✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■7/22(月) 断酒994日目 ①朝からわずらわしいことばかり  ヽ(*`Д´)ノ

■6時に目が覚めたが、昨日途中までにしようと思っていたDVD『デザート・フラワー』があまりにも衝撃だったので、つい最後まで観てしまった……就寝2時半。

しかしコーランをねじ曲げて解釈した悪習が続いており、今でもアフリカ全体では年間200万人もの少女が、貞淑を強要され、その証しとして不潔な環境下で女性器を切除されている現実……。

 

■トイレに行ったら、妙にお腹が空いているのを意識し、どうしようかと思ったけど、カスピ海ヨーグルトを食べてしまった。

それがいけなかったらしく、二度寝して起きたら9時半……

朝飯を食べないと肝臓の飢餓状態が続いてしまうから、急いでアミノレバンを飲む。

 

それから、セカンド・オピニオンを聞きに行こうと思っている病院が、fujisawa市のリストに入っているかどうか(このリストに入っていないと、全額自費負担になってしまうので、事実上診療を受けられない)市役所の生活保護担当者に電話をして確認してみると、ふたりいるうちの、杓子定規の人間の方につながってしまって、内心しまったと思ったが、後の祭り。

 

この担当者は、僕が肝性脳症でふらふら、思考力もまだおかしい状況のときに、

「引越しは簡単にできるでしょう。引っ越し代はこちらが出すわけですから。段ボールに荷物を詰めるだけでしょう。だから今日家賃を払いに行ったら、すぐに退去しますと言ってください。家賃が来月分までかかってしまうのかどうかなど、状況が知りたいので」

と、すぐさま引っ越ししろと強要してきた人物。

 

簡単じゃないよ。

寝起きするにも、うめき声を上げながら四つん這いになって立ち上がる感じで、食べる物がないから仕方なくスーパーに行っても、それだけで帰宅して2時間は横にならないと疲れがひどくて動けないから。

そんな話をしたはずなのに、

「すぐにでも引越してください」

と。

それを相談した主治医の先生は、

「この微妙な時期になにを無理なことを言ってるんだ! オレが電話してやるよ」

と怒っていたけれども。

 

その後もうひとりの担当者と話すようになったのだが、そちらの人はベテランというか、きちんとこちらの状態をくんでくれて、

「すぐにでも引越せと言われたんですが、ムリなんです」

と電話で訴えたところ、

「いや。とにかく今は病気を治すことが先決ですから。これから先生の意見を聞き、いま貴方の希望を聞いたのですから、うちが許可できる範囲内かどうかで決まっていくものですから」

と、最初の担当者とはまったく違う答えだった。

その後、最初の担当者から一切連絡はなくなったので、たぶん後者が注意したんだと思う。

これだけ病気がひどいのに、半強制的に引っ越しをさせて具合でも悪くなれば、責任問題になることは必至なのだから。

どうも前者はこの前まで水道課にいたと自分で話していた通り、異動で新しい職場に来て、まだ右も左もわからず、生活保護費削減の方向で国が動いているから(これもアベノミクスですな)、おそらく上司から生活保護を受けている人間には厳しく当たるようにと指導を受けていて、その通り厳格にやっているに違いないとにらんでいる。

 

で、そのちょっと人間味に欠ける人間が電話口に出てしまったので、案の定、

「セカンド・オピニオンは保険が利かないんじゃないですか?」

と言い出し、なにも知らなかった僕は、

「は……そうなんですか?」

「以前にセカンド・オピニオンを機器に行った生活保護者が、自費で負担したらしいんですが、かなり高額になったそうですよ」

「はあ。でも、実際に診察を受けて、検査だとか治療だとかを受ければ、保険の対象となるんじゃないですか? セカンド・オピニオンだけ聞きに行くという形ではなく」

と食い下がると、

「じゃあ電話して聞いてみてくださいよ」

「え。僕がするんですか?」

「そうです。で、その結果保険が利くとなったらまた連絡してください。その病院にチケットを出さなければならないので」

ということになり、さっそく肝臓の専門外来のある病院へ電話をかけると、地元ではあまり評判のよくないその大病院、受付の女性の対応は、これまでの人生でいちばん優しくて親切なオペレーターという感じで、助かった。

評判が悪いから、いろいろなところで改革を進めている可能性があるな。

質問すると、即座に答えが返ってきて、

「こちらではセカンド・オピニオンの専門外来というのはないんですね。すべて該当する専門外来で、診察を受けながら、その中でセカンド・オピニオンの時間をたっぷり取るような形になるんです。ですから保険は利きますよ」

と言ってくれたのだ。

親切な上、詳しくて、頭もいい女性だとすぐにわかった。

 

昔から不思議に思うのだが、男性の大半が「平均的能力」の持ち主が多くて、どこを切っても金太郎的なイメージがあるし、突出した才能を示す人間となると、今度はどこか人情味に欠けることが往々にしてあるような気がするのだが、女性の場合は大半が「平均以下の能力」の持ち主というか、たとえ能力があっても、この男尊女卑の日本では、いくらがんばってもムダとばかりに捨て鉢になっている可能性もあるのだが、逆にこのオペレーターとか、会社の切り盛りをしているようなスーパーウーマンが存在するのである。

