■11/13(水) 断酒1107日目 一日中、眠くて眠くてだるくて……
■発作は完全に起床後~午後へとシフト。
起きたときは膝が痛くてトイレに行くのも勇気がいる。
しかしそれでも、以前のようにうめきながらじっと堪えるということはなくなってきた。
確実に発作は軽くなっている。
麻酔注射か、治療院の施術か、よくわからない。
もちろん「リリカ」を朝夕服用している上での発作の軽減だけれど。
■さて昨日の続き。
Loftで「バックジョイ」の隣りを見ると、なんだかメッシュで覆われたプラスチック製の座椅子が陳列されているのに気がついた。
ディスプレイのパネルを読んでみると、
「座るだけで体のゆがみを正し、快適に体を動かすことができるクッション」
と書いてある。
うわ……バックジョイ買ったばかりなのにと思いながら、椅子に置かれたお試し品に座ってみると……
きゃー!
バックジョイよりはるかに座り心地がいいぢゃないか!
これは失敗したか、Loftに来てから買い物すべきだったかと思って冷や汗が流れる。
バックジョイは、初日は効果がわからず、2日目になってようやく座り方のコツがわかって、3日目にそれまで痛かったお尻全体の痛みが軽減されることを感じ、さらに骨盤をシャキッと伸ばす意識を植えつける効果があるとお気に入りになっていたのだが、この「P!nto」(ピント)という座椅子、お尻はもっとラクだし、骨盤を意識して伸ばすのではなく、座っただけで伸びるのだ……。
それでも悔しくて、なんとかバックジョイの方がすごいんだと納得しようとするが、なんど座っていても、こりゃかなわねーよという感じ。
あー、痛い買い物をしてしまった。
5500円パァだ……(´;ω;`)ウッ
もちろん、かつて数種類買った低反発クッションや、お尻の真ん中に穴が開いたドーナツ型のクッションとか、最初はよかったのだが、すぐにイヤになって結局捨ててしまったこともあるから、少なくとも1週間とか使い続けなければ結論は出ないだろう。
しかし、
(これならだいじょうぶ)
という確信みたいなものを感じてしまったのだ。
あー、ちょっと来月は冷え性となってしまった足を温めるものをなにか買おうかと思っていたのだが、腰のことを考えると、こっちが先決か……な?
冷え性もキツクて、昨日のふくらはぎを中心とした引き攣りは、冷たくなった足の血管に、自転車を漕いだことによって一気に血が流れ込んだことによる症状なのは明らかなので、安い物でいいから、足を温める物を買いたいと思っていたのだが……
これは1月まわしかなあ……とは言っても、ちょうど娘の受験のころだから、間違いなく不意の出費があるだろうし。
来年までガマンかな。
「冷え」と「腰、膝等の痛み」とを比べると、どうしても腰優先になってしまう。
それほど痛いし苦しいし、仕事がまったく手に着かない状態になってしまうのだから……
冷えの方は、足湯専用のバケツでも買って、お風呂場でお湯を入れてガマンするかなあ。
しかし痛かった……慎重に買い物しているつもりだったけど、痛みがおさまるならと、どこか冷静さを失っていたのかなあ。
■冬だなあ……3時を過ぎると急に冷え込む。
これからまた足湯。
体が疲れているのがとてもよくわかる。やはり痛みへの緊張からかなあ。
洗い物をやって、洗濯物を干して取り込んで、ちょびっと掃除機をかけて読書して……
そんなことしかやっていないのに。
■P!ntを買ったら、バックジョイ、居間の椅子に使えばいいや。
いちいち移動する手間がいらないし。
図書館とか持って行くのに小さくて軽いし。
と、なんとか理由をつけて、買い物失敗の事実を消す (-ω-;)。
■徳州会事件。
会社を辞めて、食えなくなって、友人の紹介で『徳州新聞』を紹介してもらい、3カ月だったか4カ月だったか、短期の勤務をしていたことがあるのだが、徳田虎雄氏と、今回逮捕された娘さん2人、事務局でいちばんの切れ者や幹部数名と、ルーマニアにおける病院オープンのパーティー&ルーマニアの政治家との会食、シーメンスなどのメーカーとの手に汗握る交渉等々に同行取材したことがある。
もう遠い昔だ。
あの頃から、娘二人の尊大さ、精神的もろさ、とりわけ長女の切れたら収まらない性格を見て驚いていた。
