✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

日本にはパチンコもカジノも必要ない。

片や週刊プレイボーイ本体で「銀玉親方山ちゃんのパチンコかっぱぎ講座」という必勝法を連載し、ライターの山崎一夫さんやメジャーでは初デビューとなった西原理恵子さんを世に出して人気を博し

片や「20兆円パチンコ産業~」でライターの鄭誠治君と組んでパチンコ業界にまつわる闇の部分、警察官僚の天下り平沢勝栄ら政治家との癒着、三点方式という小学生でもわかるパチンコ玉の現金化システムなどに光を当てるという、マッチポンプをやって来たのが、退社前までの編集者時代の僕だった。

 

世の中には決して黒白ふたつにはっきり分かれる道義というものは事実上存在せず、かならずグレーゾーンというものがあるから、それはそれで編集者のやり方であろうと自己暗示をかけながらやって来たのだが、何年もするうちに、

「バクチは悪」

であると深く思うようになった。

 

パチンコ屋の駐車場で両親から車に閉じ込められ、熱中症で死んだ子どもたち、親がパチンコにのめり込んでいる間に言葉巧みに店から誘い出されて殺された女の子、女房子どもが泣こうがわめこうが生活費のほとんどすべてをパチンコに注ぎ込む連中、子どもの貯金箱を壊したり、明日までに払わなければならないという給食費袋から金を抜き取る親など、聞けば聞くほど、耳を塞ぎたくなるニュースが飛び込んで来たからだろう。

 

世の中にギャンブル依存症と言われる人間は数多くいて(パチンコファンだけで2000万人いるという)、そうした人間は、昔の喫茶店にあった賭け麻雀ゲーム付きのテーブルにかじりついたり、伝統的にはサイコロを転がす丁半バクチや、花札など、時の政権がどんなに禁止令を出しても、決しておさまることはなかった。

 

けれど現在の日本と大きな違いはあって、それは徳川幕府など時の政権がはっきりとギャンブルを禁止とし、悪質な常習者については遠島が前提でばあいによっては死罪にまでしたという事実である。

 

もうひとつは、ギャンブルは許可を与えた寺社仏閣で富くじを売ったり、バクチ場を開くにしてもその寺社仏閣の権利がおよぶところまでに限定して、現在のパチンコ屋のように全国の商店街の津々浦々までギャンブル場を広げなかったというところである。

 

日本のカジノ法案は、コロナ(武漢ウイルス)問題がひとつの決着を見せてから(現在の風邪ウイルス化して、特効薬ができるということであり、もはや絶滅はできない)、「財源の確保」を名目に国会を通そうとする動きを見せるだろうが(江戸でも幕府の財政の悪化で、バクチにタ対する禁止令がゆるんだ)、もしも法案が通ったら、ほどなく日本全国にカジノが広がってゆくのは目に見えている。

 

大阪にも作れ、札幌こそギャンブル開放地として理想的だ、札幌がオーケーで福岡の中州はダメという理由がわからない、パチンコ発祥の地とも言うべき愛知をはずすとはなにごとだ、など、今のパチンコ以上にギャンブルが日本全国に蔓延してゆくことは明らかだ。

 

これが罪のない子どもたちにいかなる悲惨な人生を与えることになるか。

 

ギャンブル中毒症の人間は法律などで治せるものではないのだ。

 

自分に対する深い反省とともに、言いたい。

お隣韓国のように、まずはパチンコを全面禁止にせよ。

それすらできないくせに、カジノをコントロールできるわけがない。

徹底的に反抗すべきだろう。

この世界に、一国ぐらいギャンブルのできない国があってもいいじゃないか。

 

かつて大政奉還によって日本を訪れた外国の知識人たちが驚いたように、精神的に世界一流を目指して歩き出したいものだ。

地球上に、

「日本を見習え」

という声があふれ出てくるような国作りを始めたらどうだろうか。

 

まずは自民党のカジノ議員の動向をきびしくチェックしていきたい。

そしてその国会議員が束ねる県会議員や自民県連の押す新人議員は地方選で確実に葬り去るような努力が必要だろう。

 

それが我々中高年以上の年寄りが、若者に残してやれるせめてもの償いではないだろうか。

我が身を振り返り、恥辱を甘んじて受けたとしても、僕はパチンコからカジノまで、徹底的に反対したいと思っている。

 

★参考Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E8%A6%B3%E5%85%89%E7%94%A3%E6%A5%AD%E6%8C%AF%E8%88%88%E8%AD%B0%E5%93%A1%E9%80%A3%E7%9B%9F