✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■9/29(土) ②誰も行かない大磯散歩(4)

■昨日の洋館の続き。

洋館脇を小径が続く。

以前はこんな厳重なバラ線とかでガードされていなかったのだが、恐らくは2009年に吉田茂邸が焼失してから後のことだろう。

洋館の管理者が不審者を警戒したのに違いない。

ということは、僕が以前ここを訪れたのは、少なくとも5年前ということになる。

あっという間だな……

茫然たる想い。 

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土が踏み固められた道。コンクリートなどで固められなくて良かった。

それもoiso市の景観保護の一環なんだろう。 

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 人気はなく、物音ひとつしない。

進行方向は海。

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突き当たりの相模の海は、台風で大荒れ。

高い波が次々と押し寄せては砕ける。

ここが「こゆるぎ緑地」と呼ばれる、公園というか、トラスト緑地。

もちろん、だあれもいない。

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ここから奥へ行くと、ごく普通の住宅街となってしまう。

つまり大磯の古い別荘地帯は、僕の知る限り、この一画で終わってしまう。

住宅街の、なるべく古い家並みの方を探して、国道に出ずに歩き続ける。

そして最後に洒落た家ばかりが建ち並ぶ石畳の住宅街を抜けて、右への小径を歩く。夏を過ぎたばかりだから、雑草でもう大変。

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同じ場所から左手(南)海の方角。

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すると、「八坂神社」の裏から境内へと出てくる。写真中央右が歩いて来た小径。f:id:blueseashell:20130924140939j:plain

ここから国道をさらに西に向かって歩いていると、謎の美容室の看板。ムシしようと思ったんだけど、さらに次の路地にも同じ看板があり、路地を曲がって探してみたのだが、けっこう遠距離にあるらしく、ついに発見できなかった(-◇ー;)。

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 すごいサボテンも。何年ぐらい放置してたんだろ。

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血洗川という恐ろしい名前の川が流れているけれども、これは行基作と言われ、この川の近くの岩屋に祀られていた地蔵が、梶原景時の子悪太郎が参拝に訪れた際に畑山重忠の手勢に襲われて討たれたが、実は討たれたのは地蔵さまで、体から血を流しているのが発見された。

その血をこの川で洗い流したことから血洗川という名前がついたというわけで、ここで合戦があって何百人が死んで血の川となった、などという物騒なものではない。f:id:blueseashell:20130924143437j:plain

 

この先がすぐ二股となっていて、右の坂道をのぼっていくと、紅葉の名所として昼人ぞ知る城山(ジョウザン)公園に出る。

初めて行ったときには、もう紅葉はここでいいな、と思ったぐらい、ライトアップされてキレイだった。

下の写真は、3年前の11月27日に摂ったもの。

この右手に能舞台があって、そこで能が披露されたり、この道の奥に池があって、その片側を山となっていて、その周辺がライトアップされ、まことに幻想的。

山の上は、さらに大きな公園となっていて、展望台からは絶景が眺められる。

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しかし、3年なんて、あっという間だなあ……

 

国道の二股の左手には、まだ行ったことのない旧吉田邸の庭園があるけれども、今月から庭園の見学ができるようになったので、今年中に行って見てこようと思っている。

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f:id:blueseashell:20130924144927j:plainこの日は血糖値を気にせず、なんでも食べて良い日にしていたのだが、楽しみにしていた鴫立亭のサバランも食べられなかったし、西行まんぢゅうの和菓子店もおやすみだった(´;ω;`)。

その代わり、少し回り道をして駅に戻ろうと国道を進んでいたら、初めて見るカフェを発見して、なかなかよさそうな雰囲気だったので入ってみると勘が当たった。

ほんとに丁寧に落としてくれたコーヒーとともに、「くるみのパンケーキ」を食す。

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嗚呼……ようやく人心地。

雑貨もそろっている店内を見て歩くと、ちょっと欲しいなと思ったものもいくつか。でも、またお金が入ったらとすべてあきらめ。

 

これで今回の大磯散歩はオシマイ。続きはまた書くつもり。

大磯にはまだまだ楽しい道があって、そうした道の散策好きにはたまらない。有名スポットに行くだけが、観光じゃないからね。