<ほぼ毎日やっている午前中の体操>――補足その①
昨日まとめた朝の運動の補足を(便宜を供するために、同じ表をいちばん下に貼っておきます)。
[午前中ではなく、午後、仕事の合間にやっている運動]
『ストレッチ・メソッド』
ストレッチ本のベストセラー。全種目をやっているヒマはとてもないのでテキトーに。
※注意点=コアトレの有吉与志恵さんが、その著書『コアトレ スタートブック』で触れているように、体が温まる前にストレッチをやると、腱を傷めたりなど故障する場合があるから注意。実際僕もこれで手首の腱を傷めてしまった。
ストレッチと聞くと、なんだか朝いちばんでやるのにちょうどいいと思いがちだけど、実は種目によっては危険なものがある。
思い出したときに、足りない部分を、ほんの数種目だけ(午前中の体操で、ほとんどをカバーできるようになったから)
『体脂肪が落ちるトレーニング』
これもベストセラー。週2回を目指しているが、1回しかやらないときの方が多い。「スロー」あるいは「クイック」&「スロー」は筋肉をつけるのに効果的で、部屋でやれるのが利点(ただし、飛び跳ねるものもあるので、下に人が住んでいる場合はやめた方がいいけど)。
※注意点=腹筋のやり方が危険。昔ながらのあお向けになって上半身を起こすやり方が紹介されているが、これは多少スポーツ的常識がある人なら
「腰痛に最悪」
である。腰痛のある人間はもちろん、このやり方によって腰痛を発症してしまう可能性すらあるから、このやり方はやめるべき。
だからいろいろべつのやり方がいろいろな先生によって提唱されているのだが、例えばアイソメトリックス(静的運動)的なアプローチとしては、あお向けになって両膝を立て、腕を胸の前でクロスして首を持ち上げて、自分のヘソを見るようにする。顔をなるべく上半身に近づける感覚で胸から上を起こしていくのだが、これはかなりキツイ。
またアイソトニックス(動的運動)的アプローチとしての代表格は、なんといってもピラティス。これはヘソをのぞき込む行為にさまざまな動作がくっついたものと思えばいいと思うが、これまたキツイ。何種目か続けてやると、横向きになって「うう~」とうめくほど効く。僕が専ら使っているのはこの本。
『お腹が凹み全身を引き締めるピラティストレーニング』繰り返し続けたので、そろそろ別の本(同じく福井千里さんの本で『ベストピラティス』)に移って、体の別の部分を鍛えたいと思っていた矢先(『お腹が凹み~』は文字通り腹筋中心)、にヨガに興味を持ってしまって(以前にもやってみたことがあるが、その本がちっとも面白くなかったので挫折した)、そちらに移行してしまった。
(福井さんの本は楽しかった)
※注意点=気づいたことは特に無し。
『アスリートのためのコアトレ100のエクササイズ』
タイトルどおりアスリート向けの専門的な本だが、ポールを使ったコアのリセットが、肩の痛みにけっこう効いたのでしばらく使い続けた。
最近、なんでもかんでも「コアトレ」という言葉をくっつける本が多いので、有吉さんは「コアコンディショニング」という言葉を使い始めているようだ。
これは勘に近いのだが(本に対する勘のようなものは、職業柄か、けっこう当たる)、解説は難しいし、写真もデザインもお世辞にも一般向けとは言えないが、彼女のきちんとした理論は信用に足ると確信した。
とにかく藁にもすがりたいぐらいの肩に痛みが走るので、安い買い物ではなかったけれども、ストレッチポールを購入し、さらにハーフポールとゴムのボールを2個買って(ネットで安いショップを見つけて)リハビリを続けた。
お世話になっているある女性も、体調が悪いことが多くて、指圧からマッサージからあらゆるメンテナンスを渡り歩いたのだが、結局効果があるのは短時間で(マッサージなどは、血行が良くなるので、すぐに効果が出やすいが、効果が切れるのもまた早い)悩んでいた時、有吉さんが主催する「健屋」という店を知って施術してもらったところ、どんなマッサージよりも効果があり、しかも持続するということで通い始めたのだそう。僕が有吉さんを知っていることで、少々驚いておられた。
僕もこの本をやり始めてから、体の不調の多くが、コアの崩れ、歪みなどから発生するものだと確信した次第。
これも最近また思い出したようにやり始めている。
『体幹を鍛える コアトレスタートブック』
同じく有吉さんの本で、やはりコアのリセットをメインにした本だけど、ポールなどの道具は使わない。日常生活ですぐに採り入れられる一般向けの本だし、運動と呼ぶと拍子抜けしてしまうぐらい気楽にできるのでオススメ。
これも時間のあるときにちょこちょこやっているけれども、もう少し日程にきっちり組んで1週間に1回でも2週間に1回でもやっていくようにしたいと思う。
※注意点=まったく無し。
■現在やっている、もしくは思い出したようにやっている運動はほぼ以上。
有酸素運動が足りないので、スロージョギングを始めたが、膝をやられて断念。歩くのも辛い時期があったのだが、『ひざ痛を自分で治す本』で膝の周囲の筋肉を鍛えるようにしたら驚くほど回復してきたので、先日ひさびさにスイミングをしたのだが、このスイミングも日常的に採り入れて行きたいと思う。
これはどんな医者も異口同音にスイミングを進めることからもわかるように、逆に言えば、有酸素運動で走ったり、歩きすぎたりすると、膝や股関節、姿勢が悪ければ腰をやってしまう危険があるということだ。
■僕なんかはかなり特殊な生活をしているからこうした健康法・運動法に長時間とりくんでいけるから、一種、健康法の被験者とも言えるんじゃないかと思うけど、こりゃダメだという本も、実はたくさんあった。
金儲けだけの精神主義としか言えない本だったり、理論もなにもないただの思いつきに近いような本だったり、まさに玉石混淆の世界。
しかしそうした失敗で、本代をドブに捨てるようなことがあっても、1冊いい本に巡り会えればけっこう一生ものだから、本の単価の数倍もの価値がある。いわばお安い買い物と言えると思う。