■8/12(月) ②早く漢方薬が欲しいなあ。
■体調が悪くて横になったり、それでもやらなければならない家事をやったりしていると、どうしても執筆のスタートが3時とか4時とかになってしまう。
もちろん毎月のように新作を上梓している先輩作家さんでさえ、
「1日4時間集中したら、限度。ろれつがまわらないほど疲れる」
とブログで書いているように、3時間ていどが適当だろうから、それでもいいんだけど。
ただ僕の場合、明日は漢方薬局の予約があり、あさっては友人と「ローン・レンジャー」鑑賞の再チャレンジがあるし、明明後日は主治医のところに行かなくちゃならないから、毎日コンスタントに3時間書けないところがツライのだが。
しかしまあ、医者の時間も含めて自分の休養日という考え方をしてしまえば、2週間に1回診療所に通うとして、14日のうち3日休むという感じになるから、そうさぼってはいないことになるだろう。
以前は筆の進み具合がいいと、つい5時間でも6時間でも書き進んでいたのだが、翌日必ず反動が来て書けなくなる。
それはイヤになってさぼるということではなくて、そこまでやってしまうと、脳がエネルギーを取り戻す時間が1日寝ただけでは足りないということなんだろう。
無理せずコンスタントに。
大作家と言われる人たちは、一見無頼派と見られていても(当人もそれを意識しているのだろうが)、実は明け方起きてからとか、酒が入って帰宅しても仮眠をしてアルコールを抜いてから書き始めたりとか、けっこうストイックで、淡々とした生活を送っている物のようだ。
藤沢周平さんが、「ごく普通の生活」を求めて、派手なことなどまるでせずに、ごくふつうの二階建ての家の二階にある書斎で、ごくふつうに食事をとったり散歩をしたりしながら、ごくふつうに書き続けていたため、有名になるまでは、まさか作家だったとはと近所の人がびっくりするような穏やかな暮らしをしていたようだ。
寿命が見えて来た僕は、なおさら普通で穏やかな暮らしをしたいと思うし、それが今やいちばんのゼイタクのような気がしている。
■情けなや。
今日はなんと1ページちょっとしか進んでいない。
夜もやろうかと思っていたのだが、嗚呼、今日はボクシングぢゃないか。
ゴルフもテニスも陸上も、ほとんど興味のない小生が、唯一時間を空けて観るのがボクシングなどの武道系。
うーん。
だめだこりゃ (-ω-;)。
■ボクシングを観ていたら、あっという間にKOで終わってしまって、なんだかその後爆睡。
処方薬と、イヴも飲んで。
ところが目が覚めた瞬間、足の腫れをはっきりと意識。
意識したとたん、痛みが伝わってきて、苦しむ。
もしかしたらもうイヴが効かなくなってきてるんじゃないかという焦り。
やはり今日、薬局に電話をして、予約をとってよかった。
しかし高いクスリで、半月分で7000円ぐらいするから、できれば主治医のところで出してもらいたい。
どうも薬局の人の話では、主治医の先生が痛み止めとして出した「芍薬甘草湯」は、肝臓による浮腫がある場合には逆に良くないという。
それを聞いてちょっと愕然。
実はあまり効かないから、故意にではなく、忘れて飲まなかったのだが(もしかしたら本能的に拒否していたとか!?)、やはり西洋医学メインの先生だから、漢方薬については門外漢なのだろう。
機嫌を損ねずして「茵蔯五苓散」を処方してくれるといいのだが……漢方薬局の人は、
「いい選択だと思いますよ」
と言ってくれたことだし。
場合によってはやはり大病院に変えたみたらどうですかと、そこで徳州会の話が出て来たのだが、10年ほど前金を稼ぐために、『徳州新聞』で4カ月ばかり記者として働いていたこともあるので、徳田虎雄氏の人間性や情熱は別として、その取り巻きであるとか、玉石混交の病院の先生の実態であるとかを知っているから、どうにも気が進まないのだ。
それはともかく、木曜日、主治医の野村先生に、
「折り入ってお願いがあります」
と、漢方のサイトのプリントアウトを見せてみようと思うのだが。ストレートに。
駄目なら駄目で、通販で買うしかないんだけど、もうお金無いのに痛い金額だよなあ……最低でも1カ月半は飲み続けないといけないみたいだし……
困った君はまだまだ続く。
■やはりこれだけ体調が悪いのだから、明日の銭湯はやめにしておこう。
熱い風呂は良くないと聞いているから。
残念だけど。
■そうか……イヴを飲んでほどなく眠りに落ちちゃったから、クスリが消化されず、あるいは全身に行き渡らなかったのかも知れない。
少しだけラクになった。
まったく、好調の時間帯にようやく執筆してるって感じだなあ……