悪い子たちじゃなかったんだが、みのもんた同様、甘やかして育てると、それなりの子供が出来上がるんだな……。
ギリシャ正教の主教まで出席したセレモニーは、黒い森の奥にできた東欧一の大病院を祝うのにふさわしい荘厳さだったし、ルーマニアの富裕層はスキーに興じ、黒い土の塊のような農民層がジャガイモと一緒に馬車の荷台に腰を下ろして帰路に就く姿の対比が忘れられない。
徳田虎雄氏のカリスマ性に、幹部も事務局の人間も、睡眠時間を削ってでもついていったが、その幹部数名が、
「あの長男についていくのかよ……」
とひそひそ語り合っていたことも忘れられない。
徳田虎雄氏とはまるで違って、娘同様、わがままに育てられた人間だったのだろう。
もちろんカリスマ性など持ち合わせていなかったに違いない。
すぐに辞めてしまったからその後のことはまったくわからないが、長男の人気がなく、次男が今回連座制を適用されるかどうかで揺れている政治家となったことは、なんとなく予想の範囲内だったような気がする。
徳田虎雄氏が難病にかかってしまった今、徳州会内部では派閥争いだの離反者だの、ぐしゃぐしゃになっているに違いない。
もしこれで徳田虎雄氏が亡くなったりしたら、徳州会の先行きはわからなくなるだろう。
(分裂する可能性が高いと予想するが……)
僕も毎日寝ないで、這うようにして起きて、徳田氏の車を追いかけて取材を続けていたのだが、当時の記憶はまだ自分の脳裏に焼きついている。
編集者時代から、なぜかそうした現場に居合わせることが多かった僕は、なにかの星の巡り合わせの軌道上を動いているのだろう。
そんな時代もあった。
■いやあ……自分でもあきれるぐらい寝る寝る寝る……
朝からずうっと居眠りのしっぱなしで、よくこんなに寝られるなという感じ。
もしかすると、今日から始めた足湯のせいかも。
これで寝ている間中緊張しまくっていた筋肉や精神などが、ほんとの意味で休息をとっているのかも知れない。
やはり足温器とか足湯とか買いたいなあ。
■先日買った本には、
「30分以上座り続けない方がいい」
と書いてあった。
それが、腰だけでなく、あらゆる関節にとって理想なのだと。
だから30分ごとに休憩をとり、いつのまにか丸まってしまった背筋を伸ばすようにした方がいいのだそうだ。
これは、腰痛などを感じていない人でも。
イチロー選手は、とりわけソファにはできるだけ座らないようにしていたそうだ。
普通の椅子以上に体が沈み込んで背中が丸まってしまうからだそう。
この体勢をとると、腰椎に荷重負担が集中するのである。
どうしてもソファに座らなければならない場合は、できるだけ浅く座って、背筋を伸ばすようにするのだそうだ。
腰痛は体の骨盤がバランスを崩した状態が続いて発症するもので、それをかばおうと、膝、股関節、肩こり、首こりと、全身の筋肉がやられてしまうそう。
もちろん、加齢による変形性関節症で、膝関節がまずやられ、それをかばおうとして腰に来る場合もあるだろうが、基本は腰だという。
しかし若い時にはそんなこと意識もしないから、だんだんと体のバランスが崩れて、筋肉も弱ってくる中高年になって発症してしまうそうだから、一日中椅子に座って仕事をする人は、上記に書いたような骨盤維持のための補助器具などを買って、そなえておいた方がいいと思う。
■またいきなりドーンとだるくなって、眠気。
布団にころがり、仰向けになって目をつぶりながら、
(なんかの病気か???)
と思ったとたん、横浜の治療院の先生が、
「ああ、風邪引いてるね」
と言ったのを思いだした。
別に喉もかゆくないし、痛くないし、咳も出ないし、鼻だってふつう。
それでも、風邪の病原菌を体内に抱え込んでいて、発病前だとしたら――この朝からの異常な眠さだるさも納得が行く。
かと言って、肝臓がまだ悪かったときのあのどうしようもないだるさとはまた違う。
ああ……風邪キンもらっちゃってるのかも……
確かに引きこもりに近い状態だし、免疫力だって落ちているだろうから、横浜とか、近所の買い物とか行ったときに移された可能性はあるよなあ。
横浜行くときも、電車やホームでゴホゴホ言ってる人――なぜかとりわけ女性――がけっこういたもんなあ。
先生、なんでわかるんだろ……
大事をとって、また寝てしまおう。
やっぱり一人用のコタツというのが優先かなあ。「P!nto」じゃなくて……