✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■6/3(月) 断酒943日目(130603)

■7時半起床。

睡眠時間は足りずに眠たいが、体調はますます好調に。やはり先生の見立てが正しかった。

しかし先生も72歳と高齢。いつ引退してしまうかわからない。

かなり遠方から来ている人たちも多く、ということはこの周辺で先生に優る医者は少ないことになる。

いずれ先生に代わる医者探しをしに、内科医を次々と変えてゆくような自体に陥るかも知れない。

しかし高齢にもかかわらず、学会で最新学説も勉強し、民間療法といえども

「これはこういう理由で効くのだろう」

と納得したものについては患者にも薦めたりと、若い医者で規則にがんじがらめになっているよりはるかにフレキシブルなのだが、こうした医者がはたして見つかるかどうか……

 

■チーズを口に押し込み、ミネラルウォーターをがぶがぶ飲みつつクスリ服用。チーズもアンモニアの元になるだろうが、これは体重をきちんと量って一日のたんぱく質の摂取量を計算するとか、極力肉を避けて少なくとも魚を半分の比率にまで持って行くとか、今後どうしたらいいか先生に聞かなくては。

洗濯をしようと思っていたのに、スポット天気予報は寝る前と明らかに変わっていて、15時の枠に晴れマークがぽつんとあるだけ。あとは曇り。

なんだ。明日の方が天気がいいのかと洗濯中止。

その後娘と話をするが、落ち込んでいる様子はまったく感じられない。

極楽とんぼと呼ばれた性格まで、僕に似たようで、悲しいことは悲しいことだけど、でも明日はディズニー行くしぃ、今日は友だちともんじゃ食べるしぃ、みたいな、正直頭の中が空洞なのかお前はと思わず言いたくなるようなヤツ。

 

しかもオトコよりオンナの方が生物学的に強いとなれば、僕に輪をかけた、いやはるかに凌駕する存在なのかも知れない。

たとひ我が輩が病床について起き上がれなくなっても、

「お父さん、明日娘とディズニー行くしぃ。お金ない?」

なんてことを言いそうだし、たぶん言う。

しかし小学校を卒業する直前に僕が家を出た、あるいは石もて追い出されてしまったのだから、もっと落ち込んだ性格になってもおかしくなかったのだが、しかしそうなったら僕の心配はさらに倍加し、酒の量もさらに増えて、肝硬変の度合いも悪化していたことだろう。

そういう意味ではオバカで明るい性格でよかったと思う。

今も、

「この前イケアで枕買って、抱えて帰って来た!」

とか、それってガンの話となんの関係が……と理解不能だったし。

 

■僕の間違いで、友人が映画をごちそうしてくれるのは来週だった。

だからこれからビデオを返しに行きがてら、やはり株主優待券を使って、映画を見てしまおう。

昨日も執筆が進んだし、カルニチン欠乏症を克服しつつあるんだから、自分に対するご褒美だ。

あとは鎌倉で大妙齢菩薩3人に囲まれて食事会&そのうちのひとりが書いた小説の品評会。

それで食費以外の金はほぼ尽きる。

 

■テラスモールで、迷ったのだが、『オブビリオン』を選択。

映画館の大画面で観るならこっちだろうという判断だったのだが、うーん……これ、画像が大きくて、CGもひと昔まえの古い感じだったら、ちょっと観ないぞ……

やっぱり映画館向きじゃないと思っていた『中学生円山』を観るべきだったか(´・ω・`)。天才クドカンのちっちゃなスケールの物語をでっかい画面で観たら、それはそれで大笑いだったかもなあ……

友人のお誘いを待つしかないけど、クドカンのすごさを僕の口からはとても説明できないし……

 

少し食材を買ったけれども、あとはまたこんどにしようと、適当なところで買い物をやめ、レンタルDVDの旧作1枚100円也を借りて帰る。

それだけなのに、足が疲れて、階段をのぼるだけでゼイゼイ言っていた。

早く戸外の運動やウォーキングを再開して、体力をつけないと、人間というのはどんどん衰えてとどまるところを知らないんだなあ。

 

■どうも今日観た映画だけで寝るのはしゃくなので、DVDで『ニューシネマ・パラダイス』を鑑賞し終えたところ。

なるほど世間に言われているように名作ではあるが、これは観客を意識したというより、監督自身の回想なのかも知れないなと、もし涙ボロボロになったら困ると用意していたティッシュは結局1枚も使わずじまいだった。

小説も同じだが、ひとつの表現にはそれぞれのファンがついたり反発を受けたりするのは当然だが、今の時代は宗教と同じ、小さな映画、小さな小説を教祖さまとあがめる小グループが津々浦々、勝手に結集する時代なんだろう。

 

全国的ヒットとなるものに、意外とろくな作品がないことが多い昨今だけれども、それもようやく個性の時代が日本に定着し始めたことを考えれば、小集団の乱立の方が、全国的ヒットをするよりはるかにマシだし、邦画のヒット作の駄作ぶりを観ていると、かえって気持ちが悪くなるときがある。