✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

断酒761日目。

断酒761日目。

12時ちょうど就寝。5時半に目が覚めるも、そのまま二度寝。

次に起きたのが6じ15分頃で、寝ながら「テレビ体操やろうかなー」とじっと体と相談する。

眠いことは眠いけど、体調は昨日より明らかにいいよ! という答えが返ってきたので、起きてみる。

  

コンタクトを入れ、ガスストーブをつけ(ガスはほんとに温まるのが早い)、「テレビ体操」の前半、「みんなの体操」の途中から。

終わってから白湯を飲みつつパソコンをつけたら、すぐに着信のポップアップ。

深夜2時半に娘からのメールが届いていた。

 

「ごめんごめん。今日は最高の誕生日だったよ!友達からおかし沢山もらって、ポッキー皆で鼻に突っ込んで、誕生日だから今日は勉強忘れて皆で焼肉食べに行って!!! 

高校さいごの思い出になった。

 ただ母親がお酒のんで酔っ払って口論になったのだけが残念。

 あの人はほんと、人の大事な日をぶち壊す能力があるよね、ある意味感心するわ。

 電話気づかなかったし、家帰って疲れてたから寝ちゃって今起きてプレゼントあけた!

 あれはピアス?てづくりみたいだよね?大人っぽくていい感じ!今穴ふさがってるけど、大学生になったらするね!(ゝω・ ) 

今みんなから貰ったモンブランタルトとモンブランプリン食べたww 

明日太ってるわー」

  

ああ、よかった。

けれど、まだやってるのか元妻は、と思って、急に胸がもやもやして来た。

そうなのだ。あの女性は、家族旅行の最後の最後の日に、必ずすべての思い出をぶち壊しにする発言をするのだ。

なぜかわからない。疲れがたまるのか。あるいは僕だけが子どもたちに感謝されるのを妬いているのか。まったく原因不明。

よりによって最後の日というのが、今でもまったくわからない。

会社を辞めて、お金があるうちにと、沖縄に行ったときもそう。シンガポールに行ったときもそう。

たぶんもうダメだなと感じていたから、子どもたちに楽しい思い出だけは作ってやりたいと思っていたのに、なぜそれを母親がぶち壊しにするのか……。

17年間勤めた会社を辞めた日もそうだった。

同期のMくんとはずっと同じ職場で働いていたのだが、彼もまた会社を辞めて神戸に帰ることになったとき、ふたりで積もる話でもしようと、帝国ホテルのロビーでビールを飲み、家の近くの駅に着いたら、

「あんたいったいいまどこにいんのよっ!」

でぶち壊し。

会社員時代のことを思い出すと、必ずそのことがまとわりついてきてしまう。

 

ヒステリー女、酒乱女はだから大嫌いだし、今のように極度の女性恐怖症になったのはそうした彼女とのいさかいの積み重ねのせい。

 

最後の最後はわずか1泊の横浜旅行。

まだ横浜の港を見せてあげたことがなかったから、ホテルのキャンペーンを調べたりして。

中華街に行って、ココナツ団子を初めて口にした娘は、立ち食いしながら、

「美味しい、美味しい」

を連発していた。

当時日本でいちばん高かった観覧車(いまじゃ次々と抜かれてしまった)にも乗って、例ボーブリッジを見渡したり、大はしゃぎ。

遊園地内のお化け屋敷。

上の息子は本当に怖がりで、とりわけお化けとか大嫌いだが(どうも元妻と同じ霊感体質があるようで……その話はまた後日)、下の娘はまあ大胆というか剛毅な性格で、

「お化け屋敷行く行く」

と言ったから、よしじゃあふたりで入ろうと目の前まで行ったら

「やっぱりやめる」

看板の絵にビビッたらしい(^_^;)。

 

で、最後の元妻の言葉。その前にケンカも何もしてないというのに、い

きなり、

「これが家族旅行最後だと思ったから来たのよっ!」

どうやら昼のビールのせいらしい。

はい。ぶち壊し。

悲しかったな……さすがに。

 

まあでも、友だちと楽しい時間を過ごせてよかった。

僕も短気を起こして怒らなくてよかったと胸を撫でおろした。

しかしピアス……穴ふさがってたのかよぉ。

だったらもう開けないで欲しいな、というのは古い大人の考え方なのか。

「身体髪膚これを父母に受く。敢えて毀傷せざるは孝の始めなり」

ってこりゃ古すぎるか(^◇^;)。

gramのご主人、いちど購入するとずっとメンテナンスしてくれるんだけど、ピアスをイヤリングに変えるといってもなあ……あのピアスはなんというか、細い針金をビヨヨ~ンと曲げて作ったようなタイプというか、パーツを取り替えるってわけにはいかないからなあ。