これは友人の女性もほとんど同意してくれたことだが、男性よりも女性の方が、「できるできないの差」がとても大きく、しかも素晴らしいことに、そういう能力のある女性の多くが、人に親切で、笑顔を絶やさず、いつ寝てるんですか、と聞きたくなるような働きぶりなのだという。

 

男だったら、少し仕事が立て込んで、その上トラブルが発生したりすると、急に余裕がなくなってイライラして癇癪を爆発させるというイメージがあるのに、女性の場合は、その時できる範囲内で淡々と手を打ち、その間に次の手をうち、最終的な解決策はなにかと考えながら冷静に動くというのである。

同じ女性から見ても、いつ寝てるんですか。いつ家族のために食事を作ってるんですか。よくヨガ教室だのスイミングだのに通う時間がありますね。よくパニック状態になってヒステリーを起こしませんねと、不思議に思うというのだ。

僕もそういうスーパーウーマンに、なんどか出会ったことがあるが、そういう人と結婚していればあるいは幸せになれたのかなあという気がしないでもない(たぶんそういう女性に結婚を申し込んでも、飲んだくれの編集者じゃ相手にされなかったろうが)

 

■話が脱線した。

オペレーターの女性、すぐさま、

「先生は今日外科手術があるので(ここで消化器外科の先生であることがわかった。僕の主治医は消化器内科)、今日はだめなんですね。先生が診察なさるのは月曜と土曜だけなので、土曜日の……しばらくお待ちください(1分後)……今度の土曜日の午後2時にはこちらに来られますか」

と、その場ですぐさま予約をしてくれて、一件落着。

これで懸案の疑問点を聞けると喜んで(主治医の先生は命の恩人だし、人間的にもとても良い人なんだけど、看護士さんいわく慌て者で、しかも「よし! この病気だ!」と何秒もたたないうちに診療方針を決めたり、処方薬を決めたりするから、ハズレじゃないの? と思うこともある……(-◇ー;)、市役所に電話をかけ直してみると、ハイ、また感情のない声で、

「よかったじゃないですか」

と言いつつも、

「でも困るんですよね。同じような検査や治療を受けるとなると、それは二重に診療を受けるということになりますから。どちらかひとつにして欲しいんですよね」

「いや、二重に受けるつもりはありません。ただ、じゃあ他の病院に実際に行ってみて、良くないと判断したら、また闇雲に次の病院に移ってということになりませんか?」

「そうですね」

「しかしそんなこと、ちょっと命にかかわることなんですから、そんなことは事実上できないですよ」

「そう言われましてもですね。こちらは診療費のすべてを出すわけですから、二重に経費がかかるというのは許されないんです」

の一点張り。

しばらく押し問答をした後、ちょっとキレかかった僕が、

「じゃあ最初の電話の時に、そう言ってくださればよかったじゃないですか」

「いえ。今お話しているのは一般的な注意事項として、頭に入れておいていただきたいものを……」

「いや、二重に病院にかかることなんかしませんよ。もし治療方針がほとんど変わらないのであれば、今まで通り歩いて行ける距離にある主治医の先生のところがラクだし、電車とバスを乗り継いで行かなければならない病院に通ってたら、いざなにかあったとき怖いし、第一体には相当な負担となるんです」

「いえ。こちらとしては……」

とラチが明きそうにないので、

「じゃいいですよ。最初に言ってくれれば、予約なんかしませんでしたよ。今電話したばかりですから、これからキャンセルします」

と少し強い口調で言ったら、

「いや、必ずしもダメということではなく……」

「いやもういいですよ。断りますよ」

と携帯をぶち切ろうと思って耳から離したら、なにかぶつぶつ言っている。

もういちど携帯を耳に当ててみると、

「……で大丈夫なんですか?」

と向こうの口調まで変わっている。

今日にも引っ越しの通知をしろと言った時と同じだ。

「大丈夫かどうかわからないから、セカンド・オピニオンを聞きに行きたいと言ったんでしょう」

「わかりました。では今回だけ」

と急に認める発言が。

 

弱い相手には強く出るけど、相手が強いとなると、急におどおどした感じになるのは、去年の9月だけ、緊急で生活保護を受けたときの担当者と同じ。

とりわけ役人とか、親方日の丸的体質の会社にこのような人間が多い。

これはちょっと、今後のこともあるから、hiratuka近辺にあるらしいNPO法人に電話をして、相談に乗ってもらおうかと思う。

(その団体、名前はわからないのだが、今年になって、生活保護受給者の保護費を、担当者の一存で支給しなくなってから3カ月だったかがたち、当人は病気が悪化したことをそのNPOが耳にして、hiratuka 市に掛け合ったところ、すぐさま上司が飛んで出て来て、テレビカメラの前で、「あってばならないことが……」と謝罪したということについては、以前ここで書いたが、その時のNPOを探そうかと思っている)

 

そんなこんなで、結局朝食はアミノレバン製剤だけ。

昼になって、ほうれん草のナムルと目玉焼き2個、ふたたびアミノレバンとアンモニアの吸収をさまたげるというラクツロース などのいつもの処方薬を飲んでみたところ。

その後疲れて横になり、1時間ほど動けず。