■11/2(土) 断酒1096日目 痛み、今日も激し。これはMTS療法というのが本物だから???
■午後3時ごろになって、ようやくひと息つく。
昼の第6回麻酔注射は無事成功したらしく(前回とぜんぜん違う。前回はなんだか、冷たい液体が尾てい骨の辺りから下へ流れてゆく感覚があったから、麻酔液が仙骨裂孔に入らず、外を流れていたのだと、今日打ってみて確信)、帰宅してから飲んだ疼痛緩和薬「リリカ」の効果もあって、午後3時過ぎになると、寝たり起きたりもラクになった。
膝はまだ少し痛いけど、これってホントに関節炎なのかな……レントゲンでは問題なかったんだけど……ここももしかしたら神経痛の火種を引き起こした箇所なのかも知れない。
こうなると本来活動的である我が輩は、おやつを買いにオーケーストアまで。
とって返して団地反対側のクリエイトというドラッグストアまで行って、毎月1個買っているトイレのタンクにぶち込むタイプの洗浄剤と、ハンドソープの詰め替え用100円と、白髪染めを買い(だんだん染まるというサクセスのカラートリートメント、ほんとに染まるかな……なんだか僕の髪は薬液が入りにくいらしくて、パーマ液でもなんでも、美容師さんが苦労するぐらいだし、家で白髪染めをするときも、「5分でオーケー」と書いてあるのを20分近く待って初めて染まるって感じだし……)、この前主治医の先生の処方薬で薬局に足りなかった分を受け取りに行って帰宅。
元気だ。
今イチバン痛いのは、注射を打った部分という、とっても健全な痛み(?)
■それはさておき、昨日驚いた整体院ではなく治療院というのは、「MTS療法」という、カイロプラクティックに詳しい人じゃないと知らない療法。
とにかく常識をくつがえすような手技(でもない……)で、足や腕を伸ばすというか伸ばし方を微調整して腰とかを軽くタッチするだけなのだ……もう何をされているんだかちっともわからないうちに終わってしまって、
「へ? もう終わりですか?」
と思わず聞いてしまったぐらい。
連れて行ってもらった先輩作家のAさんが診察室の片隅に座って笑って見ていたけれども、Aさんが最初20代の時に腰痛を発症して3カ月近く動けなくなった時に、この治療院の師匠に当たる方にたまたま出会って、以来30年……という話を聞いていなかったら、このMTS療法という名前からして、
(うさん臭い)
と思って来院することはなかっただろうと思う。
僕にとってカイロとか整体のイメージとは、どこかを折り曲げたり押したりひねったりという、自分一人では難しい動きを先生にやってもらうものなんだろうというものだったから。
しかし事実、あんなソフトタッチだけで、昨日tujidou駅に戻って来たころから、とてつもなく痛みが出始めて苦しく、食材でも買って帰ろうかと思っていたのに、これ以上ひどくなったら帰れなくなると予感して、もう慌てて自転車に乗って帰宅したことは事実だし、その後も12時まで痛くて痛くて、しかも[実況中継]に書いたように、肩だの胸だの肩甲骨だの、そんなもの運動してないのにどうしてこんなに筋肉痛になるんだという状態に陥ったことも確かなのだ。
脳と脊髄の神経機能を調整するというMTS療法だが、神経の伝達機能を整えないと、脳はさまざまな指令を与えることができなくなり、引いては体はバランスを崩して、自己治癒力が極端に衰えてしまうそうなのだ。
もしこれが本当だとしたら、現在麻酔注射で通っているリハビリの先生が、
「いや、脊柱管狭窄症ではなくて、アルコール性神経障害だね」
と断定して譲らない症状には、まさにぴったり来る療法じゃないのか。
治療院の先生、
「いやこれは体中がバランスを崩していて、これじゃあ免疫力もやろうという気力もみんな衰えているでしょう」
と言っていたが、腰痛だけでなく、体全体の神経機能が回復してくれれば、確かに理想的に違いない。
とにかく、しばらくは黙って言われた通りに通院してみようと思う。
(検索してみたら、こういうサイトがあった。http://mts-2.seesaa.net/
ここに出てくる創始者の浦野喬義(タカヨシ?)先生というのが、先輩のMさんが20代から30年間通った先生なんだろうと思う。Mさんも、
「ほんとに偶然、浦野先生に出会えて良かった」
と言っていた)
30年間通って、腰が良くなってるってことは事実だからなあ……
■腰痛と、膝まではようやく痛みがとれたけれども、こんどは膝から足の甲にかけてが猛烈に痛い。
麻酔注射のせいで、だんだんと神経が伝わっていくのが常だったから、たぶんそうなんだとは思うけど、1回目2回目の注射の時には「リリカ」を服用しなくても大丈夫なぐらいだったのに、前回と今回は、痛み止めを飲まなくちゃとても寝られないぐらいの痛さ。
これは麻酔注射に体が慣れてしまったということなのか、でもいろんなサイトをあたっても当てはまる記事が今のところ見つからない。
もうひとつ可能性があるのは、やはり池袋の治療院の先生による施術。
先輩のAさんが、20代のころ3カ月近く腰痛で動けなくなってしまったときにも、創始者に施術してもらった当日、家に帰ってたらたまらないほど痛くなって、これはどういうことかと電話した覚えがあったそうだから……
明日がどうなるか、そして2回目の施術をしてもらう6日の水曜日はどんな具合になるか、ともかくしばらくは我慢するしかない。
しかし天下の「リリカ」を短時間で3錠ずつ飲んでもこの状態というのは、やはりMTS療法によって、全身の歪みが修復されつつある証拠なのかも……
パンフレットには、
「治療の翌日あたりから、前より悪くなったと感じることがあります。これは萎縮して何年も眠っていた神経が、ふたたび活動し始めた何よりの証しなのです。治療が何回か進んで、神経が完全にもとの状態で働き出せば、不快な症状は自然になくなります」
と書いてあるが、ゴキゴキと骨を鳴らすような整骨の類をやったわけではなく、ひたすらちょこんちょこんと触っただけで、本当に今味わっているような痛みを感じるのは、この療法がまるでデタラメか、あるいは本当に体が治りつつあるかのどちらかだろうと思う。
できれば後者であって欲しいと願う。
今夜も真夜中まで寝られなさそうだ……
■分解掃除していた部品(といっても天板と、外すときに取れてしまう前方の安全用金網を組み立て、今期初めてガスストーブを点けた。
冷え性の僕には、とても暖かい。
■2時半を過ぎて、ようやく耐えられないほどの痛みではなくなってきた。
それでも膝や太腿裏、むこうずねに疼痛の火種は残っているが……
やはりこの発作の時間帯には、「リリカ」を多く服用してもダメだ。痛みが消えることはない。発作の力の方がずっと強い。
やはり今日も就寝3時半だなあ。