■12/14(土) 断酒1138日目 昨日絶好調、今日はやや不調。それでも薬局へ。

■おととい、ドラマ「半沢直樹」の原作である池井戸潤氏の『オレたちバブル入行組』を読み終わった。

面白かった。

面白かったけど、うーん、後半クライマックスに近づく辺りで、筆があらぬ方向に進んでしまったというか、構成が崩れているんじゃないか? とも思ってしまった。

正直、テレビドラマの方が面白かったし、それを成し遂げたのは福澤監督の力量だったのではないかと……

(それに食らべて、版元である文藝春秋のタイトルの付け方のぞんざいさには目を覆う。もしかしたら原作を見て、これは売れないと判断して力が抜けてしまったのでは?? と思うぐらい後半がまとまりなく、話の順序も?だった)

こうしたことについては、巻末で解説を書いている新野剛志氏も疑問を呈していて(乱歩賞の一年後輩に当たるそうである)、

 

「倒産した会社の経理課長を問い詰めるシーンで、半沢は意地悪く執拗にこの男を締め上げていく。これまで緻密に構成されたプロットにより、半沢とともに怒り、はらはらしてきたのに、ここだけ主人公への感情移入を阻まれ立ち止まってしまうのだ」

 

と書いている。

この指摘部分とは違い僕は浅野という支店長の部分に疑問があって、彼の心情や家族のことを入れたならば、浅野に対する怒りがどんどん薄らいでしまうのではと感じたのである。

その他にもいくつかあるのだけれども、どうも新野氏の指摘以前に、どこか構成に迷いがあって、でも解決方法がわからないまま書き進めたか、担当編集者とのやりとりで進路を見失ってしまったか、いずれにせよ後半も後半となると、もしかしたら、

 

「クライマックスへの道程を、きちんと考えていなかったのではないか」

 

という疑問すら湧いてくる。

物語の冒頭から主人公やその仲間、敵に属するグループが火花を散らして闘って、最後はこうなると思い浮かんで書き始めてみたが、実はその最後に到るまでの構成については未定だったのではと思うのである。

無論、キャラクターが勝手に動いてくれる場合があるのだから、必ずしも緻密なプロットを最後まできっちり決めておく必要はさらさら無いのだが、だとしたらキャラクターたちが、神である作者の了解も得ずに、てんでバラバラの行動をとってしまった可能性もある。

すなわち、コントロール不能、である。

 

この辺り本当に難しくて、読者を最後までぐいぐい引っ張っていけるかどうかで、成否が決まってしまうことも珍しくはない。

今後池井戸氏の本を読むことがあったとしたら、文学賞をとった作品だけで十分かなという気がしている。

 

■昨日は珍しく極めて好調で、発作らしきものが寝る前に出て来たものの、終日元気この上なく、ひさしぶりもひさしぶりに執筆に取りかかることができた。

とは言っても、過去の文章やキャラクターたちの会話などを忘れてしまっているので、頭から丹念に読み直して、気になった部分を修正したり、加筆したりしただけで、ページ数に進捗は無かったのだけれども。

しかしそれでも、心から嬉しかった。

 

ところが一転、今日は朝の7時半過ぎに目が覚めてからというもの、ずうっと軽度の疼痛に悩まされ、とりわけ膝が痛くて、これもひさしぶりに階段の上り下りで手すりにつかまらざるを得ない状態だった。

 

それでも、おとといの神経ブロック注射を受けに行った際、出された処方箋を肝臓の主治医の隣りにある薬局にもらいに行かなければならず(処方箋の有効期間は4日。月曜だとぎりぎりになってしまう)、がんばって外出。

クスリはなるべくひとつの薬局にまとめてくださいという市役所からのお願いもあるし(管理しやすいようにということ。バラバラだと書類もその分増えてしまうのだろう)、その薬局の方がリハビリ内科&整形外科の近く(でもないかな)にある薬局よりも気分がいいので(薬剤師だって客商売のはずなのに、なぜかその漢方薬局は出してやると言わんばかりの態度が見え隠れして……女性オーナーのしつけ方が悪いんだろうな。オーナー、漢方薬にはくわしいけど、肝臓にほとんど負担をかけないという「リリカ嬢」についても、毎回毎回「肝臓がぼろぼろになるわよ」「肝不全になるわよ」と脅されて、そのたびに(もしかしたら西洋薬についてはあまり詳しくないんじゃないか。とりわけ年齢的にも新薬についての情報が足りないんじゃないか)と思っていた)、主治医の隣りの薬局に集中させることにしたのである。

 

その後、自転車屋さんに空気入れのパーツを取り寄せてもらいに行き、結局すぐ近くまで来てしまったテラスモールで買い物をして(というより、オンラインで買うと40パーセント引きの品物の手触りを試しに行った)、いつものカフェでコーヒーを飲んで帰ってきたのだが、今日はまあそこそこラッキーなことがあって嬉しかった。

 

どういうことかはまた明日(別に全然大したことじゃないけど)。

朝から腰痛が出ていて、サポーターというのかコルセットに近いようながっしりとした補助器具をつけて過ごしているのだが、なんだかもうちょっと限界になってしまったので……。