✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■2/17(日) 予備校で1年過ごすより、早く世界を見て欲しいな。

あっという間だったな。この1年。

独りで生きる覚悟はできたつもりだったけど、やはり子どもが人生の困難に立ち向かう時期になると、どうしても本能的に心配になってしまうのだろう。

 

元妻は受験全滅だと覚悟していたらしいが、ひとつ受かったということで泣いてしまったらしいし(しかし女ってのは受験ごときで涙を流すことが多いなあ……人生でいちばん大変なのは、職業選び(会社選びではなく)だと思うんだが……)、上の息子の方は

「うちは金がないんだから、現役で入るべきだ」

と言ってたらしいし(-◇ー;)、

僕は最初落ちちゃった別の学部より、授業内容が多岐にわたっていて(落ちた方は海外で働くことを前提にしたような授業が多い)面白そうだし、そっちにしたらと、3人3様、入れの大合唱中(^◇^;)。

当人は考えると行っているが、入りたい学校は間違いなく落ちているだろうし、それより偏差値の低いところだって、まず届かないと考えておいた方がいいだろうし。

 

それを一年浪人してクリアできるのかどうか、とりわけトップクラスは偏差値が開きすぎていて、五分五分にさえ到らないと思うから、受験勉強なんかで1年費やすよりも、TOEFLとか頑張れば、最初落ちた方と同じ留学制度に申請できるんだから、ずっといいと思うんだけど。

 

しかし海外を目指す日本人って、受験レベルをみるとかなり数が多くなっていて希望者の数もすごいことになっていることに驚いたが、でも日本人のノーベル賞学者が、

「我々の時と違って、海外で学ぼうというチャレンジ精神がなくなっている。これは学問の危機だ」

と言っているように、短期から1年ぐらいの留学生は多いとしても、それは社会見学のひとつという意味合いでもって、実際に勤めるのはやはり日本のぬるま湯的会社ということなのかも知れない。

最初から、看護士になろうとか、今後ますます重要となる社会福祉の方面でがんばりたいとか、山村で農業をやってみたいとか、日本にいないと実現できない夢というならわかるけれども、海外行きたいけどでもやっぱり日本がいいよねっていうんじゃ余りにも情けない。

やっぱりテーマパーク的考えなんだろうか。

 

昔会社の先輩が、

「北朝鮮が東京にミサイルを一発撃ってくれれば、日本人も目が覚めるかも知れないのに」

と、とてもマスコミに従事している人間とは思えないことを酔いながら口にしていたことを思い出すが、

「一発じゃ足りないんじゃないですか」

とこれまた答えていた僕もマスコミ失格であるけれども。

 

北京愛国、広東外国、上海売国という言葉が中国にはあるそうだが、実際どうであるのか区別はつかないが、中国にしても韓国にしても(在日朝鮮人は、日本の悪いところを吸収してしまったから、あくまで半島にいる朝鮮民族のこと)、自分が活躍できるんだったら世界中どこへでも行くというチャレンジ精神があるのとは、雲泥の差のような気がする。

 

別に海外に移住しろと言っているわけではなく、国内ではできない学問や仕事を学んで、それを自国にフィードバックする形での貢献ということもあるわけだし、狭い日本の感覚だけで物を考え語り合っていれば、国はこれからますます縮んでいくように思う。

 

パナソニックよりもソニーが好きなのは、βでは痛い目を見たし、バイオも格好はいいけど機械苦手な僕みたいな人間には決して使い勝手がいいとは言えないけれどもバイオを買っちゃうのは、ソニーがインドで大きく巻き返したり、チャレンジ精神が旺盛だから(ったくブラビアは立ち上がりが遅くてかなわん!なんだけど)。

 

国際的観点から物を考える力を育てないと、友だちも学校の先生も社会人も、日本国内のことしか知らないってんじゃ、たぶんお先真っ暗。

明治維新は大嫌いだけど、それでも海外から優秀な学者をたくさん呼んで若者に学ばせ、社会人やら優秀な学生やらをどんどん留学させたからこそ、日本がアジアの中で突出して繁栄したのは確かなはずなんだけど……

 

こりゃ中国に抜かれるのは、少なくとも戦後、最初から勝負あったという感じ。

(ただし中国は、人口が多すぎるのが急所であり、13億人(?)すべてに富が再分配されることはまず半永久的にありえない以上、常にクーデターや民衆蜂起のリスクをはらんでいるけれども)

 

ともかくも、ちょっと疲れた。

でも昨日は完全に仕事ゼロだったんだから、これから5ページだけ書くのをノルマにしよう。

でもなんだか、親としての責任は、あと何年間かで終わるんだな。

そしてほんとのさよならもまた、もう少しなんだな。