✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ 12/7(金) 便利だけど、ある意味かわいそうだな若い人。

仕事を終えて、ご飯を作って食べて、これからDVD観ようとごろりと横になったとたん、ふと、

(携帯。パソコン。Wi-Fi。電話。プロバイダー。光テレビ。NHKの受信料……)

便利だなというのではなく、なんとお金のかかる社会になったんだろう。いまの若い学生から社会人まで、かわいそうだなと思ってしまったのだ。

 

先日なんか、Luzのウィルコム・ショップのカウンターにお母さんと小学校高学年らしき女の子がすわり、契約についてあれこれ説明を受けているのを、ツタヤを出た時たまたま目にしてしまった。

女の子はどうもなにか興奮しているようで、ときどきお母さんの脇腹をつついたり顔をずっとのぞき込むようにしていたのだが、お母さんは店員さんと話に夢中なのか、まったく反応なし。

 

ああきっとこれは、女の子としてはスマホが欲しいのに、お母さんと2台だと、毎月最低1万6千円は使ってしまうだろうと。

ウィルコムだと、ほぼ同じ値段で2台使えるから、きっとお金がなくてそれを選択せざるをえなかったのかも知れないなと、僕の勝手な推測。

 

でも、僕の娘も携帯が欲しい年ごろになっていたし、周囲の友だちがほとんどiphoneを持っていたし、これから離ればなれになるんだからと、中学校に入る前の春休み、いっしょにショップに買いに行ったのだ。

ウィルコムのカウンターにいた女の子とはまるで表情がちがって、嬉しそうだったな。

しかし結局は、その後さらに経済的に苦しくなって、僕はiphoneが水没してしまって修理不可能というのを契機に、解約してしまったんだけど。

 

いったい便利に暮らすための最先端のツールをそろえるのに、毎月いくらかかるんだろう。

初期費用としては、パソコン代や無線ランの親機の代金など最低でも10万円以上のお金がかかるっているんだし。

 

節約節約と言ってたくせに、携帯が出ると、突然世の中の人々の財布の紐がゆるんでしまったような気がする。

毎月8千円とか1万円とか、そんなお金うちにはありませんと言ってたそのお母さんが、次々と新機種に買い換え、子どもたちにも仕方がないからと買い与え、たぶんエンゲル係数における食費の比じゃないんじゃないだろうか。

これが世の中の潮流ということでいいんだろうか。