✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ 9/26(水) ②3年間にわたる連載にピリオドを打つ。

感無量なり。

ちょうど3年間、創刊号か続いた連載小説の第20回目の原稿を、4日遅れでようやく書き終え、原稿に終止符を打った。

 

3年前と言えば、平成21年の暮れ。湘南はchigasakiに暮らし始めて2年めだった。

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あの頃は、酒量は変わらずひどかったけれど、肝臓はまだなんとか持っていたから、もうひとつの携帯小説の連載もやって、文庫の書き下ろしもやって、それなりに食えていた(ただし、家賃と元妻たちの家のローンにカードローン13社分を払っていたから、もちろん苦しかったけれども)。

 

編集者時代に僕をかわいがってくれたスタイリストの方もまだ生きていらしたし、最後に食事をしたのが横浜の野毛でごちそうしていただいた馬鹿鍋だったけな。

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いろいろあったな。

 

3年間も続くと、キャラクターには完全に生命が吹き込まれていて、最後も殺しはせずに行方知れずということにしたけれど、仲間との別れを書き終わった時には、少し涙がにじんだ。

自分が生み出したキャラクターとの別れが悲しくなるなんて、やはり一種の病気なんだろうとは思うけれども、たぶんその寂しさを常に味わっているから、現実世界の寂しさを耐えることができるんだろうと思う。

病気であると同時に、特異体質なのかも知れない。小説家というのは。

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 2012年9月26日15時53分47秒。

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