✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

2012/12/24 断酒784日目。

断酒784日目。

節“白砂糖”挫折。

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8時前起床。

昨夜就寝は2時過ぎ。

どんどん昔のパターンに戻っているようだけれども、やはりどうも朝型とりわけ早朝型の仕事というのはムリなようだ。

 

作家のアニー・ディラードは、『ティンカー・クリークのほとりで』を書いたとき――

「私は正午まで眠った。やはり作家である私の夫もそうした。午後ちょっと書き、早い夕食後、散歩をしてからまた書いた。その数カ月間、私は夕食とコーヒーとコカコーラとチョコレートミルク、そしてヴァンテージしか摂らなかった。夜中の一時か二時まで働いて、家に帰った頃にはくたくただった」

と述懐しているが、おそらく僕の体内リズムはその時間帯にあるのだろう。

しかし健康を考えれば、以前にも書いたロアルド・ダールの時間帯(10時半にはコーヒーを持って仕事場へ行く。そこで2時間みっちりと仕事。午後4時には仕事場に戻る。6時きっかりに仕事をやめて、ウイスキーを2、3杯ひっかけてから夕食)が理想に近いのだろう(これでも何とかやれるというぐらいだ)。

深夜から明け方に執筆をスタートする人たちがうらやましいとは思うが、出来ないものはできないから仕方がない。

 

僕ははたして意志が強いのか弱いのかわからないのだけれど――煙草はやめようと思った翌日からきっぱりやめたし、けれども酒はやめなければと思いつつ肝臓を壊すまでついにやめられず(これに関しては、少なくとも半分は、元妻から送られた悪魔のプレゼントのせいだという主張をしたいけれども)、一方ではいったんやろうと決めた運動は5年でも10年でも繰り返してやっているし――意志が強いと仮定したとしても、この体内リズムだけはどうしようもなかった。

 

以前このパターンは危険だった。

夕方になれば自然と酒に手を出していたから、一瞬頭は冴えてガッと書けるものの、次第に思考力は衰えて、酔いつぶれて寝てしまったから。

しかし今では、まずはぬる燗で少量だが極上の刺身を舌にのせて味わい、熱々の鍋やおでんを食しながら冷たいビールで眠気をもよおした胃に活を入れてやるなどといった極楽図を思い浮かべても、ただの一滴すら欲しいとは思わなくなったから、夜の執筆というのは、にわかに僕の黄金の時間帯になっているのかも知れない。

月が手を広げて、ふたたび僕が訪れるのを待っているような気がする。

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