✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■1/28(月) もうすぐ1月が終わる。

あっという間に1月の最終週となって、あと3日を過ぎれば2月に突入。

毎年1月というのはなぜか時間がたつのが遅く感じられるのだが、2月に入ったとたん、急速に時の流れが速さを増すように感じられるのはなぜだろう。

 

大敵である花粉症の季節が終わって、もしかすると一年でいちばん好きな新緑の季節でホッとひと息つくものの、木々の緑は深さを増して、息吹といえば優雅であるが、草いきれのようなむっとした夏の気配が漂い始める。

そのうちにあっという間にまた誕生日を迎え、鬱陶しい梅雨となり、思考が停止してしまうような暑い夏に、遠い幻をみるようなまどろみを感じていたかと思うと、体を揺すぶられるようにして目を覚まし、はっと夢からさめて正気に戻ってみると、辺りはいつのまにか秋――。やがて冬眠の季節にそなえて仕事をし、労働をし、冬ごもりのなかで正月を迎える。

 

これはどう考えたって1年に365日あるとは思えない。あるはずがない。まばたきしているだけで過ぎ去ってしまう時間。

 

光陰矢のごとし、時は金なり、少年老いやすく学成りがたし、歳月人を待たず、歳々年々人同じからず、ゆく川の流れは絶えずしてしかも元の流れにあらず……

むかしの人たちが言い残していったそうした言葉やことわざが、心に染みる年齢となった。

 

なに、旧暦でいえばまだ年の暮。これからようやく正月を迎えるんだと思えば、少しは時間を稼げたような気がする。