✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■10/1(火) ②そう言えば伊能忠敬は、55歳で測量の旅に出たんだった。

■プラスチックのゴミ出しに1階の集積所まで。

膝に軋(キシ)みはあるものの、痛みは一切ない。麻酔がまだきいている。

ということは、注射を受けてちょうど7時間、効力が続いているということだ。

奥先生は数時間じゃ効果は切れないと言っていたが、これは上里内科のホームページの記述とは違っている。

 

↓ 僕が今回受けたのは、どうやら下の「仙骨(センコツ)硬膜外ブロック」というやつらしい。半ケツ状態で尻を突き出していた格好は、まさにこれ(-◇ー;)。

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ある医療法人のペインクリニックの説明によると、

「仙骨硬膜外ブロックは、硬膜外ブロックの中でも少し特殊です。仙骨というお尻の骨の最下部に硬膜外腔につながった穴があります。そこから薬を注入すればお尻から足の先までの効果的な硬膜外ブロックとなります。比較的安全にでき合併症も殆ど起らない硬膜外ブロックです」

とあった。

そうか。硬膜外ブロックの中でも安全で、広範囲に効果がおよぶのか。

別の患者さんのサイトによると「激痛!」と書いてあったけど、僕の場合は無痛に近かったし、これは奥先生の腕がいいからとしか考えられない。

でもそれはたまたまだった可能性があるから、やはり専門のペインクリニックに行った方がいいと思う。

 

それと、その人のサイトには、効果が2カ月ぐらい続いたとあるから、ほんとに人によって雲泥の差なのかな……よくわからない。

 

■夜も12時をまわってしまった。

別ジャンルを書くというのは、ジャンルにこだわらず、いろんなものを書いて行きたいということ。

今のジャンル+別のジャンルなんてレベルを目指してはいない(もちろん、その過程をいちどは通るわけだが)。

恋愛小説、ファンタジー、時代小説、歴史小説、ミステリー、それぞれに小品ながらアイデアがあって、もう15年も前からノートだのカードだのに書きためてあるのだ。

(さすがに古い時代のものは、ういちど見直しが必要だけど)

それらは奇しくも敬愛するブラッドベリがやっていた方法で、思いつきの単語を書き留めておくというもの。

僕の場合はそれにプラスして、仮タイトルや主人公や、その他発展しそうなものもついでに展開させるようにしている。

これが、とにかく溜まっていて、でも日々の生活、子供たちの生活があって、書けなかったのだ。

もちろん、書いたとしても、それらが成功するとは限らない。

しかしチャレンジをしないで死んでゆくのだけはまっぴらご免という気持ちだった。

しかしこのままでは、そうなるかも知れないというのが、僕の仕事と同時に人生に対する焦りだった。

それが今、情けない状態ながらも実現しようとしている。

それをこつこつと、今は焦らずにこなしていけばいいんじゃないかと、気持ちが落ち着きつつある。

 

万々が一、それらの作品のひとつがヒットして、増刷増刷となったならば、その時は一気に生活保護費というのは名目、実は市役所が無利子で立て替えたお金を、一気に返せばいいじゃないかと。

ダメだったら、このまま細々とした生活をして朽ちていけばいいし、それでもチャレンジをしないよりはマシだ。

 

50歳で家督を長男に譲り、55歳で東日本の国土の測量の旅に出た伊能忠敬と、まさに年齢的にはピタリじゃないか!

 

東日本の測量には3年を要し、その精緻な地図を将軍の前で披露した忠敬には、西日本も測量せよとの幕命が下る。すべての測量を終えたとき、忠敬はなんと70歳

しかし僕は、これを道徳の教科書かなんかで読んだのだが、「へえ~。すごいなあ」で終わらせたくはない。

もしかしたら忠敬だって、15年にわたる測量の途中で病死していてもおかしくはなかったのだ。

ただ忠敬は、ひたすら天文学のための測量に全人生を賭けたのだ。たとえ旅の途次で露と消えようとも、それはそれで仕方のないことと達観していたのではないだろうか。

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もちろん僕は、伊能忠敬のような偉大な人物とは比べものにもならない。しかし、自分がこの世に生を受けたときから背負っている運命(僕は運命論者ではないが、背負ったものはあると思っている)や好奇心に対して、素直に生きたいのだ。

貧乏で、子供にも友人にも周囲のありとあらゆる人間に迷惑をかけて来たけれども、本当に首をくくるしかないと思った時に、誰かが不意に現れて救いの手を差し伸べてくれたのは、運命に逆らわずに生きていることに対する、神さま――運命を与える存在――の助けではなかったかとすら思う。

 

だからこの道を進むしか、もうないのだ。

突き詰めて、失敗しようが成功しようが(金銭的な失敗とか成功という意味だけではない)、やるだけやって、虫の息で笑う、あるいはパルツビールでも飲むかわからないが、最後の最後に安堵して死ねるのではないかと思う。

 

うん。明日伊能忠敬の画像をプリントアウトして、パソコンの画面の後ろに貼ろうσ(^◇^;)。

伊能忠敬。享年73歳」か……

 

しかし眠くならないなあ……

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