断酒806日目(130115)
断酒806日目。
午前12時就寝。3時半覚醒、4時起床。
やや睡眠不足。
昨日は白砂糖不摂取。
昨日は娘の受験方針が最終的に固まり、浪人の方向でもう一年ということで話がまとまる。
なんだかお互いホッとして、娘もキリキリしたところがおさまり、僕もなんだか腑抜けのようになって、
(ああ、ひとつ役目が終わったな)
という思いに浸った。
長時間、なんどか切っては電話をかけるを繰り返して、執筆時間はぶつ切り。
しかも朝の果物に続き、お昼はホットケーキを焼いただけで一日オシマイという最悪の食生活になりそうだった(なんとか回避して、炊き立てのご飯にありついたけれども)。
まだまだ細かいことは続くだろうが、大きな荷物は降ろしたし、浪人時代はもうすべて一人でできるだろう(はず)。
いささか反省するとすれば、上も下も、僕自身が怖がりなこともあって、少し大事に育てすぎたかということ。
娘の友人たちは、中学時代からとっくに数人の仲間で、原宿だの渋谷だのに遊びに行っていたのを我が娘には禁じていた(それもで意外とそういう家は多かったし、高校入学まで携帯禁止という家庭もけっこう存在した)。
ともかくも、これでようやく仕事に専念できる。
1月も半分過ぎてしまった。
(たぶんあっという間に大晦日になるんだろうな)
睡眠時間が短いから、きっと昼寝をすることになるだろうけど、質がよかったのか、すっきりと冴えている。
ので、パズルを一問やって遊んでいた。
この散漫で叙情的な脳細胞に、すこしでも論理性を持たせようと今年から始めたのだが、幸いにしてこれは続いている。
こんな問題集である。
「3人の女神が次のように述べています。
アテナ「もっとも美しいのはアフロディテではない」
アフロディテ「もっとも美しいのはヘラではない」
ヘラ「私がもっとも美しい」
もっとも美しい女神のみが真実を述べています。
それは誰?」
的なヤツで、僕にはとっても難しい。幸いにしてこれは解けたのだが、
「ここに3人(ナナ、舞、ともみ)がいます。
A「Bはナナです」
B「Cはナナです」
C「Aは舞です」
少なくともナナは真実を述べています。3人の名前は?」
となってくると、起き抜けの頭のエネルギーは空っぽに近い状態らしく、
(ナナ? 娘と同じ名前じゃないか)
などと違うことを考え始めているので、はたして論理性など鍛えられるのか極めて疑わしいのだけれど、ともかく続いているからいいや。
話が脱線したが、もちろん現役で合格して欲しいとは思っている。
当初目指していた理想の大学はムリということで浪人を前提にしたいということになったのだが、今回受けるところも立派なところなので、塾なんかで1年間勉強するより、半年でもバイトしてホームステイでもやった方がいいんじゃないかという気がしてならない。
が、そうした考えは、とっくに大学受験を終えた「大人」たちの言うことであって、自分もその当時は、偏差値だの友だちが受ける学校だの世間的イメージだの、よけいなことに気を取られていたのだから、娘のことを言う資格はない。
僕ができなかった、そして知らない学問というのをやって欲しいものだなと、切に願う。
僕は離婚してしまったけれども、僕の両親のように、毎日怒鳴り合いつかみ合いのケンカを目の当たりにするよりはずっとマシだろうと自己弁護したい。
もし僕が家を出なかったとしたら、元妻と僕とは、いちばん避けたいと思っていたその激しいケンカを毎日繰り返していたことは確実だったから。
おかげで「孤独」というものの意味を知り、lonelinessを乗り越え、誇らしきsolitudeという状態にようやく差しかかり始めたのも、家を出たことで得られたのは間違いない。
娘が電話の最後にこう言った。
「おととしお父さんが送ってくれた牛肉食いてえ。それで受験に勝つ!」
トンカツって豚肉だろうってそういう問題ぢゃなかった……
お前ってやつはよぉ……