■ 映画を見て、ウインドーショッピングして、イカをオリーブ・オイルで炒めて。
キャス・カフェで初めて食べたモーニング。
今日も大磯から引っ越したばかりのOくんのおごり(出世払いということになっとります(^◇^;)。
「鶏とポロ葱のパイ」運ばれてきた瞬間、バターの匂いがぷんとして、いやー、極楽。生活保護を受けてもおかしくない我が輩が、こんなゼイタクをしていてよいのか!(よくない)
しかし、パイ生地を作る時にもバターたっぷり入れてるだろうし、つけ合わせがマッシュポテトとくれば、相当なカロリーだろうな。
ごちそうさまでした。
その後、「アーチスト」を見てから(ストーリー的には平板だけど、なんだか楽しい気分になれる映画だった。あのイヌに主演男優賞をやれとアメリカのネットで騒ぎになったのもうなづけるなあ。ジョージ・クルーニーには気の毒だけど、あのイヌにやられちゃったな。パルム・ドッグ賞とかいうのは受賞したらしいけど)
最近oisoからこっちに引っ越してきたOくん、仕事で東京に通うのにoisoはさすがに不便だという理由と(fujisawaでようやくsyonanに着いたと思ってから、さらにガタゴトoisoまで電車に乗っているのはツライとのこと。そりゃそうだろうなあ)、ペット飼育可の物件に移りたかったからなんだけど、
「オレはあのイヌを飼う!!」
と燃えておりました。いいなあ……。
その後いろいろと店をみてまわったけど、いつもどおりABCとムラサキスポーツとTimberlandは店員がしつこい。
たぶん店員にノルマ制があるんじゃないかと思うけど(ムラサキスポーツは間違いなくある)、客が店に入ったと思いきや、すぐに、
「なにかお探しですか」
と寄ってくる。
今日はふたりだからいいけど、独りでぶらっと、なにを買うでもなく見に入ったときにはヘキエキとする。
たとえばズボンを見ていると、やれ試着ができますだの(いまどき試着ができない店なんてないだろう……)、この記事はバナナの皮でできてますだの(タグにそう書いてあるんだから、字が読める人だったら誰でもわかる)、手に取ったり触ったりしただけでお似合いですよと来る。
だって自分で使えるお金のこともあるんだし、すでに持っている服とのコーディネートを考えて、これは合うこれはまったく系統が違うからやめた方がいいなとか、あるいはやっぱり今緊急で必要なのはウォーキングシューズだなとか、いろいろ考えながら見たいんだから、放っておいて欲しい。
だから実際に洋服とか買うのは、うるさくない店と決めている。ABCとは正反対に、Luzに入っている靴屋さんは、こちらが声をかけない限り、いっさいうるさいことを言ってこない。ご自由にごらんになって、ご自由に履いてみてくださいという姿勢が一貫しているから、長居ができるし、しつこい店員とのやりとりに緊張しないですむからとても気楽。
いろいろ店員に話しかけられたいという客もいるだろうけど、そうじゃない僕のような客だって少なくないだろうから、損だと思うんだけどな。ノルマ制を敷いてる店って。洋服なんかまだ可愛い方で、家具屋でもときどきそんな店にぶつかるとがっかりする。
「なにかお探しですか」
って、10万円もするような家具を、そう簡単には決められないだろうに……部屋の大きさ、壁紙の色、その他を自由に考えなきゃ、そうホイホイと買える品物じゃないんだから。
Oくんは、春のジャケットでやすくなってるモノがないか探していたから、「ハイ、ええ、ハイ」と店員をテキトウにあしらっていたけど、僕はもう店員が近づいてきたなと思ったら、たいていそのまま店を出る。
「それはお客さまにはあまりお似合いじゃないと思います」
と正直に言ってくれる店だったら別だけど。
その後フードコーナーでOくんはラーメン、僕は塩プリンのソフトクリーム添えみたいなのに最高級だというお茶(ただのティーバックだったのでがっかり。味も家で飲んでる丸山園のお茶の方が美味しかった……この味と価格じゃ、本店に人が行かなくなるぞ)というギャル路線。いろいろしゃべって別れる。
僕は食材を見てまわって、厚揚げと小松菜、美味しそうだったイカを買って帰宅。小麦粉をまぶしてオリーブ・オイルで。
新鮮でこぶりだと、するめいかも遜色なく食べられるもんだなあ。でもアカイカとかヤリイカの方が好きだけど。
なんか疲れちゃって、お風呂に入ったらもうまぶたが閉じそう。
人混みがダメなのかもな。