✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ 9/10(月) ②朝メモ(2)

「Evernote」を使い始めてからまだ2カ月ほどにしかならないが、ようやくこれだという便利なメモ&ノートにたどり着くことができた。

経済、原発&放射能、クッキング、ウォーキング、イベント、社会問題……などテキトーに分類して(この分類作業が僕は苦手)使っているのだが、なにしろコピペするだけで写真からなにからあっという間に転記できて、しかも文字の大きさだの色だのを自由にカスタマイズできて便利。

 

これまで、わざわざノートを作るほどのものではないし、かといって一冊にいろいろなモノを書いてしまうと、量が増え年数がたったときに、見にくいことこの上ないだろうし、かといって「Quick Note」は以前のようにワープロにコピペしていたときとそんなに変わらないというか、わざわざ使うほどではなかったし。

 

さてここでは「Evernote」について話をするつもりではない。

以前編集者時代に、若くても頭のかたい後輩がいかに多かったかを思い出したのである。

「Evernote」だけでなく、スマホのアプリなども含めて、今どきの若者はなんの抵抗もなくすんなりと便利なソフトを受け入れているようだが、果たして本質はボケてはいないだろうか。

 

僕の若い頃は、今に比べれば問題ははるかに単純で、本質が見えやすい時代だったけれども、それすらかぎ分けない、いやそれ以前の常識さえ取り入れなかった人間が信じられないほど多かった。

 

たとえば30歳前半となったとき、自分の机にパソコンを持っていたのは、なんと30人ぐらいいた(フリーランスを入れると40人を越えた)編集者のうち、僕ひとりだったのである!!

な、なんで?

と毎日不思議に思えて仕方がなかった。

 

会社の総務部に聞いてみると、仕事に必要ならパソコンをリースで買って上げるから申請するようにと言われ、喜びいさんでいろんな機種を見当し、親指シフトをやってみたいと思ったので、富士通のパソコンを選んで書類に記入して提出したのだ。

 

ところが後日帰って来た返事には、そのパソコンはダメだと。

なぜですかと聞くと、

「ゲームが入っているから」

……。

をい。

会社でゲームやらなければいいわけでしょう? その旨契約書だって書きますよとまで言ったのだがどうしてもダメ。

そんなの、ある程度のデスクトップだったら、オール・イン・ワンということで、ワープロからオフィスからゲームから、ほとんどみんな入ってるじゃないか。

だったらなにも買ってもらえないことになる。

抗議を繰り返したら、

「それが組織というものだから」

 

をい。

なんの組織のどういう論理だよ。

出版社でこれだけパソコンを持ってないのは、うちだけだぞ……と叫んでも犬の遠吠え。

(続く)