■10/2(水) 断酒1065日目 ①友ある者は、敗残者ではない。
■昨夜は痛みの発作、ほぼ出ず!
明け方少し左の足首あたりが痙攣して痛がゆく気持ち悪かったが、それだけ。
どうやらあの後少し調べて見たら、「いつまで効果があるのか」については医師もブログの作者も鍼灸師も混乱した表現が使われているようで、要は、
「麻酔は数時間で切れる」
「しかし、交感神経の興奮をやわらげ、痛みを起こす神経周囲および関節の炎症を静め、痛みの伝わりをおさえ、血流を改善する、などの作用により、強い痛みをおさえることができる」
ということで、麻酔そのものが切れても、この好循環が起きるから、効果が持続するということのようだ。
けれど、1回の神経ブロック注射での効果には限度があるのも事実なようで、この好循環を繰り返すことによって、治癒をめざすということらしい。
事実、ちょっと驚いたことに、足の甲はまだ腫れ上がっているけれども、なんだか
「足が痩せた?」
と一瞬思ったぐらい、足のスネからふくらはぎにかけてが、ほっそりとしているのだ。
これは確かに、何度も注射することによって、好転が期待できるかも知れない。
ただ、2回目3回目あたりまでは、また炎症や痛みが一定程度元に戻って苦しむことがあるだろうとは覚悟している。
つまりは、「三歩進んで二歩下がる」という感じじゃないのかなと。
ともかくも、仕事をする上で最大の障害のひとつである痛みについて、希望が見え始めたのが嬉しい。
(もうひとつの障害は、肝臓の悪化でなにをするにもだるくて、椅子にも座っていられないことであるが、これはなんとか克服したというか、今のところは回復した状態を維持している)
■夕方までまったく疼痛が出なくて、体調がよかった。
ほんとに痛みというのは、人間の生活力まで奪ってしまう。
5時半ごろになって、風呂から上がって湿布を貼り直していると、温湿布がぐわっと効いたせいなのか、やや疼痛?の予感が。
早めに「リリカ」を飲んでおく。
今日も発作は出るだろうが、きっと昨日と同様比較的軽くて、なおかつ長時間のような気がする。
このまま疼痛がおさまって行ってくれそうなら、どうしても創作上必要なDVDをのぞいて、しばらくDVDの数を半減させたいと思う。
これまでは、とにかく痛くて寝られず、けれども漫然とテレビを観るのもイヤで(ただしお笑い番組だけは気がまぎれた)、旧作DVDをかなり借りて来たけれども、その時間、資料の読み込みや、仕事とは関係のない読書に時間をふり向けたいのだ。
じゃないと、頭がどんどん受け身になってしまうから。
■痛みが少ないおかげで、ひさしぶりに食欲が出た。
ご飯粒など食べたくもなかったのだが、冷凍しておいた発芽玄米を(ご飯茶碗の半分ずつに小分けしてある)チンして、明太子と時鮭とインスタントだけど味噌汁だ食す。
あとはコッコさんスープの最後の残りと、ごま豆腐。
これまではシャーベット一歩手前の状態にしたアミノレバンだけ飲んで誤魔化していたことも少なくなかったから、ほんとに嬉しい。
しかし家事はいまひとつ。
明日はchigasakiのスポット天気予報ではずっと晴れマークになっているから、選択の大半をやってしまわなければ。
それから主治医のところへ、そろぞすクスリが無くなって来たので。
さらにはついでに書類をいくつか。
なんだか細かい仕事だけれども、やらなくちゃいけないことばかりで、ちょっと忙しい。
今日は特筆すべきことは特に見当たらず。
なんだか睡魔に襲われているのだが、痛みを忘れたら、疲れが出て来ちゃってるのかな。交感神経がおさまって、副交感神経優位になっているとか。
とにかく、痛みがないのは極楽極楽。
■9時前あたりから疼痛が来た。
やはり発作がなくなったわけではなく、軽くなっただけ。
ただし、軽くなった分、足の中の方がかゆいという感じ。痛いのもツライが、痛がゆいのもツライ。
「リリカ」を1錠追加服用。
いま、『素晴らしき哉、人生!』を観ている最中。
昔の映画でも、名作ともなると、展開が早くてちっとも飽きない。
それに、なんといっても僕たちが忘れてしまった優しさに満ちている。
人生を肯定的に考えられる時代は素晴らしい。
今の子供たちは、人生って素晴らしいと思えるだろうか。まだ見ぬ孫は素晴らしい人生を送れるだろうか。
それにしてもジェームズ・スチュワートっていいなあ。
実際の人生でも、とても優しい人であったらしい。
いま、ティッシュの用意を忘れたので、書斎まで取りに来たところ。
(;^ω^)
■あー、泣いた。やっぱり泣いた。泣かせよう泣かせようとする映画には、徹底抗戦を叫ぶのが常であるが、鼻のかみすぎで、鼻の下が痛い。
――友ある者は敗残者ではない。翼をありがとう。クラレンス――
さて、ゴミ出しをして寝るとするか。