✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■7/13(土) ③持つべきは、奥さんではなく、気心の知れた友人、知人。

■ビデオを観ていたら、いつの間にか寝てしまったらしい。

やっぱり疲れてる。

起き上がったとたん、玄関のチャイムが。

なんだろうと出てみると、先輩からの宅急便だった。

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KUSUMI TEAというのは初めて聞く名前だったが、缶にDETOXとあるから、知る女性ぞ知る存在なのかも知れない。

(もちろん普通の紅茶も種類抱負)

もともと帝政ロシア時代に東方で創始された飲み方で、やかんの一種に茶葉を淹れ、それをジャムやスパイスで煮出す方法だという。

イギリス式の紅茶とは別次元の紅茶として、今ではフランス文化に深く根ざしているそうだ。

そんなこと、フランスに行ったことのある人にしてみれば、常識なのかも知れないが……

 

先輩が送ってくれたのは、僕が

「便秘になるととたんにアンモニアの値が上がるみたいで、足がぱんぱんに腫れてしまう」

と言ったら、すぐさま送ってくれたのである。

たぶんその先輩というより、新しい奥さま(予定)がそういう趣味を持った人なんだろう。

そうしたことを想像するだけで、とてもエレガントな女性なのではと、妄想をたくましくしてしまう。

 

主治医のセンセイにいただいている下剤との兼ね合いもあるが(下剤、また1種類増やしてくれた)、とにかくお通じを良くして、1日何度でもトイレに駆け込むことの方が大事と考えているようだから、さっそく今夜試してみようと思う。

先輩に御礼の電話をしたら、鍋で煮出してポットに入れ、冷蔵庫で保存してもいいとのことだったが、もう父親譲りの冷蔵庫のポケットはめいっぱい。

はとむぎ茶も冷やしてあるし、やはりもうひとまわり大きい冷蔵庫が欲しいなあ……美容院にも行けないし、娘も呼べないんだから、とてもじゃないけど当分買えないけれども。

 

それにしても、持つべきは奥さんではなく、心の通じた友人知人であるなあ。

 

■夕方からまた足の腫れがひどくなった。

今度はくるぶしだけではなくふくらんだ部分のどこを押しても痛がゆい。

下剤でお通じはバツグンなのだが、夕食を摂ったからだろうか。

もしかすると、完全な非代償性肝硬変に移行してしまったのかも……

そんな不吉な予感が頭をよぎる。

そうなったらもう肝移植しかないが、そんなお金もないし、肉親――つまり子供たちにそんなことをさせられる訳がない。

来週は検査の仕上げというか、大腸の内視鏡検査と、場合によっては同時にポリテクトミー。

しかし大腸うんぬんよりも、今のこのアンモニアをどうにかして欲しいという感じ。

もうたんぱく質は、動物性であろうが植物性であろうが、これまで大丈夫だった卵であろうが、腸で作られたアンモニアを肝臓がほとんど分解できなくなっているのでは……

 

主治医が

「肝臓の数値はもう気にする必要はなし」

と言っていたのはほんのわずか前のことだったのに……

おとといの検査では黄疸など明らかに肝機能が悪くなっていたし……。

コリンエステラーゼも2週間前の結果ではいきなり基準値内に入ったというのに、今回はその前の段階よりもさらに悪化しているし、アルブミンもせっかく基準値内に入ったというのに、はずれてしまったし……

 

なんだか、執筆に復帰する以前に、ダメになりそうな予感がしてきた。

いよいよ覚悟を決めるべき時か?