✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ 誰もが不調になること間違いなしなんだから(1)

人間の寿命は、およそ50歳で尽きるものと遺伝子にインプットされているから、これを大きく上回って長生きするようになった人間は、体がついていけなくなるのは当然。

だからお年寄りの増えた現在では、世田谷食品のグルコサミンとか、煌潤だとか、サントリーセサミンだとか、日清ファルマのビオフェルミンだとか、ダノンのヨーグルトとか、ヤクルト400だとか、痛みに効くインドメタシンやらフェルビナク入りの鎮痛消炎剤だとか、果ては大人用のおむつまで、列挙にいとまがないほど製品が売り出されている。

つい20年ほど前にはここまでCMは多くなかったと思う。

 

つまり、体にガタが来ると、腰、膝、股間、肩、のいずれかが不調となり、それをかばおうとムリな姿勢をとるから、腰痛からひざ痛に行ったり、腰痛から股関節痛にいったり、五十肩からひどい頭痛や肩こりに行ったり、不調が複合して襲ってくるようになる。

そしてこれらは、ほとんど万人に等しくのしかかってくる問題で、年をとっても元気でジョギングしたりテニスをしたりしている人はめったにいないという。腰や膝に響く運動からリタイアせざるを得なくなってしまうからだ。

 

f:id:blueseashell:20121209113440j:plain

しかし中には、かなり年をとっても運動を続けられる人がいて、それはどういうことなのか考えてみると、もともと関節が人一倍丈夫だという人を別とすれば(いるそうなんである……)、それは若いうちから「ムリをしない程度に」運動を楽しんできたという人たち。

テニス肘になったり、スクワットのやり過ぎで膝を痛めたり、ベンチプレスのやり過ぎで肩の筋を切ってしまったり(俺だ……でもやり過ぎじゃなくて、体が十分温まっていないときに弾みでだったんだけど)。

そうした人間は、年をとってから悪い部分が出てくるから、その激しい運動を続けてはいられなくなる。なぜウォーキングやスイミング、あるいは水中ウォーキングが大流行しているか考えれば、まことに理屈通りに体が老いていくということだろう。