✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ 8/11(土) ②ブールの金魚事件で、ちょいと思い出してしまいました……

かわいそうに狭山署によって書類送検されてしまった女子中学生たちの話で、いきなり記憶がよみがえって来ました。

 

小学校高学年だったと思うんですが、図工の時間、屋上で写生をすることになったんですね。図工の先生の指示で。

 

で、給食前に授業終了のベルが鳴って、絵を提出してから水彩絵の具を片づけ、水を入れる容器(なんというんでしたっけ……)を下の水道のところに捨てに行って、筆とか洗えと言われたんですが、ふと、

(これを屋上から落してみたら、どうなるんだろう)

と思って、その色がついた水をフェンスの隙間から少しこぼしてみたんです。

そしたらいろんな色の水玉が、まあるくなって下に落ちていって……

 

「きれい、きれい」

何人かの友だちもと喜んでたんです。

それで、もっとやりたいと思って、パレットに残っている絵の具をわざわざ水に溶き、それを落してたんです。

ほんとにきれいだった……。

 

屋上に残っているのは僕をはじめ男の子数人でした。

そしたら突然、

「こらっ! お前らなにやってんだ!」

という怒鳴り声が聞こえたかと思うと、ものすごい形相になった図工の先生が、

「そんなことしていいと思ってるのか!」

と怒鳴りまくって、僕のほっぺたを思い切り平手打ちしたんですよね。

ショックでした。さすがにまだ小学生でしたから……。

他人に平手打ちされたのは、生まれて初めてでした。

 

しかも自分は汚れた水を下に落していたわけじゃなくて、その水玉が丸まってきれいに落ちていく様子に見とれていただけなんです。

そのベレー帽をかぶった、白髪まじりの長髪の図工の先生、今会ったらぶっ飛ばしてやろうと思いましたけど、考えて見りゃとっくに死んでるわけで(-◇ー;)。

ほんと、あいつは変人だったな。女子から嫌われまくってたし……

それ以来、ベレー帽をかぶった人間にいい人はいないと思うようになりました(^◇^;)。

 

しかしそういう、子どもの心理とかを考えよう、想像しようともせず、なにをするつもりだったか理由などを聞こうともせず、いきなり怒鳴って平手打ち。

そんな先生ってのは、昔からいたと思うんですが、さすがにそれを現在やってしまえば一発で免職でしょうから、暴力はふるわなくなったとはいえ、それが違った形――すなわちことなかれ――で現れているんじゃないかという気もします。

 

今回の女子中学生たちのことにしても、担任の先生を中心としてよく事情を聞き出し、もらったはいいけど、金魚がかわいそうだったからとか、プールで泳がせるとどうなるか見たかったとか、それで対処を決めて、先生と教頭でも警察に出向き、

「僕が(わたしが)預かりますから、穏便にお願いします」

と頭を下げりゃいいじゃないかと思うんですよねえ……。

いったい大人げないのは生徒なのか、先生方なのかどうか(入間川中学の生徒でないとしても)、とても疑問に思っちゃいました。