✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

断酒789日目(1212229)

断酒789日目。

節“白砂糖”5日目。

f:id:blueseashell:20100922170233j:plain

風邪、踏ん張っている。

起きたばかりでまだわからないが、熱はない模様。のどがかゆくなっていると治りかけだというが、本格的な風邪をひく前に治りかけというのもあるんだろうか?

 

今日は晴れるというので、洗濯を予定していたが、その気力もあまりないし、第一水に触れたくない。

と思ってたら急に寒風がうなりを上げ始めた。

天気予報を見ると、西湘地域は強風注意報。これで洗濯しない言い訳ができた。

f:id:blueseashell:20100810183313j:plain

 

おととい昨日と忘年会もピークだったんだろうが、もし会社勤めでそんな会に出席していたら、年末年始、間違いなく寝て過ごしていただろう。

しかし忘年会ってなにが楽しいんだ? と入社当時から思っていたら、あるときある編集長が、

「ふだん不規則な生活を送っている我々が、まとまった休暇をとれるのはめったにないこと。もう忘年会だの新年会だの、やりたいヤツは個々人でやって、編集部としての親睦旅行だのなんだの、もうやめよう」

と言いだし、その英断によって、僕が会社を辞めるまではそうした会が激減した。

あっぱれ。

正直、すべての編集部の忘年会に顔を出さなければならないお年よりの取締役たちからは、不満の声どころか、

「よくぞ言ってくれた」

と賞賛する声の方が高かったとか。

 

別に旧暦に従え。本来の正月はまだ1カ月先だと大声を上げるつもりはないし、そこまで狭量じゃないと思っている。

しかしそれでも、忘年会という因習に対しては常に違和感を感じていたし、今でも感じている。

行きたいヤツだけ、群れなして飲みたいヤツだけが集まればそれでいいじゃないか。

日本人全員がひとつの色、ひとつの行動に染まるほど、気色の悪いことはない。

f:id:blueseashell:20100923135725j:plain

そして何より僕が思うのは、今年もまた、仮設住宅で正月を迎えなければならない被災地の家族、とりわけお年寄りたちの存在。

喉もと過ぎれば熱さを忘れることだけは世界超一流の日本人として、まずは過去の不幸な出来事を忘れないという、それだけの努力からまず始めた方がいいんじゃないかと思う。

『失敗の本質』という本は、なにも日本軍の失敗を研究しただけの本じゃあないと思うが、今や太平洋戦争(大東亜戦争という人も)があったこと自体よく知らない若者が多い。

「そんなこと今は関係ないだろ」と嗤うことなかれ。

人命よりも後生(こうせい)よりも、まずは目先の経済という「失敗を忘れる」のがお得意の日本人の本領がいかんなく発揮されたのが今回の選挙の結果だっただろう(小選挙区という特殊性は置いておくにしても)。

 

今でも忘れられないのは、原発事故直後にテレビで流れっぱなしになったACジャパン(旧日本広告機構)の、

「日本の強さは団結力です。僕も精一杯協力します。一人じゃない、みんながいる。日本がひとつのチームなんです。日本、日本、日本、日本、みんなでやれば大きな力に」

という広告である。

この広告、もったいないから月に一度でもいいから流して欲しい。

強烈な皮肉になりそうだから。

f:id:blueseashell:20101014164331j:plain