✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■9/8(日) ②どうしてオバマ大統領が、そこまでしてシリアを攻撃しようとしている意味がわからん(?_?)

■昨日、エジプトのことについて触れたが、そう言えばあのとき、どこだったか忘れたが、眺めのいい丘の上で砂漠には珍しく涼しい風に吹かれていた時、そばにいた家族連れの男の子からふいに話しかけられたことを思い出した。

ブルーのキャップをかぶった目のきらきらとした少年だった。

「ジャパニーズ?」

とても興味深そうに僕を見上げていた。

中学1年生ぐらいだったのかな。

日本はお金持ちの国なのか。シリアもとても綺麗な国でエジプトなんかよりずっと暮らしやすい。シリアにも来て欲しい。シリア人は日本のことが好きだ。僕は夏休みで家族旅行をしている。トルコにも行った。そんなような話。

あなたはどのぐらい休みがとれるのか?

と尋ねられたので、2週間と言ったら驚いた顔をして、

「なんでそんなに短いの? みんなそうなの?」

と言うから、

「ふつうの日本人は1週間ぐらい」

と言ったら、驚いて声も出ないありさまだったのが可笑しかった。

その後すぐに父親と母親に呼ばれて、またね、と手を振りながら去って行った。

あの人なつっこい、無邪気な少年のことを、ついさっき思い出したのだ。

 

彼はこの内戦で、はたしてどのような暮らしをしているのだろうか。

あの家族の様子からして、相当なお金持ちクラスだったに違いないが……。

あるいは父親は、シリア政府や軍の関係者だったか。

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なんだかとても気になって、オバマがまるでブッシュがイラクに介入したような曖昧な理由で、シリアに攻撃を加えようとしていることが心配になった。

シリアは、遺跡も多く美しい国らしい。

そしてエジプトのように人がすれていないという(リビアも同じらしい。エジプトの市街地を散歩していると、シャチョー、シャチョー、ワンダラー、ワンダラー、トモダチ、ヤスイヨなどと、うるさいうるさい。エジプトのとりわけカイロや有名観光地に行くと、中東に対するイメージが完全に損なわれてしまうと思う。同じエジプトでも、アレキサンドリアに行った時には、別の国かと思ったぐらい人々が落ち着いていた)。

民主主義、民主主義と、日本人はたかだか終戦以降、強制的に導入された概念がすべてだと思っているが、イラクもシリアもアフリカ諸国も同じで、彼らは基本的に「部族主義」なのだ。

その部族長に忠誠を誓い、アラーを崇拝している人々なのである。

そして間違ってはならないのは、アサド一族は、民主化と政治改革を訴え、守旧派軍閥に対抗して立ち上がった「民主派」なのである。少なくとも初期の段階では(その後密告制度、相互監視など、独裁国家への方向へと舵を切ってしまったのだが……)

少なくとも、いわゆる「ダマスカスの春」と呼ばれる改革をおこなったのは、アサド政権だったのである。

アメリカがアサド政権を崩壊させて喜ぶのは、守旧派軍閥、そして言われ始めているアルカイーダ系テロ組織なのだ。

(実際、アサド大統領の父親が、ムスリム同胞団を大弾圧して、数千~数万人を虐殺したという歴史がある。その報復を狙っているイスラム過激集団も多いらしい)

そうなれば、エジプトも政治的大混乱にある中、中東で抑止力を持つ国はひとつもなくなり、泥沼の状態と化してしまってもおかしくはない。

とりわけ我々アジア人は、よく理解できない中東民族の文化と歴史に、アメリカが言ったからとホイホイ足を踏み込んではならないと思う(イラクでやっちまったから、もう遅いという声もあろうが……)。

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それにしてもあの少年、生きていれば僕より15歳ほど年下の、子育て真っ最中の世代だろう。

どうか無事でいて欲しいものだ。

 

■28日、29日は目の前の海浜公園で「Come Together 2013」というライブを中心としたイベントがあるそうだ。

同じく28日、29日には、去年行けなかった「藤沢市民まつり」が開かれる。御輿が出たり、つるの剛士のライブがあったり(^◇^;)、東海道の名刹であった遊行寺では遊行かぶきとか、屋外プロレスとか、わけのわからんイベントがあったりと、けっこう派手らしい。

