✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■2/7(木) 「円安大不況」が日本を襲うって本当か!?(5)

ドルが強くなれば、おのずと円は弱くなる。

これが為替相場の当然の帰結であるが、今回は様相が違う。

安部ノミクスによって、日本は円安誘導をしているのだ。つまり、

「自分の方から円を弱くしようとしている」

のである。

 

ということは、アメリカが金融引き締めに本腰を入れはじめたとたん、ダブル円安みたいな状況におちいってしまうことになる。

(1年ぐらい先にそれが起きるんじゃないかと、少数エコノミストたちが懸念しているのだ。その理由は、

「この先インフレが起こりそうなら、アメリカは金融緩和策をやめます」

とアメリカ連邦準備理事会が声明を出したからということらしい)

 

つまり、自分から坂道を走って下りようとしている最中に、後ろからものすごい力で背中を押されて、予期しないスピードに加速してしまうというわけ。

 

こうなると、ヒサン。

国内の物価は上がってるわ、賃金は上昇してないわ、国の借金は減っていないわに加えて、さすがに行き過ぎだと円安に歯止めをかけようと思っても、今回ばかりは国にも銀行にもどこにも金が無いから、すでに日本売りをしかけている海外勢が、それ売れやれ売れと、ここぞとばかり攻勢をしかけて来ても、対抗するだけの力がないというわけなのだ。

度重なる借金で、もはや日本は赤字倒産寸前なのだから。

 

結局日本は、その時になって初めて青くなり、アメリカに土下座して助けてくださいという一手が残されるのみ。

日本は回復できないほどの債務超過国となり、国の実質的な権限もすべてアメリカその他先進国のいうなりになってしまう。

かつてマッカーサーが駐留米軍として日本に君臨したように、日本のシステムそのものに大なたが振るわれ、日本人はただ呆然と立ち尽くすのみだろう。

第二の白州次郎は、もう日本には現れないであろうし。

 

僕は長々と書いて来たこの少数派エコノミストの言っていることこそマトモじゃないのかと、この十数年間、「もっとも不得手な数学と物理に次ぐ不得意分野経済」について素人ウォッチングしていてそう思った。

 

僕はこの異常な借金大国に、必ずやオオカミがやってくると思っている。