✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■10/9(水) 断酒1072日目 ①朝たたき起こされて、終日どんより。

■昨夜12時過ぎ、マリーゴールド・ホテルで会いましょうの途中だったんだけど、かなりの眠気を感じたので、これはまずいとゴミ出し。

Tシャツに短パンで外に出てみると、暑くもなく肌寒くもない、本当に気持ちのいい晩だったので、ゴミを出した後、周辺をぶらぶらと一周。

わずかに吹く夜風に、思わず両手を広げてしまって。

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面白くて、自分に重ね合わせてみると、身に染みることがいっぱいあった。

これは年をとってから観ないと、若い人にはちょっと感覚的に通じない部分があるかも知れない。

 

『人生の特等席』もそうだけど、さまざまな経験をし、ツライこと、楽しいこと、泣きたいことなど紆余曲折を経てきた人間でなければ、セリフがない場面でも、その俳優の心の機微が伝わってくるということはないんじゃないだろうか。

ごく少数の若者の中には、それをくみ取れる感じ取れる人間がいるかも知れないが、それは生来の詩人であり、細やかな情愛を持った、そしてどこか孤独を味わったことのある少数の人間だろう。

あるいは、幼い頃から老人に囲まれ、彼らの行動、考え方などをつぶさに見てきた觀察者としての視点を持っているか。

いずれにせよ、核家族化で、おじいちゃんおばあちゃんと暮らしたことのない若者には、彼らが実際に年をとってからでない限り、

「うーん、まあおもしろかった」

ぐらいで終わってしまうのではと思う。

 

相手がしゃべったときに、なぜ沈黙してしまうのか、反論しないのか。

なぜその場面で笑っていられるのか、なぜもっと自分の感情を相手に伝えないのか、なぜ受け入れることを拒んでさいしょからすべてを拒絶してしまうのか――

それが、年月を積み重ねてきた人たちの「老境」ということなのだが……

 

それにしても、ジジババ向きの映画が増えてきたような気がしますな。

『シェフ!』にしても、引退間際の料理人の話だったし……

 

■どうやら歯磨きを終え、コンタクトを外し、布団を延べて横になってすぐ、落ちてしまったらしい。

朝の8時半にドアのチャイムでたたき起こされた。

なんだかいい夢を見ていたような気がするんだけど……

 

出てみるとお向かいさんと、2階下の行けてる大妙齢菩薩がふたりも。

なにごとかと思ったら、回覧板のこと。

赤い羽根募金だから、いつものようにドアノブにかけるのではなく、相手の顔を見てから回覧板を手渡しする決まりとなっているのだが、そこで問題になったのが、僕の真下に住んでいる人間。

30代半ば?ぐらいの男なのだが、これがまあ、ちょっと頭がおかしいのかと思いかけている人間で、夜の10時~2時ごろにかけて、風呂場で大きな声で歌うのである。

歌うぐらいなら別に気にならないのだが、それはもう歌を通り越した絶叫で、それが周辺に響きわたるのだ。

向かいの棟の住人は、それが始まると窓を閉めるし、僕は僕で、真上にいるせいかも知れないが、どこから声が聞こえるのか確かめようにも、向かいの棟からなのか、逆に裏の棟なのかわからず仕舞いで、2年近く経っていたのだが、やはりというか、下の階の住人だった。

 

この住人は、回覧板をほとんど回さないので、問題になっていたのである。

実際、8月の終わりから今日に到るまで、回覧板がひとつも届いていない。ぜんぶ下の階で止まってしまっているのである。

こっちだって、いくら少額とはいえ町内会費を払っているんだし、付近のイベントだのなんだの、情報を得たいのだがどうしようもなく、これはもう自治会に入っていても意味がないから脱退しようかと思っていた矢先だった。

 

おふたりの大妙齢菩薩女性は、

「4階はもう飛ばして、5階から先にまわすことにしたわ。階段委員さんから棟の委員さんにも伝えてもらうから。4階は下だけじゃなくて、お向かいさんもお年寄りが住んでいるらしいんだけど、ほとんど出てこないし、でもいつの間にか回覧板はまわってるんだけどね。緊急の回覧板とかを4階にまわすと、いつまでたっても戻ってこないから、最後にまわして、階段当番さんが判断して、もう棟委員のところに持って行っちゃおうということになったのよ」

と、寝起きの頭にガーッとまくしたてられ、口をあんぐり状態。

「わかりました」

と答えて、そのまま起きてみたはいいけれど、中途半端な起き方だから、眠くてしかたがない。

 

たぶん階下の住人は、頭がおかしいというより、酒に溺れるタイプらしくて、朝7時半のバスに乗って勤めに出ているのだが、お向かいさんに言わせると、

「朝お会いして回覧板をまわしてくださいと言ったんだけど、なんだかその、二日酔いみたいな感じだから……でもお宅と違ってうちは真上じゃないから、夜中の大声って聞こえないのよ」

ということだった。

(ただ耳が遠いだけだと思っているのだが(^◇^;)。

 

風呂の電気がつくと、決まって夜の大絶叫が始まることを数日前に発見したから(書斎側の窓から首を出して下の風呂場を見てみると、やはりそこが騒音の源であるらしい)、ひと言文句を言いに行こうかと思っていた。

 

去年は、回覧板がまとめていくつか捨てられていた事件が発覚したのだが、それも下の住人が、どんどんたまっていく回覧板を、朝の出勤時に捨てたことは間違いないと思う。

アパートでもマンションでも、ひとりこういうヤツがいると、周囲は大迷惑だということが身に染みてわかった。

(これまで住んだマンションでは、そんな経験はいちどもなかったのだが……)

その後大妙齢菩薩のおふたかたは、どこに行かれるのか、ゆっくりと、手すりにつかっりぎくしゃくしながら下へ下りて行った。

みんな膝悪いからね(-◇ー;)。

 

やはり家賃の安いマンションやアパート、団地なんかには、おかしなヤツが多く住みやすいのかも知れないな……

ってオレもそうじゃないか…… (-ω-;)。

 

■朝、中途半端に起きたせいで、終日なんとなく頭が重かった。

それでも、弁護士さんに提出する書類をすべてまとめ上げて郵便局から郵送手続きをし、過去の作品で絶版になったものを他社で出したいがどうかという連絡を2社にし、こちらもクリア。

(しかし売れないと、気づかないまま絶版となって放置されてしまう((´;ω;`)。

 

明日の検査のために、今日は早く軽めの夕食を摂れというので、ひさしぶりに作ったカボチャの煮物と、ブリの照り焼きの残りで夕食を終え、デザートにカスピ海ヨーグルト

とたんに眠くなって、2時間ばかり朦朧状態。

だめだ……今日は膝も痛くなってきたし、夜の発作も始まって来てしまった……

明日きちんと起きられるのか、ヘタすると一睡もせずに出かけることになるかも知れないと悪い予感。

 

それではこれからしばらく発作に苦しみつつ、なんとか寝る努力をします。

しかし明日は起きてから水も飲んじゃダメということだから、「リリカ」も飲めない……もし痛くなったら、ひたすらガマンするしかないのだ。

イヤだなあ。