土日両方行ければいいんだけど、体調しだいだな。

 

■そうか。そう言えば21日22日は江ノ島ドラゴンボートレースやるんだった……一度でも見に行きたいけど(予選の方が、大バカ者、トンデモグループ、息切れグループなどがいて面白いらしい)うーん、電車賃その他お金かかっちゃうよなあ。元気だったら海沿いを自転車で行っちゃうんだけど。

その他にも「ハワイアン ホリデー」だの「アロハサンセット」だの、もう江ノ島中心に至る所でイベントが行われている。

やっぱり湘南の住民はラテン民族だ……

 

■12時間たったら、やはり膝から下が痛くなる。もう間違いなくアルコール性神経障害。

先生が服用するのをあまり勧めなかった「リリカ」、飲まずにいられるかって感じ。

なにしろ、同じ痛いでも、イヤ~な感じなのだ。

うずく痛みというか……

どうも電気治療だけでもいいみたいだし(僕の隣に座ったおばあちゃんは、午前と午後の2回来ていると言っていた。そんなに高くはないんだろう)、ちょっと先生に副作用について話を聞きに行って来るかな。

 

しかし痛くさえなければこっちのもの。

ただし、関節炎も並行して起こっているらしく、膝が「がたつく」。

なんというか、地面に置かれたテーブルの足が微妙にそろわず、テーブルの上に肘をつくとがたつくイメージ。

真っ直ぐ歩いているときにはいいのだが、痛みが消えているとき、つい油断して膝をひねるような動きとなってしまったとき、カクンと力が抜けてしまう感覚がある。

 

だから、痛みがマヒしている状態でも、ウォーキングはまだ早いだろう。

ちょっとプールにでも行ってみるかな。

片道10分のはずだったけど、今はおそらく20分はかかるだろうから、往復40分。そして平泳ぎでゆっくりと20分ぐらい泳いで(それでも全身運動としてはけっこうなもの)帰って来る……1時間の連続運動かあ……ちょっと大きな賭けだな。

 

■やはり膝そのものも痛いようで、テレビを見たり、トイレに立ったり、ゆで卵を作ったり、12分たったら火を消してザルに入れ、放置してからまたテレビの前で横になり……なんてことをしているうちに、膝が痛くなってきた。

これは神経障害とはまた違う直接的な痛み(T_T)。

 

そして、そういうときにはやはり、周りにはもう誰もいないんだなと、さすがに寂しさがつのる。

けれど、僕のように独り身の、妻にも先立たれ、あるいは子ができず、あるいは生涯独身を通してなど、寂しい人間はもっといるだろう。

それでも、社交的な性格と自由になるお金さえあれば、ガールフレンドをたくさん作り、地域のサークルなどに入って同好の士と酒を傾け、華やかな生活を送ることはできる。

 

しかしもともと社交的性格に欠け、本来寂しがり屋なのに人嫌いという相矛盾した性格を持つ人間も一方ではかなり多くて、それは昔、某雑誌でいろいろなサークルを取材したときに、イベントにひとりで参加している男性、料理教室に集まった男性だけのクラスで目撃した、互いにあまり口をきかない静まり返った教室などで、そうした男性は珍しくもなんともないのだということを、肌で接した経験から断言できる。

 

かつて大酒を飲んでいた時、6時までビールとチューハイが半額という、もともと安い大きな焼き鳥屋のカウンターの、ほとんどが独り客、ただ黙々と飲み、焼き鳥をつまみ、6時になるといっせいにお勘定をして帰るという姿もあった。

 

だからなんだと言われればそれまでだが、家という家の屋根の下には、そうした孤独がひっそりと息づいていることを想像すると、人間がこの世に生まれて死んでゆくということに、どこか虚しさを感じてしまうものだ。

 

もちろん、ヒステリックな古女房に細かなことでいちいち金切り声を上げられるような屋根の下では、眠りたくもないが。