■ 8/13(月) ③初めて見たフランス製の裏ごし器。
なにかジャガイモ料理でも作ろっかなーと、『じゃがいもフレンチ』(斉藤美穂/柴田書店)という本をパラパラとめくっていた。
フランスなどで「貧乏人の米」と言われているじゃがいもは、つまりは僕の米でもある。 (-ω-;)
これまで、「ドフィネ風ジャガイモのグラタン」というのを作って見たんだけど(ドフィネってドーいう意フィネ? く、苦しい……フランス北東部の地方名だそう)ちょっと本格的すぎるのか、なんだか食べ慣れたジャガイモのグラタンより無骨というか、クリーミーじゃない感じ。
でも、写真はどれもみんな美味しそうなので、あといくつか作ってからこの本を判断しようと思って、「じゃがいも料理の基本」というところを見ていたら、
「裏漉しはジャガイモ料理の幅を広げる方法です。コロッケやピュレなどさまざまな場合に裏漉しを使います。裏漉し器は、編目の粗いものか、できればムーランというフランスの裏漉し器を使ってください」
と書いてあった。
(へー、ムーランって、有名なムーランルージュのムーランかな)
と思って検索してみたら、ムーランは風車という意味だということを初めて知った。さすがにルージュが赤ってことは知ってたけど、キャバレー「ムーランルージュ」って、「赤い風車」って意味だったのね。無知蒙昧。
でも、「風車」って名前のつく裏ごし器ってどんなんだろ、と思って楽天で検索してみると、これでした。
真ん中のハンドルをまわして裏ごしするらしく、確かに風車と言われれば風車……。
へええと思って値段を見たら、思わずうわあっと悲鳴を上げていた。
なんと3万円弱!!
こ、これってオレの一ヶ月の食費じゃないの?
とびっくらこいていると、ムーラン(大)と書いてある。
あ? 中とか小もあるの?
と思って検索しなおしたら、ありました……
あるショップで(小)が4980円、(中)が5660円。
なんだ。安いじゃん……っておまえの収入からしたらバカ高いよっ!
でもこれ、ジャガイモとかとうもろこしとかカボチャとか裏ごしするのが早くて楽なんだろうなあ。
いつか買ってやる。
※しかしこの本、タイトルとかサブタイトルは「じゃがいも」とヒラガナで、メニューは「ジャガイモ」とカタカナ表記に統一してるみたいで、ここに編集者のなにが込められているのか、元編集者としては意外と気になる(^_^;)。おかげで僕の文章が両方混じるようになっちゃったぞ、どうしてくれる!?