✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■10/7(月) 断酒1070日目 ①とってもBEL0Wなお話。食事前の方はご遠慮ください。

■7時半起床。完全な寝不足。

前夜は夕方から痛みの発作が強くなってきて、深夜また寝られなくなっていたのだ。

どうやら「仙骨硬膜外ブロック」の麻酔注射が、効果を失ったらしい。

 

苦しむ間、『人生の特等席』を見る。

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境遇が似たようなもんだから、ちょっと胸に迫った。

まあ娘は浪人生、クリント・イーストウッドの娘は優秀な弁護士だから、ちょっと(かなーり)違うけど。

『ミリオンダラーベイビー』の方がいいっていうレビュアーの方が圧倒的だけど、そりゃそうだろう。

独身で、目が悪いクリント・イーストウッドと、長年打ち解けることができなかった一人娘という設定は、同じような境遇の人間と、そうでない人間とでは、印象がまったく違って来るだろうから。

つまりこの映画は、そういう点で、観客を選ぶ映画なのだと思う。

前途洋々たる若者がこの作品を見ても、胸に響かなくて当然だ。

 

だからこそレビュアーの多くが、最後に近くで投手を見つけるなんてご都合主義だとか、娘が父親にどんな感情を持っているか、もっと深く掘り下げるべきだとか、そうした映画の表現上の、僕に言わせれば些末な部分ばかりをやり玉に挙げている。

 

いや、そんなことはどうでもいいのだ。

黙っていても通じ合う、通じ合おうとする、突き放そうと思っても離れようと思っても離れられない親子関係というのが主眼であって、大リーグのことなどは、二の次三の次なのだ。

別にサッカーでもアイスホッケーでも、舞台はなんでも良かったのだが、アメリカ人は野球が大好きという事実から、興行的には大リーグのスカウトという設定にした方が得策だっただけに過ぎない(映画はまぎれもなくビジネスだから)。

 

確かにふたりの関係や周囲の人間の描き方は薄く、軽いかも知れない。

ご都合主義の場面もあるかも知れない。

しかし繰り返すが、狙いはあくまで父親と娘とにあって、周囲はすべてデコレーションに過ぎないのである。

 

なんてことはまあいいとして、9時前に慌てて眼医者に出発。

 

■くっそー、小雨降ってるぢゃないか! スポット天気予報!

ちょっと遅れ気味なので自転車で飛ばすが、けっこう濡れた。

眼医者に飛び込んでみると、患者は僕が最初のようで、拍子抜け。

まあ、できたばかりだし、皮膚科とか内科、外科と違って、長期にわたって診療を継続する患者って少ないだろうからな。

で、白内障だの緑内障だのとなると、たいていは提携している総合病院などにまわされるだろうし。

 

さっそくコンタクトの試用を開始。

まずは左をはめてから待合室に戻って待機してから検査をし,、度数をはかるがけっこう時間がかかる。

右目も同様。

左の視力が出ないらしく、これまでのハードレンズよりカーブを少々きつめに。それでも0.8ぐらい。

これ以上強くすると、視力はぎりぎり1.0まで行くものの、今度は手元の新聞が読みにくくなる。

ちなみにこれまでのコンタクトは1.2まで出せるようにかなり強めのものだったらしく、だから夕方から夜になると、本が読めなくなっていたのだ……知らなかった……。

 

若いうちはかなり度数の強いものを入れても、手元もちゃんと見えるが、年を取るとそうは行かないらしい。

つまり遠くを見ることを優先するか、手元を見ることを優先するかの二者択一しかないそうなのだ。

で、その中間を取ったものに決めることに。

両眼にコンタクトを入れて度数をいろいろ切り替えてみても、視力は1.0。

ここまで来るのに右目も同様の検査をしたから2時間もかかった (-ω-;)。

どんどん患者があらわれる一方、検査技師の大妙齢菩薩は2人しかいないから、待ち時間もどんどん増えていったし……。

 

で、最後に真っ黒に日焼けした、あきらかにゴルフ焼けかサーフィン焼けだと思われる先生(海まで至近なので、間違いなく後者かと)のカクニン検査を受けて、

「これで行こう」

とお墨付きを得る。

これまでメニコンか、たまにボシュロムを使っていたけれども、今回は別のメーカーですと言われたままで、1階の薬局が取り寄せしてからじゃないとわからない。

でも、心配していた「メーカーによって材質が違ったりするから、柔らかい硬いも!微妙に違って来る」という懸念はなくなった。

目には装着したしないがわからないぐらいに合っているし。

コンタクトの上からかける老眼鏡を持って行ったところ、2年前に作ったものでいいでしょうとのことだった。

さすがは品質の「パリ・ミキ~♪」。

しかしコンタクト、テスターとはいえ新品だったから、視界がとてもクリアだった……この職業を続けていく上でもっとも重要なものなのだけれど、貧乏だったから、無くさない限り買えなかったんだよなあ……

 

ここまでで11時少し前。薬局にも寄らず、まずは近くにあるリハビリ&内科まで。

 

■眼医者の入っているビルを出た途端、

くわ~

すんごい太陽の光。

小雨はどこに行った、今日は夏か。

 

今日は珍しく順番待ち(ふだんはいつ行ってもいちばん(-◇ー;)で入れる)で、3番目。

でもすぐに診察室に通された小生は、開口一番、

「先生! 劇的に効きました!」

と叫んでいた。

先生も喜ぶだろうと思いきや、

「あれ。効いた。注射、もしかしたら失敗しちゃったかと思ってたからねえ」

……をい。

(どうも先生は“静かな人”ではなく、かなーりシニカルな性格じゃないかと思い始めた)

