ケツが痛くて仕事進まず。

持病となってしまったケツの痛さに堪えられず、椅子に座れる時間が30分限度となってしまった・・・・・・その後は1時間2時間敷きっぱなしの布団に横になって本を読んだりdTVから選んだ映画を見たり、ジョギングしたりと、時間があまりに小刻み過ぎて仕事が進まない。

 

3月末には1万円弱のオフィスチェアを買うつもりだし、再来月にはスタンディングデスクを試しに買って、立って書く姿勢に挑戦しようかと思っている。

今座っているオフィスチェアのバロンも、確か15万円ぐらいで買ったのだが、さすがに10年以上使っていると座面がヘタレてしまったのだが、メッシュというのは耐久性がないと思うので、これから買おうと思ってる人はやめた方がいいかと。

今は椅子の値段がホントに安くなり、種類も豊富になっているいい時代だから、ふかふかの椅子を1万円ぐらいでどんどん買い換えていった方が安く快適に座れるようになっているらしい。

僕が買おうとしているのも楽天市場で見つけた9980円のものだけれども、バロンチェアが15年もたないことを考えると、やはり1万円の椅子を1年間座れればいいやというチョイスをした方がずっといいんじゃないかと。

本棚に昔の小説家の書斎を取材した本があるのだが、やはり皆さんオケツの痛みには苦しんでいたらしく、ある人は虎の毛皮みたいなものを敷いたり、白いムートンを畳んで置いたり、中央部に穴のあいた丸い座布団を重ねたりと、涙ぐましい苦闘の歴史が垣間見えるのである。もっと若い頃は、本棚と机に目が行ったものだが、今じゃ椅子とその上に敷いた座布団類に目が行くようになってしまったのは、我ながらなんだかちょっぴり哀しい。

今も記事を書き込みながら、尻の痛さを思い出しては座り直して、を繰り返しているのだが、これじゃ原稿が進まなくても当たり前。

 

小説家には才能が枯渇して筆を擱くというタイム・リミットがあるらしいが、実は本当のところ、才能の枯渇ではなく尻の痛みじゃあないだろうかと疑うようになっている。

いずれにしても、もう寿命的にもせいぜいがあと10年ぐらいしか書けないと思うけれど、そこへ行くと、西村京太郎氏の場所を選ばない書き方というスタイルを尊敬せざるを得ないな、しかし。

 

若くして肝臓で亡くなった松智洋さんというライトノベルス作家が、「文筆業に捧げる十か条(プロ用)」に於いて、

「小説家なんか、文章を書くことを至上の喜びとするか、他にできることがない人以外は、就くべきではない」

と書いているが、まことにその通り、因果な仕事である。

 

家族がいながら孤独で、常に締切りや病気との闘いに明け暮れ、寿命をすり減らしてゆくのが小説家であるということだが、ここに誰も書き残していない要素として「ケツの痛みの耐えがたさ」に気づいた我が輩は、まあまあ才能には恵まれていたんじゃないの? などと自己満足しながら、毎日臀部の筋肉をいまいちど盛り上げようと懸命の努力をしている自分は、なんてかわいいヤツと思う今日この頃なのである。

ああ・・・・・・ケツ痛え・・・・・・。