✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■12/26(水)  誰もが不調になること間違いなしなんだから (ラスト) 心と体の声に耳を傾ける。

肛門括約筋(→やがて括約筋全般として)の運動について書いてから、ずいぶんと時間がたってしまった。

最後の要素のひとつとして、とりあえずいったんこのシリーズにピリオドを打っておきたい。

 

最後の要素とは「嚥下(えんげ)」だ。

つまり「呑み込む力」。

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どんな格闘家であっても喉と急所だけは鍛えられないと聞いたことがあるが、実際僕の祖父や父が病床で最後の闘病をしていたとき、もっとも嫌がるのが「痰(たん)の吸引」だった。

もはやほとんど動くこともしゃべることもできない祖父が、看護婦(当時)が吸引をおこなうための管を近づけただけで、力なく首を横に振って拒否していたのが、小学校6年生のとき。見舞いに行くたびになんども見ていたから、その光景は今でもはっきりと覚えている。

 

自分で指を喉の奥に突っ込んだとき、オエッと吐き気をもよおすけれども、あれを1日なんども繰り返しやられるのである。

その病院は「関東中央病院」という、今は知らないが当時はとても評判の悪い病院で、看護婦たちはまるで荷物をあつかうように病人の喉に管を突っ込んでは去って行った。

(それ以来、国立だの(元国立も含む)、なんとか共済組合だのといった系列の病院に対する嫌悪感がある。しかも体質的にそうした物あつかいが受け継がれているというから、なんとも怖い。小生の父が死ぬ直前の看護士の態度(独立行政法人国立病院機構東京医療センター)は、今でも忘れられない。

「医者にまかせておけばいいんだ。家族がとやかくうるさい。こっちは忙しいんだ」

と言わんばかりの看護士の態度。あれもまた“役人体質”のひとつなのだろう。高くても私立病院だとその時心に決めた)

 

■さて私ごとがメインになってしまったので、いつでも出来る嚥下力の鍛え方。

これでいびきも解消できるというから、うるさいと言われている人はやってみる価値があると思う(僕は幸いにも体重を落とすことに成功し、睡眠時無呼吸症候群の一歩手前で立ち直り、いびきまでかかなくなってしまった)。

 

ひとつは500㎖のペットボトルを専用に用意して、飲み口をくわえて思い切り息を吐き出し、そして吸い込む訓練。

 

そしてもうひとつが、大きなボタンを買って来て、その穴にたこ糸を何重かにして通して唇と歯の間に入れて、たこ糸を手で引っ張るのである。唇の方はボタンをとられないようにその力に逆らう。

 

たったこれだけのことで、口から喉の内部の筋肉が鍛えられるそうだ。

(実はもうひとつあったんだけれども、すっかり失念してしまった)

 

肛門や尿道の括約筋と同様、この嚥下力にも括約筋が関わっているという。

こうしたことを毎日ちょっとずつ、たとえ数十秒でもやるだけで、数年後には大きな違いとなって現れることは間違いない。

いきなり倒れて病院に運ばれたら、もう遅いのだから、バカにしないでやってみた方がいいと思う。

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