 ①今宵も発作と格闘中。

■昨夜は朝までひどいめにあった。

と言っても、完全に良くなったわけではない。

12時半ごろ寝たはいいが、案の定、2時半ごろ覚醒。

とたんに痛みを思い出し、布団の中でもだえるも、寝つけず。

仕方なくトイレに起きたついでに、冷藏庫からゼリーやお茶を持ちだして、テレビをつけて気を紛らわせる。

その間もどんどんと痛みが転移し、左の太腿、右の太腿、左足首のくるぶしに近い部分に温湿布を貼って、もう下半身湿布だらけ。

(湿布それ自体が効くのかどうか、とにかく気が紛れることだけは確か)

 

4時前だったかにようやく少し我慢できる段階にまで落ち着いたので急いで寝る。

ところが今度は5時ごろ、いきなり蚊の襲来を受ける。

実は昨夜着替えているときにも一匹たたき落としていたのだが、2匹めも侵入していたとは……

あきらかに玄関ドアを開け閉めしたときに入ったもので、なにしろ最上階ゆえ窓から入ることはめったにないのだが、階段伝いに少しずつ登ってくる蚊がけっこういるのだ。

しかしいくらなんでも10月半ばになって……と油断するところがあった。

ぷうん

という音とともに、耳たぶにぶつかる感触があった。

自分の耳を思いきり叩いてすぐさま起き出し、寝ている居間と、続きの書斎のアースノーマットをつけ、さらに物入れからもう一台の古いアースマットを出して来て、新しい薬剤をセットし、玄関近くの廊下に置く。

合計3台……。

いやはや、9月終わりの暑い日に、駐輪場で蚊に食われたことはあったが、10月も半ばになって室内にまで侵入してくるとは……。

真夏でさえなかなかないことだ。

 

もういちど布団にもぐると、あれだけ苦しんでいた神経痛がほぼ消えていることに気がつく。

 

こんな調子で8時起床。

 

■朝食を摂るとまた猛烈な眠気。

うとうとしながら10時過ぎまで。

自分で自分のイビキの音を聞いては目を覚まし。

 

昨日のひさびさのひどい発作。

もしかしたら5000歩歩いたからかなあ、とも思うが、テラスモールでちょっと買い物したりツタヤに寄ったりすれば、すぐにそのぐらいの歩数は行ってしまうはずなのだが……

昨日は朝から神経痛が出気味だったから、発作をよけいひどくしてしまったのだろうか。

 

とにかく夜中にこの調子だと、肉体的疲労とかそういった単純なものではなくて、芯からぐったりと疲れてしまって、ちょっとやそっとじゃそれが抜けない。

こうやってだらだらと日を過ごし、気持ちばかりの家事と料理をやって、原稿は思うように進まず、あるいまったく手に着かずに、また次の発作を待つばかり。

完全な病人だ。

情けない。

 

■さて問題は、木曜が期限のDVDを、今日返しに行くつもりだったのだがどうするかという問題。

水曜日は颱風でぐしゃぐしゃだろうし、予定していた主治医のところは、まだクスリが持つから先にずらすとして……

うーん。

今日自転車で往復してしまえばその後スケジュール(といっても1日ひとつあるかないかなのだが)が押せ押せにならずに済むし。

しかし膝がジィンとして痛みの一歩手前であるし……自転車じゃまた今日の夜中苦しむことになるかなあ。

 

今日もまた気持ちのいい秋晴れだというのに、僕は部屋でひとり、ぼうっと疲労感に包まれるのみ。

 

■颱風が過ぎても天候不順だったらイヤだし、雨でも降ったらバス代かかるし、それに神経痛の時はじっと寝ていると意識を集中してしまうせいか、いつまでたっても痛みが引かないと聞いていたから、がんばって外出。

けっこう一大決心。

階段を下りるときは痛かったけど、これは関節炎。なんだかもう痛みの区別がつくようになってきた。

自転車に乗って5分ほど走ると、ああら不思議、神経痛が飛んでしまう。

快調に自転車を漕ぎながら(とはいっても若い奥さまやジジババ様に抜かれっぱなし)、テラスモールの3時間まで無料エリアにある駐輪場に自転車を停め、向かいのLuzへ。

ツタヤでDVD返却し、間違いなく今夜も襲われるであろう痛みの発作をまぎらわせるために、そして明日麻酔ブロックをしてもらって、それが切れるであろう週末のために新たにDVDをを借りる。

 

夜中放送停止になってしまうテレビ局が大半だが、やっているところは買い物番組とかわけのわからない音楽番組とか。

(僕は若い頃からこの音楽番組に出てくる若い評論家のような簾中が好きじゃなかったのだが、どんな時代になろうとも、必ず偉そうなことを言って出てくる連中がいるのね。僕の息子ぐらいの年齢のやつが、世界の音楽について通暁しているような顔をして)

そんなもの、うめくような疼痛を起こしているときに、買い物番組なんぞに感情移入なんかできるかい!

 

動けば動くほど足は好調。

寝ているときがいちばん痛いが、座っているときもだんだんと膝が痛くなるし、腰までシクシク痛み始める。

立ったり歩いたりしている方が痛みを感じないのはなぜなんだろう。

 

4時前に帰宅。

嗚呼、今日もまた苦しい闘いを強いられるんだろうなあ……

 

■うう……発作と格闘中。

昨日よりはマシみたいだけど、それって昨日歩いたから? たったの5000歩で?

もしそうだとしたら、情けない。

情けないけど、神経痛がひどくなっているんだから、なるべく歩かない方がいいのかも知れない。

発作が酷くならない程度に散歩をして、もしくは買い物に行って、とにかく疲れを感じないようにすべきなのかも。

こりゃ、完全な病人だ。

肝臓は元気なのが自分でもわかる。もし肝臓の調子が悪かったら、まったく異質のだるさと、ちょっと動いたらいちいち休憩しないと続かないだろうが、それはないから。

純粋に肝臓の作り出すたんぱく質(アルブミン)の値が低下したことによる腫れと、ここから先は推測だけれども、その腫れを完治した神経が高ぶり、交感神経を興奮させて痛み成分を放出させ、同時に血管を収縮させたのだろうと思う。

(これは肝臓の医師と、ペインクリニックの医師のちょうど境界線上にある現象だから、いろいろと考えを巡らして推理してくれる医者に当たらない限りは、「原因不明」で片づけられる事象だと思う)

 

麻酔注射は4~5回打つとずいぶんラクになるというから、明日の3回目でまた良くなってくれるといいのだが……

 

今日も明け方近くまでかな……。

一睡もしないで注射を打ちに行く可能性もおおありだ。

ともかくこの神経痛を鎮めなければ、原稿も筋肉の回復も紅葉狩も、すべてお預けだ。

 

■まったく不思議なもんだ。

今日の買い物の時もそうだったが、動くと少し気が紛れるというか、神経の気をそらせるらしい。

いまも、あまり遅くなるのイヤだと思って、階段をぎくしゃくしながら往復してゴミ出しに行って来たのだが、不思議なことに痛みがかなり弱まっている。

 

つまり、歩くとラクになるが、その後家で横になると、散っていた神経が、さらに強い痛みをともなって元に戻ってくるような気がする。

しかしちょんまげぷりん、今のところちっとも面白くないのだが……これから面白くなるのかな。

それとも高評価を与えた観客層が、僕よりはるかに年下で、世代間ギャップがあるのかも知れない。