✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

断酒832日目(130210)

断酒832日目。

深夜2時半。

ふと本業とは関係のない文章が浮かび、覚醒。起床。

パソコンを立ち上げ、「思いつき用」のフォルダを開く。

そういえば昔、カード型データベースというのを使っていたが、あれは存外と便利だったなとふと思い出す。

本業は半分収入のためというところがあるが、そうしたものから切り離された思いは、一種生き返りのための儀式のような気がする。

 

 

昨夜は風呂に入って体を温めたら、8割方元気になった。

さて寝ようかと思った矢先、娘から電話。

 

「棚の話ばかりしてごめんね。お父さん、体はどうなの」

 

もうこれだけでいい。

闇はすべて吹き飛んだ。

 

四方からじわじわと押し寄せて来る闇は、いつも押し入れの中や本棚の陰、机の下などに潜んでいて、ふと人の心が弱まったと感ずるや、薄墨を垂らしたように少しずつ広がり始め、はっと気がつくと濃墨(こずみ)に囲まれて身動きがとれなくなっている。

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そこにわずかな光が見えれば、人は戦える。

もういちど槍を握りしめ、洞窟の出入り口の向こうに見える光に向かって進むことができる。

 

灯と火と陽と光。

 

4時。

思いついた二種類の文章を刻み終え、ふたたび混濁の世界へと帰らなければ。

目が覚めた時、光の側にいますように。