 

早速ズボンを下ろし、診療台でうつ伏せになって、お腹にクッションを4~5枚畳んだもので尻を突き出し、パンツもお尻の割れ目が半分見えるぐらいにずりおろす……。

誰にも見せられん。

先週の月曜に初めて注射を打ったときには、ほとんどまったく痛みがなかったのに、今回はちょっと痛い。

とは言ってもウッとかアッとか叫ぶほどじゃないんだけど。

 

あっという間に終わって、二、三言葉を交わしてただちに自転車にまたがったところ、これは前回とは違って、腰が重く感じる。

なんだか麻酔、すっごく効いてる……

そう言えば、自転車を漕いでいても、お尻とか股関節とかの感覚がほとんどない。太腿には感覚があるし、腰から上にもあるから、なんだかバランスがおかしい感じ。

 

そのまま、まずは眼医者のビルの下にある薬局に寄って、ドライアイ用の目薬をもらい、コンタクトの取り寄せを手配してもらい、さらには市役所に提出する書類を送ってくれるよう依頼する。

 

そのまま真っ直ぐ北に向かい、漢方薬局で「茵蔯五苓散(インチンゴレイサン)」を。

 

踵(キビス)を返して南下。西友にて食材を買うために駐輪場に自転車を停め、自転車を降りようと足を大きく上げておろしたところで、事件発生。

……失禁、してしまったのだ……( ̄Д ̄;;

前日寝る前には「プルセニド」(大腸に作用する便秘薬)を飲み、今朝は朝食後に「アミティーザ」(小腸に作用)を服用したのだが、便意を催すこともなかったので(飲んだら即効く類の便秘薬ではない)、そのまま眼医者へと向かったのだが、腰の部分が麻酔で麻痺してしまったため、肛門括約筋も完全に麻痺してしまったのに違いない。

つまり、垂れ流しの状態になっていたわけだ。

(わけだじゃねーよ!(T_T))。

けっこう量も■■て、ジーパンの外にまで■れ出たような気がする。

とにかく、「■らした」という感覚すらないのだが、数秒後には、■■特有の悪臭が立ち上ってきて

(これは……まずい)

という状況がようやく把握できた。

 

そのままもういちど自転車に飛び乗り、大急ぎで帰宅したのだが、階段を上るとき

 に悪臭がふたたび襲って来た。

部屋に入ってすぐさま洗濯機の汚れ物を取り出して廊下にほん投げ、リビングに脱ぎ捨てた半ズボンを持ち、トイレに入って悪戦苦闘。

ジーパンを脱ぎ、ジーパンの下に履いていった半ズボンを脱ぎ(電気治療のとき、ジーパンだと膝が出しにくいので、ジーパンを脱いでしまうために二重に履いていった)、ティッシュで■■を拭き、最後にパンツを脱いでから、お尻をトイレシャワーでキレイに洗い流してから、汚れ物(最強の汚れ物だ……)を洗濯槽に放り込み、通常の倍以上の洗濯石鹸を入れて洗濯機を回す。

 

手を除菌ハンドソープでしつこいほど洗い、パンツ無しで直履きしていた新しい半ズボンを履いたまま寝室のおばあちゃんのタンスから新品のパンツを取り出して、洗濯機前に戻り、お風呂場に入ってシャワーで徹底的に洗い流す。

なにしろ麻酔注射をしたその日はお風呂現金と言い渡されているので、注射跡に貼ったガーゼを濡らすわけには行かず、これまた人には見せられないような半裸のボーズで洗い続ける。

ボディソープも大量に使って、,なんとかキレイになったけれども、この半裸のヨガ、どう考えても狂ってる(-◇ー;)。

 

で、とりあえずひと息つこうとリビング(というか居間か……)の畳みで横になり、洗濯が終わった合図のブザーが鳴ってから、ジーパンとパンツと半ズボンを干し、やれやれこれで落ち着いたと、剥がしてしまった膝と腰の湿布を貼ろうと座って足を曲げているうちに……第二次失禁……。

 

11時半ごろ麻酔注射をしたのだが、家に戻ったのが1時。

まだ麻酔が効いている真っ最中なのだ……

ちなみに、お尻とかぺ■スとかを手で触ってみても、まったく感触がない……。

 

またトイレとシャワー室に向かいながら、ふと、先生が口にした、

「もしかしたら失敗しちゃったかと思ってた」

という言葉がよみがえる。

もしかすると今回の方が失敗で、麻酔針を深く差し込み過ぎて、硬膜の中に麻酔薬を打っちゃったとか……(゜◇゜)

その場合どうなるかわからんが、最悪の場合は一生イ■ポになっちゃうのか!

と、我が輩の灰色の脳細胞は、すでにウ■コからイ■ポへと関心が移っていた……なんという世俗的人間なんだ我が輩は……

 

その後、2時半ごろになって、ようやく腰に感覚が戻ってきた。

3時を過ぎるとふつうに歩けるようになったが、時々物につまずいて、悪態をつく。

昨日のクリント・イーストウッドと同じか、わしゃ。

しかし麻酔がほぼ完全に切れた5時ごろになると、それまではまだ感じていた膝や向こうずねなどの痛みが雲散霧消していることに気がつく。

麻酔が下肢へと少しずつ伝わっていくのだと思う。

 

というわけで、極めて尾籠(ビロウ)な話ですみませんでした……m(´・ω・`)m